小公女 (新潮文庫)

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本棚登録 : 246
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102214015

感想・レビュー・書評

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  • "秘密の花園"などでも知られるアメリカの小説家、Frances Hodgson Burnettが1888年に発表した児童文学作品です。ある年齢以上の人は、1985年に放送されたアニメ"ハウス世界名作劇場 小公女セーラ"の印象が強いかもしれないですね。私もアニメを観ていましたし、原作、アニメともに大好きな作品です。児童文学とは言いながら、大人になってしまった今でも色々な物事に対するサアラの考え方は見習いたいですね。そして、ミンチン先生みたいにはならないように注意しないと。

  • 子供の頃大好きだったが、今読んでも示唆に富んでいると感じる。「公女様になったつもり」ごっこには考えさせられた。正しい誇りは人を美しくするし想像力は最良の友。


  • 大好きな本♪
    サアラは本当に素敵☆お金持ちで恵まれた子サアラ。だからこそ、人にもやさしく出来るの??
    でも同じような環境の子でも違いが出るのはどうして?
    それこそが賢さなのかもしれないわ。
    そして何よりも、どんなに辛く苦しい境遇に陥っても、常に誇り高く公女の様な心を持ち続ける。
    ・・これは強さ。皆が自然と公女様と呼んでしまう。

    例えボロを纏っていたとしてもハッと目を覚まさせる何かがある。
    「わたくしは ほかのものにはなるまいと思っていました」

    強く、優しく、美しい・・この言葉が浮かびました。

  • 女学校の寄宿舎に入った七歳の愛くるしいサアラは幸福だった。
    それが父のクルウ大尉の突然の死から悲しい出来事ばかり続いて起こる。
    だが彼女は、どんなに辛く悲しい目にあっても誇りを失わずに、明るく強く生きていく。


    新潮文庫の伊藤整さんの訳では、主人公の少女の名前はサアラ・クルウと表記されていますが、僕にとってこの少女はセーラ・クルーです。
    85年に放送された「小公女セーラ」のアニメが非常に印象に残っているからです。

    小説では、サアラをいびるのはミンチン先生が主で、学友たちはそれほど直接的ないじめはしてこないのですが、アニメでは当時、社会問題になっていた「いじめ」を意識したのか、ラヴィニアあたりにずいぶんといびられていたように記憶しています。

    まあそんなことはさておき。

    サアラは気高く誇り高い少女です。
    小間使いの身となっても、彼女の「公女になったつもり」という精神活動は失われることはありません。
    サアラ本人も憧れているらしいことが作中で語られるのですが、彼女はまるでフランス王妃、マリー・アントワネットのよう。
    父親の死を知らされ、明日からは屋根裏部屋で寝なさいと命じられ、さらに住む家を与えてやった親切に対するお礼を言いなさいとミンチン先生に言われたときの彼女のセリフ。

    「先生はしんせつでなんかありません。しんせつでもありませんし、ここは家でもありません。」

    なんという強い子なんでしょう、サアラは。
    自分に親しみを持って接してくる人にはとことん優しいサアラですが、そうでない人には子供とは思えない厳しく鋭い視線と言葉を返す。
    まさにアントワネット。
    けれど、彼女がアントワネットとは少しばかり違うのは、お金持ちだったときでさえ、貧しい人たちや身分の低い人たちの心がちゃんと理解できていたところ。
    誕生日に決して綺麗でもないし、新品でもない手作りの針刺しをベッキーに貰った彼女は、それを父親から貰った豪華な人形と同じくらいに喜びます。
    ベッキーもまたそれがわかっていて、「お嬢様なら、しゅすの地にダイヤモンドのピンがささっているつもりになってくれると思った」と言います。
    このとき、きっと二人は顔を見合わせて、ふふっと笑ったことでしょう。
    想像することの楽しさを共有する同志として。

    また、サアラは自分も倒れそうなくらいにひもじい思いをしているときでも、せっかくのパンを浮浪児に与えてしまうような面も持っています。
    アントワネットは本物のオーストリア公女で、サアラは「公女のつもり」だっただけですが、サアラのほうがよっぽど公女に相応しい――と言ったら、マリア・テレジアに怒られそうですね。

    そんなサアラが不幸なまま終わるわけはありません。
    最後にはちゃーんとハッピーなどんでん返しが待っています。
    あまりにも予定調和ですが、児童文学はこれでいいんです。
    最初はあまりにも誇り高いお嬢様すぎて、読みながら時々、おいおいと思うような行動もあったサアラですが、根はとても優しい少女なのですから、幸せになってもらわないと、読んでいるこっちも暗くなってしまいますからね。

  • 幼い頃ハマっていましたが、今読み返してもステキな話だと思う!何だか元気が出る本です♪

  • この本にはいじめに関する描写も数多くあるので、100年以上前の本ですが、現代人にも共感できる部分が多くあるなと感じました。ミンチン女史の妹アメリア嬢の立場に私は同情します。

    九州大学
    ニックネーム:上野泰三

  • 面白かった!
    昔読んでた絵本のセーラは金髪の美少女ちゃんだったけど、実は黒髪緑目の不思議な女の子だったり、いくつか驚きがたくさん。
    わたしはセーラ、好きだなぁ。

  • 小学生の頃の愛読書

  • 子供のころ読んだときの記憶は忘れたが大人になって再読してがっかり。セーラは境遇の変化にまけず誇りを持って振る舞い、立派と言えば立派だけど、なんとなく上から目線な感じがして好きになれない。イギリスの階級社会のせい??

  • 気高い少女の物語。

    ですます調の訳文を欲しております。
    素晴らしい物語は,やさしい文章で読みたいですね。

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