恐怖の誕生パーティ (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 166
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102219010

感想・レビュー・書評

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  • 積読の書棚からの一冊。兎に角良かった。特にハッピーエンドを匂わせたエピローグ3ページにまさかの急展開が待ち受けて、二度ゾッとさせられた。400ページにわたる事件迄の当事者の日常、特にサマンサの心理描写が圧巻で、女性なら共感できると思った。

  • そうか、そうきたか!と。
    昔ながらのサスペンスって感じで楽しめた。
    たまたま東山彰良の本読んだ後だったから
    台湾生まれの巡査部長に好意。
    アメリカドラマの東洋系捜査官って
    なんであんな頭良さそうに見えるのかと。
    鳶色って正直よくわかんないよね。

  • これはおススメ。たいていの人はひっかかると思います〜。

    過去のない夫は連続殺人鬼なの?ってとこから始まり、
    サスペンスお約束の二転三転あって。
    クライマックスが誕生日パーテイー。
    今日もあと残り何時間・・・何分・・・と思ったら・・・!

    xxxとは!いや、確かに伏線あったわ・・・
    いやあ、やられた。

    ところがところが。さらにさらに、エピローグ。
    うそーっ!うそーっ!うそーっ!
    って、ことは・・・・・・筒抜け?!(ここがスゴイ)

    ネタ伏せたら全然わかんないと思いますが ^^;
    雰囲気、伝わりました?
    いやあ、すっかり堪能させていただきましたっ ^^/

  • 訳者が上手く、狙われて居る主人公(=サマンサ)に感情移入しやすい。
    時計を巻き戻すシーンが怖かったなぁ…。
    ラストのシンプルな一文に、衝撃を受ける事は間違いない。

  • ストーリー的には早くも犯人が分かり、
    この本の厚みはほとんど殺す側と殺される側の心理戦となる。

    ラストのほうはぞわぞわする。
    そして最後の一行で恐怖に落とされる。

    さいごまで一気に読破できるおもしろさでした。

  • これはもうとんでもなく面白かった。今まで読んだ海外物ベスト5には入るかも(って、言うほど読んでないけど)。
    まず、登場人物が少なく、物語の舞台も限られている。とにかく全体的にシンプル。かなり海外物にも慣れたけれど、登場人物があまりに多いと混乱するのは相変わらず(笑)。なのでまず、「読みやすい」ことにかけてはかなりの高ポイント。
    もちろん、ストーリーの方もシンプル。本筋は、「夫が殺人者かもしれない」と怯える妻を描くサスペンス。だけどそこにはミステリ的要素もちゃんと入っているし、読者をはらはらさせたりほっとさせたり、というツボをものすごーく心得ていると思う。
    あと、ラストが上手すぎ。……これ以上はもう書けないけど、すごい大当たりだったことは間違いなし。一読の価値あり。

  • 毎年同じ日に同じようにして殺人を犯すカレンダー殺人狂のお話。
    このラストシーンを越すミステリに出会ったことがありません。

  • 結婚した夫に過去がないことを知ってしまった妻は独自に彼の素顔を洗い出してゆく。私の夫は誰なのか……。面白かった! ラストの展開は『殺人者は眠らない』に通じるものがある。

  • 辛口ですが、個人的な感想です。

    話はよくまとまっていて面白いが、肝心の恐怖は全くといってよいほど感じなかった。

    リアリティという面から考えると、兄弟が同じ精神病にかかり、同じ行動を取るというのはあり得ない。そもそもラスト一行の前に語る内容が多すぎて…陳腐な一行になっているとしか…

    すみません m(_ _)m リアルな感想です

  • 時間があれば。

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