ルーズベルト暗殺計画〈下〉 (新潮文庫)

制作 : David L. Robbins  村上 和久 
  • 新潮社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102219294

感想・レビュー・書評

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  • 下巻では、フランクリン・ルーズベルト大統領にさらに接近するために用意周到な準備を進める暗殺者を克明に描く。そこにあるのは合目的のために効率化されたプロセスを淡々とこなすプロフェッショナリズムそのものであり、感情のブレが全くない。ややリアリズムに欠くが物語としてのテイストは、爽やかである。

    さて、史実ではフランクリン・ルーズベルトは唯一4選され、在任期間4422日の大統領であり、大戦前から戦中を牽引してきた。その生涯は、第二次大戦終戦間際に脳卒中で閉じたとされる。

    死後は、副大統領のトルーマンが慰労なく引き継ぎ戦後の体制は米ソの二大国が両陣営に分かれて覇権を競う構図となる。

    本作の大統領の暗殺計画は誰により企図されたか?と言う謎は、戦後を史実として知っている我々には、府落ちが難しいが、戦中のイギリスの奮戦と戦後の世界体制の中での位置付けを思うに動機は、なるほどと思う。

  • かつて冷戦華やかりし頃、あるいはベルリンの壁が崩壊して後もしばらくはスパイ小説や冒険小説、所謂ボリティカル・スリラーといった類の訳出点数は昨今の比ではなく、次から次へと読み耽るも到底追いつかず、その面白さを堪能したものだった。

    昨今の世界情勢もある意味混沌としていて、同ジャンルの題材に事欠くものでもなかろうが、いまひとつ振るいませんなあ。

    ここに登場するアサシン派の女傑と対するシークレット・サービスの臨時雇いの学者さんには、映画で返り咲いたジェイソン・ボーンばりのアクションは望むべくもなく、全くもって地味に渡り合っている。
    むしろそんなところが新味なのだよ、ってことかしら。

    この手の小説として傑出した内容ではないものの、長きにわたる個人的な渇きを癒やすに十分、面白い読みものとなっている。
    (2008年記)

  • 後半は少し飽きてしまった。
    ラメック教授はなかなか魅力的だったので、
    シリーズが翻訳されたらまた読んでみたい。

    2008年10月購入、読了。中古で350円。

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