マグニチュード10 (新潮文庫 ク 8-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (652ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102235027

感想・レビュー・書評

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  • 地震というものが完全に予知ができるようになれば、とてもすごいことになる。ただだからこそそれだけにかなりの影響力がある。それは宗教や国家の権力者も同じことが言える。影響力というものは非常に利用、使用が難しい。

  •  両親を地震でなくした過去から、その人生を地震という野獣との戦いにささげた科学者の物語。
     近未来という設定と、数々の個性ある登場人物のおかげか、ハリウッド映画を見ているような気がしてくる。災害パニック小説というよりは、地震を題材とはしているが、人間模様のドラマだ。

     今このタイミングで読み返すと、地震の際にどんなことを気をつければよいのか、ある程度は触れられているが、それよりも冒頭の地震のシーンが現実とオーバーラップして辛い。
     今の我々の体験が、きちんと消化し終え、後世のためになんらかの記録が残されて行く余裕が出来るには、どれぐらいの月日が必要なのだろうか。

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