カレンダー・ガール (新潮文庫 タ 8-1 Tart Noir)

著者 : ステラ・ダフィ 柿沼瑛子

• 新潮社 (2002年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆきさんの感想 · 2012年9月25日]

表紙に惹かれてたまたま手に取った本でした。レズビアンの主人公で、その描写は過激でした。ちなみに私の友人のビアンのカップルも過激です。やれやれ。

人間関係が掴みづらくていまいち入り込めませんでした。面白くはなかった。売る時に躊躇いのなかった稀有な小説。

[demigoさんの感想 · 2011年7月15日]

ネットで「おすすめ」と紹介されていたんだけど。

おもしろくないことはなかった。翻訳も悪くないし。

でも「ケリー・マクギリス似の彼女」とか「セプテンバー」などと、複数のエピソードで正体のはっきりしない女性が、早々に同一人物でしかも死んでるらしいことがわかるのは、いかがなものなんでしょうか。これも、作者の狙いのうちなんでしょうか。ナゾです。ナゾ。

あ、これ、「ビアン探偵」モノなんですが、舞台はロンドン。ロンドンといえば、ビアンよりはホモってイメージなので、ちょっとそのへん、珍しいかも！と思ったのでした。本文の「わたしのつきあった男の1/3がホモ」という一文は、思わず笑っちゃいました。ははは。