第四の手〈上〉 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102273159

感想・レビュー・書評

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  • アーヴィングの中編。
    いつものことではあるが、さらに過激なセックス描写があるコメディ。
    でもゼイジャック博士と子どものエピーソードなど結構好き。
    楽しみながら読みました。

  • 女の誘いにはいやとは言わない色男パトリック・ウォーリングフォードは、インドでライオンに左腕を食われる。左手の移植手術は失敗するが、未亡人ドリスとの出会いで人生を回復させていく。

  • 初めてのアーヴィング作品。装丁の可愛さに惹かれてついつい手に取ってしまった。とんでもない設定なのに先が気になって1時間程で読了。何だかいいところで終わったので下巻が気になる。2011/363

  • 頭が切れるわけでもなく、あまり聡明ではなくて、頼りない感じだが、顔が良く、守りたいと女性に思わせるのか、誘いはいつも女性の方からという、今のところ反感しか買わないモテるテレビ記者が左手首より先をライオンに食われ、本当の恋やら愛を知っていくコメディだと思う。内面がざんねん過ぎて、主役のテレビ記者はおもしろくないんだけど、周りの人の個性が強すぎて、無垢でおもしろい。特に手の主治医が強烈で、彼の結婚に至るまでの方が、主役そっちのけで気になってしまうほどだ。

    移植してもらった手の提供者の妻の「手の面会権」という発想も不思議だが、その妻の人物も神秘的で謎だ。実際の面会もモテる男目的ではなく、夫のものだった左手のみを見、それにのみ反応する。見事にぼくの浅はかな期待は裏切られたのだけど、その夫の左手以外を切り取ったような世界に生きる女と、自らの存在は認められていないように接せられる、現左手の所有者の男の描写が切なくて、男が恋に落ちるのもわかる気がした。それまでが簡単過ぎただけに余計にいろいろと思うところもあるだろう。拒否反応を起こし、再び切除した後、どんな風に展開していくのか、この不思議な物語のあれこれを下巻に思いを馳せたい。

  • ウォーリングフォードさん(だっけ?)やジンジェレスキーさん(だっけ?)が、様々な人や事の影響を受けてどたどたしたりしなかったりするのが面白い。表紙の絵ほどお行儀のよい内容ではなかった、という印象。
    外国の本にしては途中で飽きなかった。ちょっとみんないちゃいちゃしすぎなのでは?

  • <自堕落なプライベートを送るTVキャスターが左手を失った。
     移植しようとするも、その‘左手’の所有者は彼との面会を求める…>

    著:ジョン・アーヴィング

    春樹も大好きな現代アメリカ文学の旗手。

    でもこれはあんまり。
    正直、創造力の遥か上をいくようなものではないです。何よりあらすじを読んでいて、あらすじのまんまだし
    まー「ガープの世界」が凄すぎるのです…。


    題名の「第四の手」の意味には納得です。

  • インドでサーカスの取材中、ライオンに左手を食われてしまったパトリック。5年後に手の提供者が現れたのだが、その元持ち主の妻が手の「面会権」を主張してきて――?

    装丁が可愛いけど、話は全然乗れなかったなぁ。
    詳しい感想は下巻にて。

  • タイトル買いした本。
    おもしろいかどうかは分からない。
    でも完結させたいので下巻も読みます!!!!

  • 2011/1/17購入
    2014/5/10読了

  • ちょっとした必要があってアーヴィングを読もうと思い、買ってこの間読み終えたもの。でも上巻だけ。
    金銭面とかとりあえず読んでみるだけだから長さとか、諸々の事情でこれにしてみたのだけど。...うーん、ちょっと失敗した、かしら。嫌いというわけではないけれど、好きに思えるわけじゃない。下巻を読もうという気には、ならなかった。
    けれどこれがはじめてなわけだし、もっと長いものの方がおもしろかったりするのかしら、と思ってみたり。下巻も気のむく時があれば読んでみても良いのかも。

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