ロスの探偵エルヴィス・コールの2作目。
いきなり山本常朝の「葉隠」の盗難から話は始まる。
その表紙が革張りっていうところから違和感も始まり、
焼き鳥に唐辛子の粉はまだしも激辛ペースト?
刺身につける焦茶色ソースにはみじん切りのエシャロット?
とロスの日本食事情に疑問を感じながら話は進む。
裸足の老婆が雪の中で刃をといでいる水彩画って、
やまんば?
「葉隠」を探す依頼を取り消されても、
誘拐された依頼人の娘をさがすコール。
多分、その娘にだまされているんだろうなー、と見当はついたので、
相棒パイクと殴り込みに行く場面もかっこいいというか、
ちょっとかわいそうだった。
コールが娘の居場所を捜すために、
親友の女子高校生に聞き込みに行って、
他の女子高生たちが興味津々に見守るシーンが面白いかな。