真夜中のデッド・リミット 下 (新潮文庫 ハ 16-2)

  • 新潮社
3.60
  • (11)
  • (17)
  • (24)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 148
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102286029

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちょっと死にすぎ。

  • まだハンターがブレイクしていなかったのだろうか。「ランボーみたいなやつが頑張ってやがる!」セリフが2回でてきたところは編集が甘かったのかな。それは差し置いても苦心してミサイル・サイロに潜入した元トンネル・ネズミの黒人兵が指揮所からの支持に応えるセリフに緊張感溢れる中であるだけに大爆笑してしまうシーンがお気に入り。面白いよぉ〜!!

  • いやー、これだけ多くの人を殺しちゃう作品って珍しいんじゃない?ってくらいの死傷者数。更にA10は落としちゃうし、やりたい放題だよな。でも似た様な作品・映画は数多くあれど、ハンターらしい描写と展開は流石だな。ただ、ラストはアメリカ人らしい、終わり方だったなと。良きに悪しきにね。

  • 誰かをヒーローに仕立て上げる、アメリカを象徴しているなーっと思いました。 映画「父親たちの星条旗」を少し前に、TVで見たのが思い出され、星条旗を立てる兵士をヒーローに仕立てる部分が、最後モグラがミサイル室から出るところのフラッシュの嵐が、ダブりました。 映画になってもおかしくないですね。ってもう既に映画化されてたりして。

  • 激しい基地の争奪戦の末、地下基地へのエレベーターの入り口に辿り着いたこの施設の設計者シオコール博士とテロリストとの緊迫した頭脳戦が繰り広げられる。そして、審判の時は・・・・。
    現実世界では、第三次となる戦略核軍縮プログラムがスタートしたが、本書は、平常な日常の裏側に潜む核施設の危険性を指摘した。
    冷戦構造による対立がモチーフとならない難しさがにじみ出た秀作。

  • ピーター・シオコールがあまりにも報われなくて可哀そうでした。
    嫁に疎まれ、敵にそれを利用され、精神的に追い詰められ、ロシア人の占拠するミサイル発射基地に連れていかれ、最後は死んでしまうと言う何とも不幸な人。

    嫁のミーガンの性格の悪さに対してシオコールは甘いなぁ、とかミーガンは身勝手だなぁ、とか色々と思ってしまった。ハンター作品の女性は今ひとつ私には理解できないところがあるので展開は面白いのだけれどミーガンの登場する場面で興醒めしてしまいました。

  • 我慢に我慢を重ねるプラーが痛々しい。最初に州兵を犠牲にした意図がよく理解できなかった。
    初期のハンターはこういう普通の人々・異端な人々が活躍するテーマが好きだったんだな。

    それにしても翻訳されているハンターの作品で残る未読はあと1作になってしまった。

    もったいない。いつ読もうか。

  • お腹いっぱいです

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

翻訳者・編集者。
1950年、東京都生まれ。1974年、早川書房入社。以後、10年間の翻訳専業期間をはさみ、朝日新聞社、武田ランダムハウス・ジャパン、KADOKAWAで翻訳書を中心に書籍編集に携わる。現在は、S.K.Y.パブリッシング代表取締役。
訳書に、スティーヴン・ハンター『極大射程』(扶桑社ミステリー)、トマス・H・クック『死の記憶』(文春文庫)、ガリル・カスパロフ『DEEP THINKING 人工知能の思考を読む』(日経BP)、オーウェン・ウォーカー『アクティビスト――取締役会の野蛮な侵入者』(日本経済新聞出版)などがある。

「2021年 『誰よりも、うまく書く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

染田屋茂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×