極大射程 下巻 (新潮文庫 ハ 16-6)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102286067

感想・レビュー・書評

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  • 評価は少し甘め。上下巻一気読みでした。ランボーとジャッカルの日の暗殺者を思わせる主人公の一大活劇。出てくる女性も皆んな好みで面白かった。

    最後の法廷場面が、日本人には理解しにくいが、ハッピーエンドでよかった。

  • これはなかなか。
    渋いおっさんがいちいち窮地に追い込まれて、そこから復活するわけなんだけども、その追い込まれっぷりがけっこう絶望的で、単にそうなだけでなくて、話の持ってき方がうまいのかなんなのか、ワクワクドキドキする感がすごい。
    まぁこのおっさん、これだけ用意周到にいろいろ準備したり、常に緊張感を保って絶対に騙されんぜ、みたいに生きてると思いきやまぁあっさり騙されたりするという、うっかりさんっぷりに後からほんわかしたり、人間嫌い設定のはずなのに、離婚もしちゃったのに、何故かほぼ初対面の相手とフォーリンラブだったりと、ややご都合主義かもしれんけど、もちろん単なる揚げ足取りだけどね。
    久しぶりに本でドキドキしたわいな。

  • 5月22日読了。下巻は上巻の数倍面白い。なるほどこれが「このミス」総合第4位の実力か!!上巻で罠にはめられ反撃に転じるボブと、彼と行動を共にするFBI捜査官ニック。三度訪れる絶体絶命のピンチを、鮮やかに切り抜けるボブのスキル・沈着冷静ぶりがシビレる。リーダーに必要なのは「先を予測し、問題の兆候を予測する力」である、ということだな・・・。ラストの法廷シーンの意外性が、この作品を凡百のガンアクション小説・映画をはるかに引き離している部分なのだろう。いや終盤の展開には本当にハラハラさせられた。未熟だが誠実なニックが、ボブの足手まといから頼もしく成長していく姿も味わい深い。邦題に魅力がなく、読む気を起こさせないのが残念。こんなに面白いのに。

  • 終わり方がよかった!

  • ボブ リー スワガー 主人公の超ド級 ハードボイルド どんでん返し付き と言う感じの小説。

    今まで読んだ海外小説でNo.1の面白さだった。
    主人公のボブがカッコイイ、昔読んだ 北方小説のハードボイルド小説の主人公を思い出した。

    主人公がカッコイイだけではなく、上巻でまず「えっ!」と思わしてくれて、物語が進み 悪と戦っていき 最後にピンチから一気に勝利へと。




    ボブがラムダインという組織に騙され、大統領暗殺を阻止するという役割を与えられるのだが、それはウソでボブを犯人に仕立て上げるための罠だった。
    ボブは銃で撃たれながらも 逃げ延びラムダインに復習する。
    ラムダインは政府機関と繋がっており ボブにとって不利な状況が続くが、FBIの操作感ニックが加わり、共に戦うこととなる。
    ニックもまたFBIから責任と証拠隠滅のため追われることとなった。

    罠に嵌めた シュッレックとペインを葬ったあと、自ら捕まり裁判となるのだが、そのシーンがまた面白く、最後の最後までとことん楽しまさせてくれた。

  • 自分のミスでボブを逃がしたFBI捜査官のニックは、真犯人は別にいると考え、独力で捜査を続けた。やがて真実を嗅ぎつけたニックの前に“アメリカで最も危険な男"ボブが姿を現わす。ふたりは各々の名誉と愛する人を守るため、特殊部隊の兵士120名を相手に壮絶な銃撃戦に乗り出した…。『ダーティホワイトボーイズ』『ブラックライト』のボブが、死闘を繰り広げるアクション大作。
    原題:Point of impact

  • ボブ・リー・スワガーと言うだけでワクワクしてしまいます。
    もろにアメリカ的なガンヒーローです。正義であればバンバン悪人を殺していても問題無しというのは実にアメリケンな感じがします。
    日本の道徳的な見地から言えば、罪悪感や後悔に苛まれてしまうと思いますが(そういう事でベトナム戦争で心を壊した人が沢山居たはず)、この本ではそんなことを言うのは野暮です。しっかり勧善懲悪のアクションヒーローの活躍を堪能すべきです。

    上巻はまだ色々準備段階でまどろっこしい部分もありますが、それもこれも下巻の怒涛の展開の布石です。ボブの爆発的な大活躍はすっきりすること間違いなしです。
    脇役と言うにはあまりにも魅力的な相棒ニック・メンフィスの存在感はでかい。葛藤しながらもボブを信じて行動する彼の存在が、このアクション巨編に奥行を添えています。

  • こういうのもっと読みたい。映画良かった。テレビシリーズはまだ見てない。

  • 面白いよ!オススメ!

  • いわゆる昔流行ったハードボイルドもの。
    冷めた目で見ると中学生の男の子が考えたような幼稚な内容なのですが、男というのはいつまで経っても男の子なので面白く読めました。
    文章は読みやすく上手でした。
    ただ、知識が無いので出てくる銃のイメージが沸かなくて苦労しました。

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著者プロフィール

Stephen Hunter
スティーヴン・ハンター

1946年ミズーリ州カンザスシティ生まれ。
68年ノースウェスタン大学卒業。
71年ボルティモア・サン紙に入社。
書評担当などを経て映画批評担当になる。
96年ワシントン・ポスト紙に転じ、
映画批評部門のチーフとなる。
2003年ピューリッツアー賞(批評部門)を受賞。

「2022年 『囚われのスナイパー(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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