- 本 ・本 (602ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102358016
感想・レビュー・書評
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あるレビュアーの高い評価につられて大人買い(3巻セット)しましたが、失敗でした。
関係ないかも知れませんが、村上春樹を面白いと思えない私には、こうしたどうでもいい話は本当にどうでもいい・・
他人が推薦する本(本書は星5個が44%)は必ずしも自分好みではないという好例でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どこか優しく繊細な日本作家の本に食傷気味となり、久しぶりに再読した「大聖堂」です。記憶に有るとおり、泥臭く、太く、力強い作品でした。
善悪の対比、特にそれを割り当てられた主要登場人物の性格があまりに一方的過ぎて、結果的に深みが足りないような気もします。しかし、次から次に事件が繰り出される、飽きさせることなく600頁×3巻の物語を読みきらせる力はたいしたものだと思います。
また、当時の世相や生活ぶりも面白く、私には判りませんが、時代考証も優れているということです。
私はこれまで幾つかの大聖堂を見る機会がありました。昨年見たメルボルンのセントパトリック大聖堂は、あまり観光地化されておらず、荘厳さが漂うところでした。またケルンの大聖堂はこの物語から100年後に作り始められたのですが、その巨大さに圧倒されました。そうした記憶をたどりながら興味深く読むことが出来ました。
そんな訳で☆5つ。ちょっと甘いかな。 -
【読書前】ドラマだとやっぱり端折られてたりわかりにくかったりして原作が気になってたところに、友達がこの本の感想を書いてるのを見て、読んでみることにしました。
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読まず嫌い克服キャンペーン第一弾。
おんなじ作家さんばっかで おんなじジャンルばっかじゃ世界広がらないし純粋に勿体ないよね と素敵なレビューを見つけて考えなおした私はレビューに導かれるまま なんとなーく嫌煙しがちだった海外文学を手に。取りました。読みました。
結果→過去の自分をぶん殴りたい\(^o^)/知りもしないのに初めから嫌うとは何という愚の骨頂\(^o^)/
愛も憎しみも慈しみも悲しみも怒りも喜びもぜーんぶ味わえる。嬉しいわ悲しいわドキドキするわ腹立つわで物語に没頭。
没頭するあまり、物語が終わりに近づくにつれて湧き上がるこの切なさ。寂しさ。虚無感。それも半端ない。読み終わって面白かったし楽しかったけどこれで終わりと思うと寂しい。それくらいのめり込んだ。読み嫌いは損だ。
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自分の幸せは自分で掴まなければいけないのです、それには痛みと辛さが伴うけれども。 -
中世ヨーロッパではなにを持っていれば貴族なのか?を大学時代に習ったことを思い出しました。答えは土地。略奪し、弱いものから土地を巻き上げていく行為が本書に描かれていますね。野蛮ですね。
因みに中世中国ではなにを持っていれば貴族なのか。それは文化芸術です。私中世中国の貴族定義の方が好みですね。
しかしまあ、ウィリアムが嫌な男だこと。アリエナが可哀想でたまらない。 -
大聖堂のでき方とドラマがいっぺんに楽しめてすごくお得。
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読みごたえがある、壮大な歴史物語でした。
海外作品によく見られる、人物がたくさん出てきて散漫になることもなく最後まで一気に読み切れました。
結構ドロドロとした話でったので、山崎豊子の作品に近い読後感はありました。当時の歴史的背景をよく知った上で読んだ方が面白かっただろうなぁ、ということで星4つです。 -
BBCのドラマが面白かったので読んでみた!こっちも面白かったけど・・・ながいよ!
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大聖堂建築を巡る壮大な物語。
武力に頼らないフィリップ修道院長が知力で権力に対峙するところが
とても印象に残りました。
著者プロフィール
ケン・フォレットの作品





