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- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102358061
作品紹介・あらすじ
午前六時。ロンドンの長く熱い一日が始まった-。甘美な情事の余韻を楽しむ閣僚を襲う突然の恐喝劇。油田採掘権の落礼をめぐって画策される企業買収。そして廃棄に回される古紙幣を狙った現金強奪。夕刊紙の編集スタッフが綿密な取材をつづけるなか、それぞれの事件は意外な方向へ…。
感想・レビュー・書評
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ケンフォレットが「針の眼」の前作に書き、世に送り出した一作。オムニバスで展開した一見、独立したような話が最後につながる形式の小説で、なかなか凝ってはいるが、中身はさほど面白くない。アイデアだけが先行してストーリーがどっかへ飛んでいる感じ。人物の描き込みは、この後の作品の制作過程で培われたことがよくわかる。せめて、落ちが欲しかった。
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