カオス―新しい科学をつくる (新潮文庫)

制作 : 大貫 昌子 
  • 新潮社
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本棚登録 : 272
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102361016

作品紹介・あらすじ

天気予報はなぜ当らないか?水や煙の流れ、人口など生物個体数の増減はなぜ正確に予想できないのか?データ不足による誤差が予想を不確実にすると考えられていたが、実はいくらデータを集めても自然は捉えられない。"予測不可能"なものを予測するための全く新しい科学の考え方、「カオス」。相対論、量子論に続く今世紀最大の発見といわれるこの考え方の秘密を、やさしく説明する。

感想・レビュー・書評

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  • 久々に感動した本。
    当初かえりみられなかったカオス研究に没頭した研究者たちの人間的な苦労と苦悩が偲ばれた。
    そしてカオス理論が現在のあらゆることに繋がっており、解決の糸口になっていることに感銘した。

    小生が行なっている株式投資にもフラクタルという考えがヒントを与えてくれた。

    現在、この本は絶版になっているが復刻を望みたい。

  • 究極の名著だと思いました。「法則」とか「理論」って危ういものだと痛感させられた一冊です。

  • 「進化とはフィードバックのあるカオスだよ」-ジョゼフ・フォード
    この宇宙は、たしかにでたらめさと散逸の世界であるのかもしれない。
    だが「方向」を持ったでたらめさは、驚くべき複雑さをつくることができるのだ。
    そして散逸こそは、その昔ローレンツが発見したように、秩序のもとなのである。

    「神はたしかに人間相手にサイコロを振っているのだ」とは、
    アインシュタインの有名な問いかけに対するフォードの答えである。
    「だがそのサイコロには、何かが仕込んである。現在の物理学の主な目的とは、それがどんな法則に従って仕込まれたか、そしてどうすればそれを人間のために利用できるかを突きとめることだ」-P525

    現代科学の「相対論」「量子論」発見につづいた「カオス」論の展開をバタフライ効果にはじまり解き明かしてくれる非線形科学の入門書として、文系人間にとってはかなりの良書といえるだろう。

  • 読みやすく、難しい話がどんどん進んでいくのは、気持ちがよかったですが、似た話が続く事が多く飽きてきたのも事実でした。
    通勤電車内で読むには◎ですが家では、眠たくなりそうです。

  • 表紙が無くて残念

    歴史を追いながらカオス物理学が生まれた経緯みたいなのを語る。細かい理系知識としての詳細はぶっ飛ばしても読む価値あり。理系の人はもちろんちゃんと読みこめば楽しい。初めて読んだのは高校の時だったが、まぁまぁ分かった。大学入ってから何度も読みなおした。

  • 非線形科学の入門書…らしいが文系にはキツい。

  • ちょっと古い本だけど良いものかと。

  • カオス発見のドキュメンタリー.良く書けている.面白い.  

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    天気予報はなぜ当らないか?水や煙の流れ、人口など生物個体数の増減はなぜ正確に予想できないのか?データ不足による誤差が予想を不確実にすると考えられていたが、実はいくらデータを集めても自然は捉えられない。“予測不可能”なものを予測するための全く新しい科学の考え方、「カオス」。相対論、量子論に続く今世紀最大の発見といわれるこの考え方の秘密を、やさしく説明する。


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    Few writers distinguish themselves by their ability to write about complicated, even obscure topics clearly and engagingly. James Gleick, a former science writer for the New York Times, resides in this exclusive category. In Chaos, he takes on the job of depicting the first years of the study of chaos--the seemingly random patterns that characterize many natural phenomena. This is not a purely technical book. Instead, it focuses as much on the scientists studying chaos as on the chaos itself. In the pages of Gleick's book, the reader meets dozens of extraordinary and eccentric people. For instance, Mitchell Feigenbaum, who constructed and regulated his life by a 26-hour clock and watched his waking hours come in and out of phase with those of his coworkers at Los Alamos National Laboratory. As for chaos itself, Gleick does an outstanding job of explaining the thought processes and investigative techniques that researchers bring to bear on chaos problems. Rather than attempt to explain Julia sets, Lorenz attractors, and the Mandelbrot Set with gigantically complicated equations, Chaos relies on sketches, photographs, and Gleick's wonderful descriptive prose.
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    目次
    第1章 バタフライ効果
    第2章 革命
    第3章 いのちの満干
    第4章 自然のジオメトリ
    第5章 ストレンジ・アトラクタ
    第6章 普遍性
    第7章 実験者
    第8章 カオスのイメージ
    第9章 力学系集団
    第10章 内なるリズム
    第11章 カオスとその彼方

  • 私は超文型です。

    だからこそ惹かれる
    物理や力学の世界・・・・


    大変興味深かった。

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