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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784102402238
作品紹介・あらすじ
約一年前の深夜、ルーシーの妹はパブを出たまま消息を絶った。近年、アイルランドでは若い女性ばかりが失踪する事件が続き、最近になって拉致犯らしき男のもとから逃げ出した女性が瀕死の状態で発見された。次々と被害者が出るなか、妹の情報が得られないことに焦燥するルーシーは、独力で拉致犯を突き止めることを決意する――。斬新な構成で幾重もの謎が仕掛けられた最先端サスペンス!
みんなの感想まとめ
妹の失踪を追うルーシーの姿を描いた、緊迫感あふれるサスペンス小説です。アイルランドで続発する若い女性の失踪事件を背景に、ルーシーは独自に捜査を進める決意を固めます。物語は、彼女の視点だけでなく、事件に...
感想・レビュー・書評
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手の込んだ罠と捻りの効いた真相に絶句…アイルランドの女性失踪をテーマにしたサスペンススリラー #罠
■あらすじ
アイルランドの田舎町、若い女性たちが行方不明になるという事件が発生していた。ルーシーも同じく妹のニッキが失踪しており、その理由の不可解さに苦悩している。
ニッキの失踪事件担当刑事であるデニースは、同じく担当職員のアンジェラと共に捜索に当たるも、成果が上げられずにいる。進展がない警察の捜査に、ルーシー自らが行動を始めてしまい…
■きっと読みたくなるレビュー
アイルランドの片田舎で起こった鬱々たる事件、女性の失踪事件をテーマにしたサスペンススリラーです。
本作は主に、失踪者のひとりニッキの姉であるルーシーの視点、警察の失踪者捜索班の職員アンジェラの視点、そして犯人の視点の三方向から描かれていく。
まずルーシーは大切な家族の妹を失ってしまい、もはやノイローゼ… 失踪から1年経過しているのに、予定していたカフェの開店もままならず、ニッキの元カレに寂しさや辛さをぶつける日々を送っている。彼女から吐き出されるセリフ、寒々しい行動は、まるで抜け殻のようでみるに堪えないすね。
かつて友人がこんな感じになってたときがあるのですが、本当になんと声をかけていいかもわかんない。元気づけるのも、励ますのも、不安を受け止めるのも、何をやっても助けてあげられない気がするのよ。そばにいてあげることくらいしかできなかったな。
そして失踪者捜索班の職員のアンジェラ、彼女は刑事ではないというところがミソですね。刑事デニースとコンビを組み、被害者のために奔走するも立場の違いから忸怩たる思いを胸にしている。
正義感や優しさでは負けていないんですが、世の中の仕組みは簡単ではありません。アンジェラも若い頃の自分を見ているようで、心臓が掴まれる思いだったなー
犯人の視点も湿っぽくていいすね、なかなかの気持ち悪さです。読めば読むほど意味不明だし、どんな価値観の持ち主かさっぱり理解できん。こわっ
キャサリン・R・ハワードの作品は何作か読んでますが、いつも登場人物の感情湿度が高いのよ。粘っこい表現が強みなので、まずはそこを楽しむのがおすすめです。
物語の筋としては、アンジェラ&デニースとルーシーが、失踪したニッキを探すために聞き込みしたり、取材を受けたりするのが主な導線。その中で被害者家族が理不尽、不平等に扱われているのかが描かれるんです。SNSでの扱いや、視聴者優先の報道など、何とも虚しい限り。ちなみに我が国日本も、報道の自由度ランキングはG7最下位です。
果たして失踪していたニッキはどうなっているのか、犯人は誰なのか、そして関係者たちのそれからは… そして本書のタイトルである『罠』とは何だったのか…
いつものように手が込んでいて、捻りが効いた真相ではあるんですが、全くもってカタルシスを得られないという不思議な感覚。そして終わり方もセンスが光りますよね、最後の著者からのコメントも熟読しましょう。
■ぜっさん推しポイント
世の中には、不幸な事件に見舞われ、人生を台無しにしてしまった人たちがいる。そんな彼ら彼女たち、その家族や友人たちへの「救いの小説」なんだと思いました。そしてなにより、犯人は許せないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キャサリン・ライアン・ハワード『罠』新潮文庫。
アイルランド作家によるサスペンス小説。
以前読んだ『56日間』は評判の割りには全くのイマイチで、『ナッシング・マン』の方は評判は然程ではないにも関わらず非常に面白かったのだが、果たして本作はどうだろうか。
ダメだった。テーマや最初の展開こそ面白かったのだが、尻すぼみにつまらなくなるという何とも残念な作品だった。
幕間に犯人が一人称で自らの犯罪について語るのだが、突然、自らを犯人と名乗る人物が登場したりするので全く訳が分からなくなってしまった。
ルーシーは、約一年前の深夜にダブリンのパブを出たまま行方不明になった妹のニッキを探し続ける。この数年、アイルランドではニッキの他に何人かの女性の失踪事件が続いていた。
進展の無い警察の捜査にしびれを切らしたルーシーは連続拉致犯を突き止めようと自らを囮に人気の無い夜道を歩く。
やがて、連続拉致事件を報道するテレビの生番組への出演が決まったルーシーは収録中に犯人に誘いをかける。
本体価格1,000円
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斬新な構成で幾重もの謎が仕掛けられた最先端サスペンス‥と謳ってあったが、斬新過ぎて意味わからなくなったり、伏線も回収されずに終了したり、読み終えてストレスだけが残った。残念。
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ナッシングマンと同じ作者、と読んでいて知り、なるほど、、と変に納得。ナッシングマンはなんとかついていったけど、こちらは???って感じ。読解力不足のせいかどうなったのか良くわからない、。すっきりした結末求めるのは読者の勝手ではありますが。でも、整理が苦手な作者だとは思います。
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アイルランドで起きた連続女性失踪事件。妹・ニッキの行方を追うルーシーをメインに、事件に関わる複数の人物の目線で描いたスリラーだ。
派手さはないが、丁寧に紡がれた物語に引き込まれる。女性たちは無事なのか、犯人は誰なのか、この先はどうなっていくのかが気になり、ページをめくる手が止まらない。
ちょっと想定外の終わり方だったが、「著者からの覚書」を読んで納得できた。 -
なんかよく分からんが面白くなかった。
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ナッシングマンも読んだけど、この作者はミステリーとして読むより、サスペンスって思った方がいいかな?謎解きが主眼じゃない感じに思えた。
最初の場面と最後の場面が同じで円になっていた。
読み始めた時の感情と、最後の場面での感情が全くもって違った。
全部において救いがないけど、犯人が捕まるかもしれない予感があったところが救いだった。 -
思っていたほど面白くないというかなんというか...
登場人物の誰にも共感できなくて、誰の気持ちも理解出来ないせいか、結末の意外さが、すごい!と思える意外さではなく、なんだかなぁという結末のせいか...
真犯人にはたどりつけるかもしれないけど、誰も彼も本当に気持ちが、その行動が理解できなさすぎて面白いと思えずで、読み終わるまでめちゃくちゃ時間かかってしまいました。 -
学生時代に短期留学をしたアイルランドのコーク出身の著者が書かれたミステリー小説ということで読んでみたが、やはり海外小説は読みにくいと思ってしまった。話の展開を正確に理解するにはやはり母国語で書かれた本に尽きると思う。ドストエフスキーなどの、宗教的背景が描かれる大著であればいいのだが、よほどお勧めされなければあえて海外ミステリーを読むこともないかも知れない。
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著者プロフィール
髙山祥子の作品
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