うしろにご用心! (新潮文庫)

  • 新潮社 (2025年1月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784102402320

作品紹介・あらすじ

故買屋からの頼みで、富豪の投資家が秘蔵する美術品を盗む計画を立てた稀代の大泥棒ドートマンダー。一方、カリブ海のリゾート地にいた当の富豪プレストンには謎の美女が近づいていた。彼女の目的は誘惑でなく誘拐。海に飛び込み逃げ出した富豪は自宅を目指す。そんなことと露知らず、ドートマンダーたちは富豪宅に押し入るが……。いま読んでも新しいユーモア・ミステリ―のシリーズ復活!

感想・レビュー・書評

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  • ロバート•レッドフォード主演で映画化されたシリーズの一冊が本邦初訳で文庫化された。どれほどの作品かと読んでみたら大外れ(笑)ま、そんなこともある。

    故買屋からの情報で仲間を集めた大泥棒•ドートマンダーは大富豪邸に押し入るが…という話を、シリーズ登場人物総出演でやってる感じ。面白いのか?これ。

    著者はアメリカの人気作家だそうです。でも私には合わない。脚本も書ける人らしく“気の利いたセリフ”で物語を紡いでいくタイプの作家みたいです。そのせいか、周りの状況も風景も全く見えない。本書で初登場だったジャドスンなんて、どんな風貌の人物なのか想像することも出来ない。いいのかこれで?
    というわけで⭐︎は一つ。泥棒チームのシニカルなセリフの応酬が“面白い”と感じられる人は楽しいんだろうなぁ。私はダメでした(泣)

  • 故買屋のアーニーからの頼みで、大金持ちの投資家プレストンがペントハウスに秘蔵している美術品など金目のものを盗み出す計画を立てたドートマンダー。その頃、カリブ海のリゾート地にいたプレストンには謎の美女パムが近づいていた。彼女の目的は、誘惑ではなく誘拐。プレストンの元妻の親族からの依頼で、プレストンを召喚させようとしていたのだった。ところが、投資家は海に飛び込んで脱出しほうほうの体で自宅に帰りつく。そんなこととは露知らず、ドートマンダーと泥棒仲間たちはプレストン宅に忍び込むのだったが……。

    今までウェストレイクもリチャード・スタークも読んだことがなかった。ドタバタぶりを楽しむ小説。

  • どうもシリーズだったらしいが、知らずに本屋で手に取った一冊。
    前作を読んでいないからなのか、イマイチ入り込めなかった。きっとこれは順番通りに読んだほうがいい気がする。
    ただ、キャラクターは結構個性的だしドラマ化とかしたら面白そう。

  • Watch Your Back! A Dortmunder Novel by Donald E. Westlake | Excerpt | Bookreporter.com
    https://www.bookreporter.com/reviews/watch-your-back-a-dortmunder-novel/excerpt

    Review: Watch Your Back! | The Westlake Review
    https://thewestlakereview.wordpress.com/2017/06/22/review-watch-your-back/

    ドナルド・E・ウェストレイク(Donald E. Westlake) | ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)
    https://ameqlist.com/sfw/westlake.htm

    泥棒ジョン・ドートマンダー(John Dortmunder)
    https://www.aga-search.com/detective/john_dortmunder/

    Donald E. Westlake - IMDb
    https://www.imdb.com/name/nm0922799/

    『うしろにご用心!』 ドナルド・E・ウェストレイク、木村二郎/訳 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/240232/

  • アメリカの作家、ドナルド・E・ウェストレイクのドートマンダーシリーズ。シリーズの終盤近くの作品。

    知り合いの古物商から、大金持ちであるプレストンの家へ泥棒しに行くことを勧められたドートマンダー。プレストンは大勢の女性との関係で揉め、ニューヨークへと帰って来られず、カリブ海に滞在していた。一方、ドートマンダーたちの行きつけのバーが、ギャングに売られそうになっていて…

    軽妙な読み心地のドートマンダーシリーズ。一見関係がなさそうなストーリーが後半、一気に交差する。
    正直主役のドートマンダーがそこまで目立たない。もちろん、いいところは全て持って行くのだけど。
    シリーズ初期の作品が軒並み絶版なので、今作だけのことなのか分からないが…昔の作品も読めるようなんとかしてほしいシリーズのひとつ。

  • 面白かった『ギャンブラーが多すぎる』の作者だ!と手に取った。
    シリーズものだそうだけど、単品で読んでも問題なし。
    ちょっと冗長さも感じたが、飄々とした語り口と愉快な登場人物たちを楽しめた。
    飛行機のバーバラ・ピム愛読者の言葉に一番笑ったー!

  • ユーモアミステリで有名な、不運な泥棒、ドートマンダーシリーズの初訳。新潮文庫の発掘シリーズは貴重。過去のシリーズ絶版・中断だった人気作品の真の意味での発掘である。この本からドートマンダーを知るのは、多すぎる登場人物を把握するだけでも大変だけど、味とクセのあるキャラクター揃いなので、独特の面白さと魅力がある。泥棒計画は重なる不運で失敗するのだけど、不幸にはならないクロージングで良い読後感が得られる。この本が売れれば、未訳の翻訳も可能になるとのこと。頑張ってほしい。

  • 懐かしの面々にも会えたし、新作読める幸せ。

  • CL 2025.5.13-2025.5.16
    OJバー&グリルの危機と富豪からの掠奪という2つの事件を軸にドートマンダーといつもの面々が活躍。もちろんどこまでも不運はついて回るのだけど、この2つの事件がうまく絡まり合って面白い!

  • 登場人物たちのテンポのよいシニカルな会話が多く、確かに映像化とかしたら楽しめるのかなぁとは思ったものの、それが逆に回りくどい感じがして、なかなか状況が把握できなかった印象です。私にはハマらなかったなぁ。

  • 初期ドートマンダーシリーズと比べると、圧倒的に物足りなかった。ドートマンダー達の盗みがあっさりしすぎてるのと、成功したと思ったらギャングにお宝を横取りされてそのギャングが捕まる、みたいな展開、なんとそれだけだった。
    その割に、ターゲットとなった大金持ちの悪行逃避行の件がやたらページ数取ってて結果500ページオーバーの長編になってるものの普通に半分くらいの量でまとめられたと思う。
    2005年作とのことで巨匠もネタ枯渇してたのかなぁと勘ぐりたくなるような楽しみにしてた分ガッカリしてしまった作品でした。

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著者プロフィール

木村二郎(きむら じろう)

1949年生まれ。ペイス大学社会学部卒。82年にマルタの鷹協会日本支部を創設。ハードボイルド小説をはじめとする多数のミステリーの翻訳、創作、評論(木村仁良名義)で活動。訳書に、ウェストレイク『ギャンブラーが多すぎる』(新潮文庫)他。著書に『逃亡者と古傷』(扶桑社)他。評論に『おれって本当にハードボイルド探偵なの?』(扶桑社)他。

「2022年 『七つの裏切り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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