ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 (新潮文庫 ウ-15-1 新潮文庫)

  • 新潮社 (1994年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784102428016

感想・レビュー・書評

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  • 国籍やバックグラウンドは違えど、ビジネスマンとして、また人生におけいてのKey pointは共通している事を再確認。何となく自分が感じていた事をカテゴリー別に言語化してくれていた。今後も何か決断に迷ったり上手く思いを言語化出来ないようなモヤモヤした場面に陥った場合には再読してみたいと思った一冊。

  • 現在高校生だが、父に渡されて感銘を受け、生涯にわたって本棚に備えておこうと思った本の一つ。今の時代に合わないものもあるかもしれないが、人生の難所を乗り越えるうえで大切な、かつ普遍的な教訓が得られると思う。

  • 息子が17歳の時から20年間書き綴って、会社を譲る時に息子に渡した。
    ユーモアが真っ先に挙げられている・

  • 素敵な親子であり、恵まれている。
    努力が身を結ぶ幸せな環境。
    しかし決して楽な道ではない。

    幸せは達成感を得ること。
    友人家族との人間関係も大事。
    何も間違ったことは書いていない名著。
    ただ、やや古く、私には読みにくく、長い時間が読破までひつようだった。

  • 7つの会社を起業したカナダ人の父が、息子に宛てた30通の手紙。

    息子が学生から経営者に成長していく際に、ありがちな壁と対処の仕方を、父が手紙を通して指導・教育して行く。

    起業家の帝王学の傑作!

    翻訳文なので、少し頭に入りにくい表現もあるが、経営者や会社の幹部社員などは必読。

    繰り返し読んで、体に染み込せたい本の1つ!

  • 20年前に発行された本。その時点で筆者が20年間、息子に送り続けたハウツーが満載!経営者の視点だけど、ビジネスマンの参考になる手紙多数。また読み直そう。

  • 「財産や事業など残すより、いちばん大切なのは、一生の経験から学んだ人生の知恵やノウハウの集積である。これだけはぜひ息子に伝えておきたい」(まえがきより)
    本書は、ビジネスマンとして成功を収めた著者が、同じく企業家を目指す息子へ宛てて書いた手紙をまとめたものである。全部で30ある手紙は、試験、実社会への出発、企業での人間関係、部下とのコミュニケーション、友情、結婚など、ビジネスマンが人生で遭遇するあらゆる場面に言及している。著者が人生を通じて得た「礼儀正しさにまさる攻撃力はない」「友情は手入れしよう」「批判は効果的に」といった教訓は、いずれもビジネスにおける普遍の真理をついている。
    本書の魅力は、こうした教訓だけにあるのではない。「父親を超えられない」と不安に思う息子を励ます場面では、息子の成長を祈る父親の気持ちが伝わってきて、思わず涙しそうになる。父親と息子の、男同士の絆。厳しさと愛情の入り混じった複雑な感情が、読むものの心を強く打つ作品である。

  • タイトル通りの本。著者は読書家のようだ。多くの本から例を引用している。中でも、「ガルシアへの書簡」は印象深い。最後の手紙には息子に社長の座を譲り、引退した後は息子の経営方法には口出ししないと書いてあり興味深い。知識と経験を兼ねそろえた父親が息子の人生を心配している。長く存在しているだけの人にはなりたくないと思った。

  • 訳者が城山三郎だけあって文章が素晴らしい。
    一度だけでなく何度か読んだ記憶があるが、いつだったか、もういいやと途中でやめた事があった。
    今、病いで床に臥しながら読んでいると、つくづく中身のあるいい本だと感じる。
    ビズネス書の範疇を超えた名著である。

  • 17歳から社長就任、引退まで壁に当たる息子に宛てた30通の手紙。

    勇気づけてもくれ、的確なアドバイスをくれ私には刺さった。
    考え方を改められ、人間としてモチベーションを上げてくれる。

    本棚に置いて時々読み返したい一冊。

  • カナダ人経営者が息子に宛てて書いた手紙
    ・環境や周囲の人の影響を受ける、良い学生に囲まれれば自ずと吸収する。
    ・読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。(フランシスベーコン)
    ・人は成功者の今の姿だけを見がちである。彼らの長年の努力、失敗、欲求不満、そしてこれまでに遭遇し、克服してきた多くの困難は目に入らない。勝つのは過去の競争から学び、その教訓を生かす人である。
    ・誠実、正直、素直な特質を備えることが、長期的な成功をもたらす。短期的には人を騙したり、手抜きをしたりすることで儲けることもできるが、長期繁栄はしない。
    ・企業家は孤独、自分なりの道を歩み、自分なりのことを成す傾向がある。人に反対されても、笑われても、自分で決断し立ち向かっていく。自分の一生に関わる問題を、大多数の考えに委ねるべきだろうか。
    ・接待にお金を使うのはいいが、金遣いが荒いことは、取引先に不信感を与える要因にもなる。自分達が買い叩かれている、高く買わされている、という不信感。
    ・金があることはいいこととは限らない、金は人を作らないし、悪い人が集まtたり、持て囃されたりして勘違いすることもある。正しい使い方をすること。
    ・相手の家族や近況を尋ねることは、相手に対する関心と思いやりを表す。必要以上に立ち入るべきではないが、私の話ばかりするより良い。
    ・能力や資質だけではなく、食事のマナー、立ち居振る舞いなど、普段の行動が昇進を分けることもある。

  • 読みやすい内容だった。
    父から息子への手紙という形で、人生訓のようなものをアドバイスする内容だった。
    偉人の言葉がたびたび引用されていたり、考え方が少し古かったりとしたが、そこも良い味を出しているのかなお思うと良い読み物だった。
    1987年に記された本らしいが、良い本は読みやすいのだろう!

  • 現在のぼくには頭に残らなかったです

    しかし良本ではあります

    まだ読むのが早かった感がありましたので、もっと色々な経験をして悩んだときに読む返します

  • 人生の攻略メモを2周目プレーヤー(息子)に受け継ぐパパさんの話

    138
    私たちの金には二つの用途がある。事業に投資して収益を期待することと、使って楽しむことである

    223
    しかし結局は、君の父親をも含めて、まわりの人たち全員を常に満足させることは実際問題として不可能である。君もこのことを忘れないで欲しい。


    他人の過ちから学べ。自分ですべての過ちを経験する時間はない。


    事業経営に関する意思決定のほとんどは幾度か繰り返されてきたもので、たいていはいずれかの書物に書き記されている

  • 筋の通ったよいアドバイスが並んでおり、引用している言葉も良い

  • 『感想』
    〇ビジネスマンの父より息子へとなっているが、正確に言うならば、創業社長である父より将来社長の座を禅譲される若い英才教育を受けている息子へというのが正しいだろう。それもカナダの話だから、日本の一般的なビジネスマン向きではない。

    〇父の立場から読むと、かわいい息子を愛情をもって心配しているということが感じられ、その部分に共感できる。息子の立場で読むと、少なくとも父と同じ年・経験を積むまでは、自分が受け入れることより子ども扱いされていると反発してしまいそうな気がする。

    〇父からの手紙に対しての息子の返答が知りたいな。

    〇この本を勧める対象は、ビジネスで起きる問題への対処法を探している人というより、父もしくは先輩から多くの助言をもらってきたがなかなか身につかなかった息子もしくは後輩が、ある程度経験をしたうえで父・先輩の本当の愛情を理解できるようになった時と感じている人で、その呼び水として使えるのではと感じた。

    『フレーズ』
    ・成功を勝ち取るために努力が欠かせないことは言うまでもない。しかしさらに大切なのはその努力をどのようにして成功に結び付けるかである。(p.18)

    ・仕事や勉強の習慣はなかなかつきにくい。学びたいという自然の欲求が必要である。集中力を養うことも必要である。しかし何よりも、勤勉さが必要である。(p.44)

    ・精一杯の努力をすれば、たいていのことはかなえられる。しかし競争に勝つのは必ずしも動きの速い人ではない。勝つのは過去の競争から学んで、その教訓を活かす人である。(p.45)

    ・多くの人は生き残るために潔く戦おうとはしないで、むしろ逃げている。(略)成功や失敗の経験が足りないので、困難を乗り越えるための精神力がついていない。この気の毒な人たちは、困難を解消する真の解毒剤は内部からしか生じないことを、肯定的にせよ、否定的にせよ、困難に対処する態度を決めるうえで、誰もがもっている選択の自由からしか生じないことを、知らないのである。(p.231)

  • 東京海上ホールディングス社長 小宮暁氏
    「利益」と「幸福」融合探る
    2021/1/23付日本経済新聞 朝刊
    自然災害やコロナ禍……損害保険会社は激甚化するリスクの管理能力が問われている。読書を通じ、マネジメントのあり方を追求してきた。



    大学で都市工学や都市計画を専攻しました。高校では数学や物理が得意でしたが、大学の教養課程の2年間で「もっと直接社会に関わることを学びたい」――。方向転換したんです。

    万物を作ったのは神かもしれぬ。だが、人間が作った最大の創造物は「都市」です。『都市計画の世界史』の著者は大学の学科の先輩ですが、今も読み返すとワクワクする。都市にはその時代の人々の営みと思いが込められているし、完成形がない。古今東西、都市形成はドラマに満ちています。

    人口が密集する大都市のあり方が問い直されています。今後の地方創生の参考にもなりうる著作です。

    就職先には内外の都市計画と密接に関わる総合商社を志望。三井物産の安永竜夫社長は研究室同期の親友だ。

    目指していた商社ではなく、東京海上を選んだのは、偶然話を聞いた弊社の先輩に魅了されたからです。30歳くらいの中堅社員でしたが「社会問題の解決に向けた保険の重要性」を熱心に説いてくれた。いずれにせよ安永君と競合せずに良かった(笑)。

    初任地は名古屋。自動車保険の営業で実績を挙げ「月間MVP」に選ばれました。なのに賞品は1冊の本でした。金一封なんかを期待した私は「どういう会社なの?」と最初は思いましたが『戦略思考学』はビジネスにおける論理的思考のあり方や改善・改革のヒントを探求する起点になりました。

    30歳代は会社の中枢である人事部にほぼ10年配属された。おのずとマネジメント本を読みあさった。

    あらゆるビジネスパーソンが突き当たる試練。それは他人との適切なコミュニケーションの取り方ですよね。

    相手を知り、相手のニーズと自分の目的達成を周到に両立させる。『人を動かす』はそうしたクリティカルなコミュニケーションについて、人間性の根本に触れつつ解説してくれます。

    「プロとしての専門性×コミュニケーション=成果」。ポイントは掛け算であること。コミュニケーション能力がゼロだとパフォーマンスもゼロに陥る。だから「対話にやりすぎはないぞ」。社員に訴える私の経営哲学です。

    幾多のドラッカー本の中から推したいのは『マネジメント 基本と原則』。10年前のベストセラー小説"もしドラ"の原典にもなった総括本です。「事業とは顧客の創造である」「経営とは成果がすべてである」――経営の本質を喝破しています。

    東京海上は国際展開が最も進んだ大手金融機関だが、意外にも自身は海外に駐在した経験がない。

    だからこそ、常務になった2016年春から1年間の米コロンビア大学留学は貴重な機会でした。スティグリッツは指導教官の一人。リーマン危機の深層に迫った『フリーフォール』は必死に原書で読み込みました。

    世界に拡散した未曽有の経済混乱をなぜ防げなかったのか。甚大な犠牲から何を学ぶのか――。旧来の経済学にも矛先を向ける気鋭の書です。危機下の財政運営のありようにも言及しており、深く考えさせられます。

    『世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー』はうちの役員連中にも薦めています。変化が激しく課題が噴出する現在、経営の神髄とは様々なステークホルダーの利益や幸福を的確に融合すること。本書はその道筋をナビゲートしてくれる。ホールフーズ・マーケットやイケアなど「意識の高さ」を成長につなげる国際優良企業の戦略を深掘りします。

    最後に紹介するのが『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』。かつて川崎駅前にあった百貨店、小美屋(こみや)の経営者だった父が、私が社会に出るとき贈ってくれました。

    いつも多忙で、おっかない人でしたが、この本には人生の成長段階に応じて的を射たアドバイスがつづられる。コロナ下の厳しい就職活動を乗り切ってきた今春の新社会人のみなさんに、ぜひ手にとってほしい一冊です。

    (聞き手はNIKKEI Financial編集長 佐藤大和)

    【私の読書遍歴】

    《座右の書》

    『世界でいちばん大切にしたい会社 コンシャス・カンパニー』(ジョン・マッキー他著、鈴木立哉訳、翔泳社)

    『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(キングスレイ・ウォード著、城山三郎訳、新潮文庫)

    『人を動かす』(D・カーネギー著、山口博訳、創元社)

    《その他愛読書など》

    (1)『都市計画の世界史』(日端康雄著、講談社現代新書)
    (2)『戦略思考学』(ハーベイ・ブライトマン著、大前研一監訳、プレジデント社)
    (3)『マネジメント 基本と原則』(P・F・ドラッカー著、上田惇生編訳、ダイヤモンド社)
    (4)『フリーフォール』(ジョセフ・E・スティグリッツ著、楡井浩一他訳、徳間書店)
    (5)『経済学の宇宙』(岩井克人著、日本経済新聞出版)
    (6)『佐藤一斎「重職心得箇条」を読む』(安岡正篤著、致知出版社)
    (7)『コトラーのマーケティング4.0」(P・コトラー著、藤井清美訳、朝日新聞出版)
    こみや・さとる 1960年神奈川県生まれ。83年東大工卒、旧東京海上火災保険へ。2019年現職。麻布高校(東京)では剣道部主将を担った熱血漢。

  • 翻訳物だからか時折読み難いな、と感じられる所がありました
    しかし父親が息子に宛てた手紙なだけあって随所に愛情が感じられます

  • 父親からの人生のアドバイスが込められた30通の手紙。内容は愛情や厳しさ、優しさを含みながらユーモアにも溢れている。
    著者が実業家であり息子も後を継ぐことを目指しているため経営者目線の話が多いが、経営者でなくとも参考にするべき部分は沢山ある。経営者を目指すのであれば尚更参考になるはずだ。

    この本を読み進めていると本当に父親から大事なことを語られているように感じる。実際に父親とはこのような話はほとんどしたことがないので、今度ゆっくり語ってみたいと思う。

  • キングスレイ・ウォード(1932年~)は、カナダ生れの、主に化学関連の事業で成功したビジネスマン。
    著者は、ビジネスマンとしての働き盛りのときに2度にわたる心臓の大手術を受け、死に直面した彼は、生きているうちに自分の様々な経験を息子に伝えたいと思うようになり、息子が大学に入学するときから、会社を譲るまで、20年に亘り30通の手紙を書いた。それを一冊にまとめたものが本書である。
    全世界でミリオンセラーとなったが、邦訳は1987年に出版、1994年に文庫化された。私は、社会人になりたての頃に一度単行本で読んだが、久し振りに文庫本を手に取ってみた。
    そのアドバイスは、大学での勉強について、社会人として出発するにあたって、誠実であれ、結婚について、金銭感覚について、礼儀正しくあれ、銀行融資について、多角経営について、読書の価値、人生の幸福とは、社員の解雇について、友情について、自分の財産管理について、ストレスと健康について、優れた指導者とは、仕事と生活のバランスについて、社長としての期待。。。と、公私に亘って幅広く、父親から息子に対してでなければ書けない、愛情に満ち、ときに厳しい内容である。
    私は今や、著者が息子に会社を譲った年齢に近く、今回は、アドバイスを受ける側ではなく、アドバイスをする側の気持ちで読んだが、ここまで幅広い視点について、自らの考え、信念を伝えられる著者に感服し、羨ましく思った。というのも、全ての人間にとって人生は一度であり、様々な岐路において選択できた道は唯一つである。つまり、過去に戻って別の選択肢をやり直してみることはできないし、そもそも選択する時点で結果的な正解など存在しないとさえ言えるのだ。(こう言うと、啓蒙書の存在価値を否定するようだが。。。)
    そう考えると、本書は、(タイトル通りに、また、そもそも公表されることを想定せずに書かれた)「父親より息子への手紙」であり、あとがきで訳者の城山三郎が書いているように、「20年にわたる父子の歴史の書・・・一種の教養小説」として読む方がしっくりくると感じるのは、天邪鬼的過ぎるだろうか。。。
    (2020年4月了)

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