- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102442043
感想・レビュー・書評
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ついに読み終わってしまった…スカーレットロス。
あと20ページほどで終わってしまうのに、そこからも怒涛の展開。
「スカーレット」全4巻を読んで、スカーレットに対して共感できない所、愛せない所もあったけれど、自分にないものを沢山持っている彼女から学び得るものも多かった。
特に行動力、ポジティブ思考、統率力がずば抜けていて、こんな風に考えられたら…こんな生き方が少しでも出来たら…と思う場面もあって。
丁寧に丁寧に読みたくて、でもきっと抜かしている部分や記憶に止まらなかった部分もあるから、また必ず読み返したい。
おそらく本編の「風と共に去りぬ」を愛する読者には「スカーレット」は賛否あるけれど、
この物語はこの物語として生き続けていって欲しいと思えるラストだった。
「ああ、もうあたしは闘わなくてもいいのだ」
という終盤の台詞に、スカーレットのこれまでの人生、生き方全てが詰まっていると思えた。
好きな台詞が沢山ありすぎて記録しきれない。
失敗して、反省して、学んで、愛する。
貪欲にも素直で懸命な主人公を、私も最後には愛せずにはいられなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1月20日再読。『風と共に去りぬ』の続編。(ただし、作者は別)『風と共に去りぬ』のラストはとても印象的で、あれで終わりだからこそいい!という気もしますが(だからこそ、作者も続編を望まれても決して書かなかったのだと思います。)、スカーレットとレットがもう一度結ばれて欲しいと願っていたので、それが読めたのは嬉しかったです。特にこの4巻の最後ではホッとしました。
原作のファンの方は、正式な続編と考えるよりも、二次創作的なものと考えて読んだ方がいいかもしれません。 -
2009/7/19 チェック済み
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所在:実家
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「風と共に去りぬ」を愛している方は読まないほうがいいです。
「続編」としてではなくてハーレクインロマンスの感覚で読めば楽しめると思います。
著者のリブリー女史はインタビューで「スカーレットのような女性は嫌い」とコメントしていたそうですが、
著者はスカーレットの魅力をわかっていないまま書いているようで、
スカーレットやレット・バトラーの性格設定が全く違ってしまって安っぽい人物になっています。
「原作の彼らならば絶対にこんな行動に出ない」と思うようなことを平気でやらせたり言わせたりしてしまうんです・・・。
こんな作品を「続編」として発表されて、マーガレット・ミッチェル女史がお墓の中で歯軋りしているだろうと思いました。
私がこの本を最後まで読んだのは森瑶子さんが翻訳を手がけたからでした。
スカーレットを愛する森瑶子さんにはこの翻訳作業は辛かっただろうなぁ・・・と、思います。 -
P386後半から387の前半にまたがるスカーレットの台詞は、私の心に突き刺さるほどでした..
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スカーレットがアイルランドのタラの地に再建したバリハラ館で、愛娘は日に日に賢さを顕した。いとこのコラム神父はフェニアン団だった。ダブリンの社交界にデビューしたスカーレットはフェントン伯爵から求婚された。1880年夏、スカーレットは友人の准男爵ジョンからレットの近況を知った。今ここアイルランドにレットがいる。彼が愛娘キャットの存在を知るのはもうすぐだ…。
マーガレット・ミッチェルの作品





