ガラスの街 (新潮文庫)

制作 : Paul Auster  柴田 元幸 
  • 新潮社
3.63
  • (32)
  • (76)
  • (74)
  • (9)
  • (4)
本棚登録 : 793
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102451151

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 最初は面白かった。でも後半はイライラした。はっきり言って、絶望した人間が、中国午後がどうとか考えるわけがない。と思ってしまった。
    ニューヨークの街並みの描写は好き。

  • 海外文学わからないちゃんには早かった…

  • 対象を追いかけて追いかけて自らを堕ちるまで追い詰める。大体このパターンやね。そして自分を登場させるという不思議なやり方。

  • 僕の乏しい読書量の中でも、好きな海外文学の翻訳者がふたり居て、それは伊藤典夫さんと柴田元幸さん。
    読書友達と柴田訳いいよねって話になり、ただ僕はオースターの『ムーン・パレス』しかまだ読んだことなかったのだけど、とにかく読みやすい。それがオースターのせいか柴田訳のせいかはわからないけど……。
    『ムーン・パレス』よりもNY三部作の方が面白いという話をよく聴くので、以前買ってた『ガラスの街』、シティオヴグラスを引っ張り出して読んだ。

    ボルヘスの『伝奇集』を読んで、これがポストモダン文学だよなぁとわかったようなつもりになる。その際、オースターもポモだと書かれてて、『ムーン・パレス』しか読んだことない自分はあんまりよくわかんなかった。まぁあれも、サリンジャー+ヴォネガットかな?というような内容だったけど。
    『ガラスの街』の方が、よりポストモダンというか、ボルヘス的なものそのままだよなぁと感じた。浮浪してるからオーウェルにも近いのかも。

    ミルトンやら、途中のハンプティダンプティのくだりやらとても面白い。
    オースター的なところは、アメリカという国の成り立ちに触れるところ……なんじゃないかなぁ。
    最後まで読むと、文学とは何か、自己の存在とは何かという話だったように思います。そこがよい。

  • 衝撃的に面白かった。

    孤独な男の元へ来た間違い電話は、
    ほんの序章に過ぎず、
    少なくとも4つの入れ子みたいな、
    予測不能な落とし穴のような展開に、
    読み進めるほどにはっとし、
    清涼感と荒涼感を同時に体験するという、
    不思議な読後である。



    海外文学はあまり読んでいないのだが、
    ポール・オースターはじめ、
    フィリップ・ロスといい、
    マイケル・カニンガムといい、
    現代アメリカ文学は実に面白い!!

  • これは一本の間違い電話で人生が変わってしまった人の物語。昔息子を虐待していた父親から息子を守るために雇われることになったクイン。赤いノートに逐一父親の行動を記録するが、彼を見失ってしまってからは、息子のアパートの前で見張るようになる。雨風をしのぎ、寝る間や食べる間を惜しんで見張り続け、金が尽きたところで家に帰るとアパートは別の人の手に渡り、小切手は偽物で、雇い主とはもう何ヶ月も電話が繋がらない状態だった。もぬけの殻になった息子のアパートで暮らすようになった彼は、赤いノートを残して消えてしまった。真実は謎に包まれたまま。

  • 旅先に似合いそう。

  • 探偵小説? ミステリー?
    間違い電話をきっかけに「ポール・オースター」として探偵の真似事を務める羽目になり、次第に数奇な運命に巻き込まれていく。
    日常から引き剥がされていく不安と孤独が詩的で軽やかな文章で流れるようにするすると綴られていく様に引き込まれました。
    都市の乾いた空気と、相容れない者同士それぞれの孤独が鮮やかに切り取られる。
    物語全体を通して語りかけてくるのは「私」とは何なのか、「私」を私たらしめているものとは? という問いかけなのだろうか。

  • まさか!
    これでおしまいとは。。。
    が、正直な感想。
    随分前にムーンパレスを読んでオースターは二作目。
    ムーンパレスは青春の歯がゆさがとても上手に描かれていて好きだった。
    こちらは探偵ものと言うか、不条理もの?
    カテゴライズも難しいし、評価も難しい作品でありそう。
    ただ、文章は軽快で良かったです。

全83件中 31 - 40件を表示

ガラスの街 (新潮文庫)のその他の作品

ガラスの街 単行本 ガラスの街 ポール・オースター

ポール・オースターの作品

ツイートする