アポロ13 (新潮文庫 ラ 14-1)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (676ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102463017

感想・レビュー・書評

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  • アポロ13号の発射・帰還までのドキュメンタリー。
    著者は13号の船長だけど、書きっぷりが一人称じゃないので、映画を見ているような感覚。面白い。

    13号は、月を向かう途中で故障が発生し、急遽月着陸を断念して、地球に帰還するのだけど、なんせ故障がでたロケットだけに生きるか死ぬかの中で、パイロットやNASAの管制官達が冷静に情熱的に対応する様がかっこいい。

  • 2009年秋に読み終わった本

    1970年に3回目の有人月着陸を目指して行われた飛行だったが、途中で酸素タンクが爆発して、月着陸を中止して地球に戻ってきた話。著書の一人のジムラベルはこのときの船長。

    司令船と月着陸船を連結して月まで飛行するわけだが、酸素タンク爆発で司令船にあった生命維持のための酸素・水・電力がほとんどなくなってしまい、着陸船にあったわずかな酸素で命をつないだ。着陸船はもともと月周回軌道に到達してから使うはずだったのだが、月地球往復の旅程のほとんどを着陸船で過ごすことになった。暖房やコンピュータなどほとんど全ての機材の電源を落として、3人の飛行士は凍えながら無事帰還。機材の電源を落としてしまうのは、着陸時にちゃんと無事起動できるかどうかほとんど賭であった。暖房のない過酷な環境で、寒くてほとんど眠れない中、4日間にわたり、コンピュータのシャットダウン、手動でのエンジン始動・軌道修正やら、着陸前のコンピュータ軌道、とかいっぱいやることがあって、しかもどれもまちがいたら命がないという状況を無事乗り越えてしまった。

    この本は何回も読んでるし、映画も何回も見ている。

    http://hydrocul.seesaa.net/article/146963579.html

  • 危機発生時のチーム運営は見事

    巨大プロジェクトでは分業は必須だが
    どこで不具合が入るか分からない
    チェック体制をどのように築くか

    映画もおもしろかったけれど
    こちらも色々と考えさせられとてもよかった

  • 冒険にはトラブルが付き物ですが、アポロ13が遭遇したトラブルからの脱出には十分に訓練され、機械を知り尽くした人たちが力を合わせてどうにか手に入れた脱出でした。
    …と、内容を書いて行ってもかなり色々な事が書けるのですが、一番感じたのは、「この頃のアメリカは、すごく強くエネルギッシュな国だったんだな」と言うことです。
    また、未来に向けて国を上げて邁進していけるアメリカに戻って欲しいと感じました。

  • 当時は、小学生(年齢がわかってしまいますが)でした。世間は大阪万博の話題でもちきりだったと記憶してます。かろうじて事件を認識できる年齢でリアルタイムの時代に生きていながら、全く知りませんでした。「輝かしい失敗」。アメリカの底力(主要な役割を果たした人の多くが20代前半)を痛感させられる実話です。映画もよかったですが、この本もそれ以上に、読み始めたら止められない、そんな作品です。

  • 1/25読了

  • 同名映画の原作。当事者の話ということでアポロ1号の事件から13号に至るまでのクルーの心境が丁寧に描かれている。立花隆の同名本とは食い違う記述もある。

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