容赦なく〈下〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472040

作品紹介・あらすじ

一方、CIAと国防総省はヴェトナムの地で虜囚の身となっている空軍大佐ザカライアスを救出すべく、ケリーを軍に復帰させることを画策。コードネーム「クラーク」となったケリーは、敵領国内の河を水中橇で遡行する秘密任務に向かう。あらゆる警戒網をくぐり抜け、捕虜収容所を見下ろす丘にケリーが辿り着いたその時…。国家と人々への愛を迷いなく描く、クランシー渾身の巨編。

感想・レビュー・書評

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  • 最後はスカッとした。

  • 容赦なく(Without Remorse, 1993)

    愛する少女のために麻薬組織に単身対決を挑むジョン・ケリー。
    ジャック・ライアン幼少期、ベトナム戦争時代の物語。
    2011年の映画公開。

    『ジャック・ライアン・シリーズ』

    ◆ トム・クランシーの本 → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-927.html

  • この作品は、邦訳「日米開戦」の直後に書き下ろされている。背景に流れる「ベトナム戦争に対する米国感」は、小さく残酷で知性のなき相手の消耗戦であり、クランシーに通奏として流れるアジア嫌いが随所に顔を出す。

    読み物としては、私人が悪を懲らしめる倒していくことに「善悪」の迷いも見せず、最後まで書ききられている。著者に多少の迷いがないのも共感できない。

  • 結果から言ってしまえば、ケリーの復讐は成功しました。

    粛々とケリーを追うライアン刑事は、彼を追い詰めていきますが
    それは冷酷なものではなくて、「成さねばならないこと」を持った
    男たちのやりとりです。
    グリシャノフ大佐とザカライアスやCIAの駆け引きもそうですし。

    ケリーは自分のしてきたことに自ら幕を引こうとする。
    その気持ちはわかります。

    潔いというのは、読んでいても気持ちいいですよね。

    政府の力や事件に関わった人たちの漢気がケリーを
    「クラーク」に生まれ変わらせたわけです。

    それでいいのかなと感じる部分もあるのですが
    ケリーも新しい家庭に落ち着いたようですし、
    野暮は言いっこなしです(笑)

  • 良いね!クランシーの本は・・・

  • ジャックライアン・シリーズに登場する「クラーク」が主人公のストーリー、「容赦なく(上)」に続く下巻。
    法律が護れなかった犠牲者や、法律によって加害者を罰することができず、復讐できぬ者は誰が思いを遂げてやるのか?
    その思いを背負って果たしていくのが「クラーク」という男。

    単なるミステリーサスペンスとしてではなく、表舞台には出てこない男の人間としての葛藤や魅力が十分に味わえる。

  • 新規購入ではなく、積読状態だったもの。
    2012/5/31~6/7

    久しぶりに読んだクランシー作品。ライアンシリーズの陰の男,ジョン・クラークの過去を描いた作品。最後の展開は映画的であった。いやいや,やっぱり面白いや。

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著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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