トム・クランシーの原潜解剖 (新潮文庫 ク-28-5)

  • 新潮社 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (430ページ) / ISBN・EAN: 9784102472057

感想・レビュー・書評

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  • 【読了】トム・クランシー「トム・クランシーの原潜解剖」 7月5冊目。

    もともと親父殿が潜水艦乗りだったということもあってか、レッドオクトーバー、ナディア、沈黙の艦隊、フルメタなどなど、潜水艦が出てくる作品が大好物なのです。

    というわけで、「レッドオクトーバーを追え」のクランシーさんが書いた軍事ノンフィクションがこの本。初版は平成8年だから、1996年ということですね。

    メインはアメリカ海軍の原子力潜水艦、主にロサンゼルス級を扱っているけれども、この手の本にしては珍しく英海軍の攻撃型原潜であるトラファルガー級にも取材をしています。

    潜水艦というのは軍隊の中でもかなりの機密になるので、あまり中身が我々に伝わってくることは少ないわけですが、本書ではロス級とトラファルガー級の内部構造、実際の生活などのドキュメントが楽しめます。

    その他、実際の任務を仮想的なケーススタディとしてクランシーさんが、少しだけ小説チックに書いていたりだとか、各国の潜水艦事情なども当時のデータではありますが解説されているので、潜水艦好きにはマストな本と言えるでしょう。

    この本で初めて知ったんですが、中国の漢級と夏級ってターボエレクトリックだったんですね。ターボエレクトリックを採用している原潜はフランスだけかと思ってました。

    あとwiki見ると、クランシーさんって日本人があまりお好きではないらしいんですが、確かに海自の潜水艦の解説に愛が無いというか、熱意が無いというか、当時にしてもちょっと古い情報で、やる気がない感じが炸裂しているのが、少し面白かったです。

    また米軍にしても原潜建造技術の維持問題はけっこうきつそうですね。熟練工の技術で、人に依存しちゃっているから、作り続けないと作れなくなっちゃうのですよ。休んでおいて必要な時にまた作れば良いじゃないって風に簡単にいかないのが、こういう技術の世界なんですよね。

  • 攻撃型潜水艦って何で分類されてんだろうと思ったけど普通の「SS」と「SSB」って違うのね。「SSB」原子力しかないみたいだから「SSBN」しかないわけだけど。任務がまったくちがうんだな。おおむねの「SSN」と「SSBN」の任務の違いについては網羅できている。ただ、出版がかなり前のものなのでかなり情報は昔のものになっている。ただ、潜水艦の大まかな任務、設備については知ることができる。願わくば改訂版が出ることを期待したい。

  • トム・クランシーで潜水艦戦の興奮を覚えた人には必須の解説書と言えるでしょう。ただし、出版から時間が経っているので最新の潜水艦については物足りないのではないか。

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著者プロフィール

1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に。訳書にE・トーマス『レイテ沖海戦1944』、L・ライト『倒壊する巨塔』、A・ビーヴァー『ノルマンディー上陸作戦1944』『第二次世界大戦1939-45』、D・E・ホフマン『死神の報復』、C・ネルソン『パール・ハーバー』(以上、白水社)など多数。

「2023年 『ヴェトナム戦争(上)(仮題)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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