- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102472477
作品紹介・あらすじ
激闘の末に9・11テロの黒幕アミールを捕獲して一年。ジャック・ライアンは再び大統領を目指して厳しい選挙戦を戦っていた。一方、対テロ民間秘密組織"ザ・キャンパス"に属する息子のジャック・ジュニアは、要警戒テロリストがフランス入りしたことを突き止める。各国で活動を続けていた工作員らと急遽、パリに集結するが…。テロの目的とは?進化を続ける巨匠の国際諜報小説。
感想・レビュー・書評
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激闘の末に9・11テロの黒幕アミールを捕獲して一年。ジャック・ライアンは再び大統領を目指して厳しい選挙戦を戦っていた。一方、対テロ民間秘密組織“ザ・キャンパス”に属する息子のジャック・ジュニアは、要警戒テロリストがフランス入りしたことを突き止める。各国で活動を続けていた工作員らと急遽、パリに集結するが…。テロの目的とは?進化を続ける巨匠の国際諜報小説。
せっかくなので、積読状態の過去の作品を読んでみる。いずれ読むだろうと思い、マーク・グリーニーとの共著は購入してあったので。
続けて二巻目に進む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロシアの辺境タゲスタンで、タゲスタン独立を指揮する活動家が捕縛された。一方、アメリカ合衆国国内では、キールティ大統領の政治に反発して再び、ジャック・ライアン元大統領が立った大統領選挙が大詰めを迎えており、ジャック・ライアンシニアが優勢を維持。ザ・キャンパスは、テロリスト集団の監視の為、世界各地に赴き任務に当たっている。
本作品のベースにあるのは、イスラム過激派と西側(即ちキリスト教枢軸国)の闘争である。もはや、動かし難いムーブメントとなったイスラム過激派の運動は、現実社会では、ISISの国家樹立の為の戦闘となっていくが、小説ではパキスタン国内のクーデターで想定されている。現実社会でシリアとイラクに跨る地域で起こっていることは、いずれ小説では、 -
ライアン・シニアとジュニアに降りかかる障害を暗示させるための第1巻。最新の兵器や道具は出てこないがリアルな描写ではらはらさせる。次巻に期待。
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ジャック・ライアンは大統領選挙で遊説中。息子、ジャック・ライアン・ジュニアが勤務している民間の情報機関「ザ・キャンパス」の活動を描く。今回は、ロシア中央アジアでのチェチェン系テロリストの動きと並行して、アラブ、エジプト、アフガニスタンの動きが紹介される。
世界中のテロの同姓の現在を反映していて、面白い。 -
大統領選の裏側、ロシアでのテロリスト掃討作戦、パリを舞台にしたキャンパスの作戦展開。
相変らずのクランシー節で一本一本の糸が複雑に絡み出す。 -
感想は4巻に~
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始まり。
こうなると、完全にジャック・ライアン・サーガですね。
ジャック・ジュニアは、着々と現場要員としての訓練を重ね、
ジャック・シニアは、着々と大統領返り咲きに向けての戦いを進めます。
ジャック・シニアは、敵が多いんですね。
正しいことをやる人間は、敵が増えるんでしょうかね?
それと、ジャック・ジュニアも、訓練だけではなく、
実戦への関与も深めていきます。 -
先の作品から代替わりを果たすべく、息子の活躍を主体としておきながら、結局、父親が大統領選に出馬したが故に、父の選挙戦と、息子の非政府系対テロリスト組織の活躍をダブルキャストで同時進行で描き、どちらが主人公か分からなく、折角の息子の努力が、過保護に傾く母親などにより、主人公になりえておらず、中途半端な感が残る。その結果、結局は親父が主役にというパターンになりそう。同様な代替わりを同時進行的に行っているカッスラーやハンター等も進めているが、こちらは本来の主役たる親父の登場を最小限に抑え、代替わりを目指していおり、クランシーの進め方とは少々異なっており、どちらのアプローチが成功するかは未だ分からない。いずれにしろ親の七光では大成しそうもないので、結局は親父が出てきそうなのは変わらない。
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20121225
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トム・クランシーは全巻読んでいるが、相変わらず面白い。