消えたマンガ家 ダウナー系の巻 (新潮OH文庫 56)

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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102900567

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  • 画力もストーリーも抜群な人気マンガ家が、ふと気がつくと姿を消している。力がある故に量産を強制され、心身共にすり減らし消えていく。その謎を明らかにすべく、日本全国を縦横無尽に取材しまくった人間追跡ルポ。「ダウナー編」

    ちばてつやの弟として期待されながら心身共にすり減らし自死したちばあきお、恋愛関係や親子関係ですり減らしアルバイトでも暮らしていけずプロの漫画家としても編集者の要望に上手く応えられず精神を病んでしまう山田花子、「マカロニほうれん草」でなぜ消えてしまったかを語る鴨川つばめの独占インタビュー、「幽遊白書」での泥沼の編集部との対立や憂鬱をどのように超えて「レベルE」で復帰した冨樫義博、消えた漫画家から見える少年ジャンプの諸悪の根源である「専属契約制」の功罪を追求した傑作ノンフィクション。

  • 非常に面白い。鴨川つばめのマンガに対するあまりにも真摯な姿勢にあらためて驚くとともに、今ではマンガを書くということにこれほどの生活におけるギリギリ感は要求されないのではないかという気が…。でも山田花子や富樫なんとかのところを読むと、生活ではないが精神的なギリギリ感は今でも変わらないのかも(一部のマンガ家ではあるが)。

  • クイック・ジャパン誌で連載されていた、いろいろな意味で表舞台から消えていったマンガ家を追跡したルポを編集した文庫本。これは「ダウナー系」となっているが、もう一冊「アッパー系」も出ている。この「ダウナー系」で括られたマンガ家は8名。中には僕が知らない人(安部慎一、中本繁、内田善美)もいたし、名前は知っていても作品はまったく興味が無かった(富樫義博)という人もいる。しかし残りの4名(ちばあきお、山田花子、鴨川つばめ、ねこぢる)は、実際に大好きだったり、読んでいた作品を書いていた人ばかりである。特にちばあきおと鴨川つばめの二人は思い入れが強い。内容については実際に読んでもらうのが良いと思う。その壮絶なマンガ家の生活の裏側を全てでは無くとも知ることができるし、消え(ていっ)た理由も、読んだ人なりに理解ができるかもしれない。

  • 鴨川ツバメロングインタビューとか冨樫義博のコミケで配った本の内容抜粋とかねこぢる自殺とか何か色々と漫画好きなら気になるないようです。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。デビュー作『説得』が講談社ノンフィクション賞を受賞。「水木原理主義者」を自称するほどの水木しげるファンで、代表作に『消えたマンガ家』などがある。

「2015年 『さらば、ヘイト本!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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