- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102901267
感想・レビュー・書評
-
読書録「地名の謎」3
著者 今尾恵介
出版 新潮OH!文庫
p113より引用
“町全体が京都駅のプラットホームと線路ば
かりで、鉄道が開通する前(正確には一九一
五年に京都駅が南側に移転する以前)は人家
もあったが、今は完全に鉄道用地だ。”
目次より抜粋引用
“地名を見れば歴史・風景が読める
各地に息づく魅力の地名
人の営みが地名を変えた
苦心サンタンの新地名事情
整然とした地名はお好きですか”
子供の頃から地図に親しんできたエッセイ
ストによる、日本の地名とその由来について
記した一冊。
他社刊行作「日本の地名・都市名」大幅加筆
文庫版。
地形と地名の関係性から地名が変わりゆく
事情についてまで、歴史背景や古地図ととも
に解説されています。
上記の引用は、街一つが駅の中にある京都
の町について書かれた項での一文。
名前だけでも昔のまま残しておくことで、観
光都市としての価値になりうるのかもしれま
せんね。
日本の旧国名と現在の都道府県地図も載っ
ていて、時代小説をこれから読み始める時に
手元にあると、より楽しめるかも知れません。
地名の索引も付けられているので、本書への
力の入れようが窺えます。
ーーーーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小字地名の収集をしている自分には格好の一冊。
合成地名や地名の語源についての考察も参考になった。
処分日2014/09/20 -
様々な地名やその由来を知れて面白い。合併で珍しい地名がありきたりなものに変わってしまうのは寂しいなーと思う。
-
興味深い。日本の地名にはいろんな意味があるのだ。
-
地名って深く読むと、歴史が込められていたり、地形が表現されていたり、願いが込められていたり、とても面白い。
白馬岳なんと読むでしょう?
はくばたけと呼んでしまった人、この本読んでみて。“はくば”では何の意味も持たなくなってしまうんです。(白馬村)は“はくば”で正解ですが。
平成の大合併、伝統的な面白い地名が消えるのは寂しい限りです。 -
もう数え切れない程持っている雑学本(汗)面白そうなのあるとつい買ってしまうんだよなぁ…。無駄な知識ばっか増えていくよ(笑)でもってコレは日本の地名の中から面白いエピソードや由来のあるものをチョイスして紹介した本。しかし著者が鉄道マニアだから地名と駅名がほぼ半々(笑)北海道の地名とかって何かほのぼので良いですねぇ…アイヌ語可愛い♪