果断: 隠蔽捜査2

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002529

感想・レビュー・書評

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  • 東京大学法学部から公務員上級試験に合格して警察庁に入つたエリートキャリアの竜崎伸也の視点で書かれた物語。ただし現在はある事件のあおりを食つて所轄の大森署の署長。
    やや複雑な関係の幼なじみである警視庁刑事部長の伊丹俊太郎も時折顔を出す。伊丹の視点で書かれて竜崎が登場する作品もある。

  • 最新刊が待ち遠しい。。。。はまります。

  • 竜崎の相変わらずの真っ直ぐさに引きこまれます。
    こんなキャリア官僚がいたら、日本ももっと良くなるんだろうなと思います。

  • シリーズものの2作目。このシリーズは初めてだったが、不自由なく楽しめた。
    キャリア警察署署長が主人公。竜崎は無意味なしきたりや派閥争い、建前がある警察という組織の中で、自分で考え、合理性を重視して公平な態度で行動する。
    そんな中、ある事件で責任を取らされる可能性が出てきた。回りは責任逃れをしようとする中、竜崎は自分の責任を認め、自分の判断に間違いはなかったと主張する。
    こんなドロドロした世界の中で竜崎の考えの素直さが気持ちよかった。彼を支える奥さんも素敵で、最後はじんわりきた。

  • 所轄に飛ばされた署長が
    徐々に署員たちと信頼関係を築いていくさまが
    とっても面白い。
    戸高のキャラクターもいい。

  • 隠蔽捜査シリーズ二巻。前巻で麻薬事件を起こした息子を自首させ、警察庁総務課長から大森署長に左遷降格された竜崎伸也は、強盗事件逃走犯の小料理屋立てこもり事件に遭遇する。署長の竜崎は警察幹部としては異例の前線本部長を勤め事件解決を図るが・・・家庭内を切り盛りしている伸也の妻冴子だが息子の事件・夫の降格引越しで、ストレスがたまり胃潰瘍で入院する。不本意な解決に終わった事件に、良妻の冴子は見舞いに来た伸也を逆に励まし事件の隠された真相を暴かせる。

    息子の犯罪・夫の左遷・家を守る妻の入院と竜崎家もバラバラになりかけながらも立て直す、はらはらしながら読み終えた。刑事物とは違った作品だが読ませる内容面白さがある。続けてシリーズ読み進めたい。

  • 隠蔽捜査より面白くなってる。やっぱ竜崎いいな~

  • 「隠蔽捜査」第二段。
    左遷?されて大森署の署長になった竜崎。
    相変わらずブレない主義で、読んでて気分爽快。
    でもね、私にも戸高の着目点には気付いたよ(笑)♪
    それから本書のおかげで、後に読んだ「ジウ」がよくわかりました(笑)。

  • 隠蔽捜査の二作目。大森署署長への降格人事の後に起きた立てこもり事件。二作続けて寝る時間を削って最後まで楽しみながら一気に読んだ。登場人物の魅力と無駄の少ない文章による早い展開がミソなのだと思う。

  • 今野先生の警察モノ、多々ありますが、このシリーズが一番好きですね。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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