去就: 隠蔽捜査6

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 668
レビュー : 124
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103002581

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの「ザ・竜崎」でした。
    前作は外伝だったため、物足りなかったのです。

    あいかわらず指揮権だの縄張りだのと、権力争いに暇ない警察組織。
    そんな中、竜崎は今日もたくさんハンコ押してます。

    合理的がモットー、
    たてまえと本音、それを上手く(ずるく?)使い分けることなく
    原理原則を貫くブレない男・竜崎。
    「小物には腹も立たない」痺れます。

    でも、そんな竜崎も、冴子サンには敵わないんですよね。ふふっ。

    私の場合、困ったことに、この朴念仁さんが好きすぎて、
    事件の内容よりも彼の行動にばかり目がいってしまうのです。
    少し反省です。

    そろそろ大森署から移動になるのでしょうか。
    それはそれで、楽しみなような、さみしいような…。

    • しのさん
      こんにちは。
      私も隠蔽捜査シリーズ読んでいます。
      まだ3で止まっていますが、早く読みたいって思っています。
      杜のうさこさんと同じく竜崎...
      こんにちは。
      私も隠蔽捜査シリーズ読んでいます。
      まだ3で止まっていますが、早く読みたいって思っています。
      杜のうさこさんと同じく竜崎さんの大ファンです~スッゴク素敵ですよね。
      2016/11/04
    • 杜のうさこさん
      しのさん、こんばんは~♪

      ね~竜崎さん、素敵ですよね~。大好きなんですよ!
      それでね、あ~面白かったって読み終えて、感想書こうと思っ...
      しのさん、こんばんは~♪

      ね~竜崎さん、素敵ですよね~。大好きなんですよ!
      それでね、あ~面白かったって読み終えて、感想書こうと思ったら、
      あれ?どんな事件だったっけ…?(笑)
      すぐに読み直したんですが、
      私のレビュー竜崎さんのことしか書いてないですね。

      ただ、すごく好きなんですが、妻は務まりません。
      やはり、冴子さんじゃないと!
      って、なに妄想してるんでしょうか、私(笑)
      2016/11/04
    • しのさん
      こんにちは
      そうそう奥様の冴子さんとっても素敵なんですよね♪
      3では何と竜崎さんが恋をしてしまって…。
      もーーーーってやきもきしてしま...
      こんにちは
      そうそう奥様の冴子さんとっても素敵なんですよね♪
      3では何と竜崎さんが恋をしてしまって…。
      もーーーーってやきもきしてしまったのですが、奥様は何もかもお見通しでサラッと流した器の大きさに惚れ惚れしました(笑)
      うーーっ、スッゴク早く読みたくなってしまってきましたぁぁぁぁ(笑)
      2016/11/05
  • 待ちに待ったシリーズ最新作。
    竜崎と妻冴子との、朝の会話の導入部から一気に「隠蔽捜査」の世界にはまり込む。
    竜崎の家庭での言動も、このシリーズの薬味となり、魅力の一つになっている。もちろん冴子も、このシリーズには欠かせないキャラクターとなっている。終盤、冴子が啖呵(?)を切る。
    「警察官に異動はつきもの。・・・地方への異動が怖くて警察官僚の妻なんてやってられないのよ。こっちはいつ何時でも覚悟はできているの。」
    あの竜崎にしてこの妻冴子あり。
    何ともいい難い夫婦の妙、ほほえましさ(?)に思わずニヤリ。
    期待に違わぬ面白さに、読み終えるのが惜しい。そんな気にさせる作品にはなかなか出会えないものだが・・・
    今回は、ストーカー問題(これもタイムリー)が発端となって、事件に発展する。
    事件と同時に、竜崎の娘美紀にもストーカー問題が立ち上がる。
    内に外に、公に私にも、しかし原理原則を重んじる竜崎の立ち位置は少しもブレない。
    そして、一件落着かと思いきや、題名ともなっている問題が立ち上がる。
    竜崎の言動を借り、現状の悪しき警察体質を白日の下にさらすのも、このシリーズの魅力。例えば、警視庁本部に言われたことをどこの方面本部が早く実行するか、そんなのは小学生の競り合いに等しい、と喝破する。
    返す刀でマスコミに対し、言葉尻を捉え前後関係を無視して糾弾する日本のマスコミの現状を、ジャーナリズムではなくセンセーショナリズムだと、苦言を呈する。
    竜崎の言動はいつも小気味いい。
    この作品で、根岸紅美という魅力的な女性警察官が登場し、戸田とコンビを組むが、今後この二人の活躍の場面が期待できそう。

  • 人気の隠蔽捜査シリーズも、6作目。
    タイトルにそう書いてあるのはわかりやすいんですが、間に5.5とかあるんですよね‥(笑)
    日がたってしまったので、まずはこちらだけでも。
    読んだ後、新作が待ちきれずに他のシリーズもかじってみましたが、やはりこれが一番!

    大森署の署長の竜崎伸也は、堅物だがいたって合理主義者。
    竜崎流のやり方で、どんどん仕事を進める毎日です。
    管内で女性の連れ去り事件が起き、どんな可能性があるかとすばやく対策を練ります。

    ストーカーによる犯行が疑われる中、新任の上役が権威を振りかざしてくるため、対立しがちになってしまうことに。
    竜崎にしてみれば、対立するのも無意味なのだが。
    一方、家庭でも娘の美紀に問題が起きていました。
    婚約者との間にすれ違いが生じ、ストーカー疑惑に発展‥
    父親として、竜崎は?
    妻の冴子さんも、さすが肝の座ったいい味を出しています。

    今回は署長らしく部下に任せて、ほとんど現場には出ることのない竜崎、だが打つべき手は全て打ち、何もかもお見通し(笑)
    生安課の女性警官・根岸紅美がなかなか有望で魅力のありそうな新キャラで、戸高刑事と組むことになり、次の作品がまた楽しみになりました。
    もう発行されています☆

  • やっと回ってきた。長かった。
    隠蔽捜査シリーズ6
    「いつもと変わらない朝だ。」という文章から始まるんですけど、ああ、もうほんとに、いつもと変わらない竜崎でした。
    無駄が嫌い、原理原則を重んじ、すべてに合理的。
    階級も上下関係も構わない、その場その場で一番適切な体制、指揮をとる。
    読んでいて、これ!これ!という感じ。待ってた。

    ただね、ドラマ化されてしまったから、見て以降はチラホラ役に合わない人がちらついて困った。
    そうじゃないんだけどなぁと思いながら、でも徐々に慣れてくるのかなあ。

  • 今野敏「隠蔽捜査」シリーズ、安心して読めるシリーズである。多作が災いしてなのか、他の今野作品では正直「あれ…」ってのもあるんだが、このシリーズは概ね外れない。作者自身も相当愛着もって、もしくは腹括って書いてる本命シリーズなんだろうなぁ。

    今回も原理主義合理主義を貫く竜崎節炸裂。義理と人情を秤にかけること自体が合理的ではないと唐獅子牡丹も色あせる言動が、理不尽なことでクヨクヨしてしまいがちな身には心地よい。なすべき目標をブレなく見定め、プライオリティを誤らずに淡々となすべきことを為す。その姿がカッチョええのである。

    「そこは空気読まな」とか「ちょっとは足並みそろえようや」とか、そういう温かい人間関係も勿論ほっこりしていいのだが、弱い奴はそこに甘え、悪い奴はそれを利用する。生温かいのは気持ち良い半面、雑菌が繁殖しやすい環境でもあるってこと。時には灼熱の、時には厳寒の環境に身をさらせる強さを身につける。堅物頑固もきちんと磨けばカッチョ良さになるのだ。

    ところで、「5.5自覚」読み忘れていたようである。早速リスト入りさせておこう。

  • 面子にこだわらず、実効性や合理性を追求していく、竜崎らしさは健在。
    その性格をよく知らない人に戸惑われながらも、自分のやり方を貫く姿は、痛快。
    戸高ら大森署のメンバーも、存在感がある。
    安定した面白さではあるが、事件とエピソードに既視感も。
    大森署での活躍はもちろん楽しみだが、新天地での姿も読んでみたい気がする。

  • シリーズ(スピンオフ含め)8作目。
    竜崎署長は相も変わらず己の道を行く。
    今回は、家庭においては、娘の美紀に対するストーカーと結婚話。
    職場においても、ストーカー誘拐立てこもり事件が発生する。
    しかも特別監察まで。
    さて、どうなる?!

    竜崎の元には優秀な部下が揃っている。
    多少問題はあるものの、仕事のできる男、戸高と生安課の女性巡査、根岸。
    この根岸が努力家で、職務熱心なため、今後の成長とシリーズでの登場が楽しみだ。
    根岸はどこかで会ったことのあるような女性。
    とにかく頑張る。
    全てを潰して、自分の仕事以上のことにのめり込む。
    しかし、それではいけない、と竜崎は諭す。
    そう、自分だけで抱え込んではいけない。
    交代要員を作り、自分がいなくても仕事がつつがなく回るようにしなければ、仕事はいつまでも終わらないし、非効率的だ。

    一方、竜崎の娘に対する行動も手厳しい。
    珍しく父親らしい行動だったな、と頬が緩む。

    それにしても、
    竜崎の異動もまもなく、か?
    シリーズも終わりに近づいているのだろうか。
    かすかにそんな匂いを感じながら、次回を待とう。

  • 初読みの作家さんだけど ああ面白かった!と言う印象 笑。シリーズ物なのに初読みが6つまり8巻目だとは。本心から警察官僚を自他ともに許す竜崎伸也がともかく魅力的ですねぇ。こんな人間が居るなら警察組織も悪くないのですが....
    そしてスパイスの妻がまた良い役どころを与えられているので竜崎も存分に仕事に専念できる設定になっているんだね。このシリーズは要リストアップに致しました(^^)

  • 大森署署長、竜崎伸也シリーズ。

    今回は、ストーカー対策がテーマで、ある事件を解決すべく働きますが、事件の果てに特別監査にかけられたりします。

    家庭では娘が交際相手との結婚話がこじれ、ストーカー問題になりそうだったり。

    相変わらず、安定のおもしろさ。
    大森署の面々が次第に竜崎伸也に惹かれていっているのがよくわかる1冊になっていました。

  • 隠蔽捜査シリーズ。もう本編だけで、6作になるのに、2作目から舞台も登場人物もほぼ変わりなく、何年経っている設定なんだろう?と疑問に思いながらも、竜崎の変わらなさに、ほっとする。今回は大森管内で発生した誘拐事件を軸に、ストーカー対策や方面本部長との対立が描かれる。方面本部長との対立で、特別監察を受けることになっても、ぶれない竜崎。今作のタイトルから、今回こそ、窮地に追いやられるのかと思ったけど、窮地に立っても変わらない竜崎はやっぱりいい!

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著者プロフィール

今野敏(こんの びん)
1955年北海道三笠市生まれ。上智大学文学部新聞学科在学中、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。大学卒業後、東芝EMI入社。ディレクターと宣伝を勤める。主な担当は、TMネットワークの前進バンド『スピードウエイ』。宣伝では、オフコース、甲斐バンド、チューリップなどニューミュージックを担当。1981年、同社を退社、作家に専念。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年『果断 隠蔽捜査2』で、第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。
2018年は「作家生活40年」のメモリアルイヤーで多くの特集が組まれている。主な企画作品に、2018年7月、任侠シリーズ最新刊『任侠浴場』刊行。新シリーズとして同年10月『継続捜査ゼミ』を刊行した。

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