向日葵の咲かない夏

著者 :
  • 新潮社
3.12
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本棚登録 : 1056
レビュー : 246
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103003311

感想・レビュー・書評

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  • かなりブラックホラーなミステリーでした。初めのうちは何しろ小4の男の子が主人公の話でテンポよく展開して行くので面白おかしく読み進めていくうちに何だか調子が変化してきて、思わぬ方向にどんどん旋回して行き最後はうすうす感じた結末が待っていた!私には好みじゃなかったけど、かなり読まれているので人気あるようですね。

  • うおお…このタイトルでベストセラーだというから、何か感動モノを予想して読んでしまった…。むしろ何故そう思った私…。
    よもやこんな(わりと好みの)ブラックサイコ系ミステリとは…。
    うん…こんな主人公好きだけども。今後も活躍してくれそう。
    しかしおもちゃかなー別人格かなーもしくは猫かなーと思っていたら…いやー瓶大好きですね!

  • ミステリとしてはアンフェアだと思いました。ただ、主人公の持つ狂気や心の歪みが凄まじく、ホラーかダークファンタジーの作品と考えれば納得できそうな気がします。終盤の展開はスピード感とインパクトがあり、忘れたくても忘れられない、といった印象を残す作品でした。

  • 初 道尾作品。

    終始、ひっかかりを感じつつ読んでいた感がある。
    不気味でグロテスク。妙な違和感と展開のスピード感。
    本の分厚さから時間がかかりそうだなと思ったけれど、
    想定していた時間の半分ぐらいで読み終えてしまった。

    いろんな登場人物の心の動きが少しずつ見えてきて
    そのあたりは面白いなと思った。
    読み終わってのすっきり感は余り感じない。
    もう少しスッキリしてくれれば嬉しいのだが、
    全体としては悪くはないと思う。

  • 最近どろっとした部分が薄くなってきた道尾作品の初期を再読。
    昔読んだ時は気持ち悪さしか残らなかったけど、今回は中々面白く読めた。ミチオ君、壊れちゃわずにちゃんと大人になれたんだね。
    S君はイジメられてたのに、ミチオ君がフツウに学校生活を送れていたのがちょっと不思議。ゴミ屋敷住まいで、いつもビン持って、ブツブツ言って、親もあんなカンジで、絶対イジメられそうなカンジなのに。

  • 「練りに練った叙述トリックを、ラストにスッキリ種明かし」というのが、著者の作品に対するイメージですが、今作にはその辺りを感じられませんでした。

    確かに、大きなトリックには驚かされた部分はあるものの、主人公の世界観を善悪の善として受け入れられないと、ミステリーに成り得ないように思えてしまいました。
    ラスト3ページがなければ、まだ主人公を受け入れられたのですが。

    一気読みさせる程に引き込まれるものの、読後に残念さが残ってしまう難しい作品でした。

  • S君の首つり自殺の死体を見てしまったミチオ。
    しかしS君の死体はどこかに消えてしまった。
    クモに生まれ変わったS君は、ミチオとその妹・ミカに、「死体を見つけてほしい」という。
    S君の死体探しから始まる、かなしくてこわいミステリー。
    ***

    暗く沈んだどろどろ小説。
    まずミチオの母親が狂ってる。
    と思えば先生も狂ってる。
    そしてS君もおじいさんも、ミチオ君も。

    叙述トリックはしっかり騙されましたが、ラストへ近づくにつれてどんどん狂気的になります。
    種明かしからは転がるように早いテンポ。
    物語のどんでん返しは面白いと思ったけど、あまり驚きはしなかったなぁ。
    『生まれ変わり』を信じないとついていけない内容でした。

  • 最後が意外な展開!

  • ホラー、ファンタジーなのかもしれないが、嫌な後味。主人公が狂っているのかと思いたくなる部分が多く、理解できない感覚。動物が虐待されているのがずっと嫌な気分だった。二度と読みたくない。

  • 不思議なお話し。最後まで引き込まれました。

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著者プロフィール

道尾 秀介(みちお しゅうすけ)
1975年、兵庫県生まれの小説家。玉川大学農学部卒業。会社員生活を続けながら小説を執筆しており、2004年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2007年『シャドウ』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞。2009年『カラスの親指』で第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2010年、『龍神の雨』で第12回大藪春彦賞受賞。『光媒の花』で第23回山本周五郎賞受賞。2011年、『月と蟹』で第144回直木賞受賞。直木賞にはこの作品で5回連続のノミネートだった。
その他代表作として『向日葵の咲かない夏』があり、文庫版は100万部を超えるベストセラーになった。『カラスの親指』は映画化された。
ほか、横溝正史ミステリ大賞、新潮ミステリー大賞の選考委員を務める。

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