片眼の猿 One‐eyed monkeys

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1068
レビュー : 246
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103003328

感想・レビュー・書評

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  • あたしはたぶん片眼の猿だと思ったら泣けてなかなか進まなかった。いつか大事な人に話せるだろうか。トランプの話はいちいち面白かったな。自殺キング。干支シリーズを2つ目。

  • いい裏切りにあいました。
    軽い感じなのかなって初めは思いました。
    ミステリーで主人公が探偵という設定だけを感じればどこにでもあるお話と変わりないですもんね。
    けれど、読み進めると深みがわかります。
    (道尾さんの本は好きだけれど、作品を全部読んではいないので大きな顔してコメントできませんが・・・。)
    ラストの結末や真相でうるっと来て、読み終わってから、人物や風景の描写で読者を引きこむ道尾さんの得意な部分に引きこまれたんだ、と思いました。

  • 確かに。だまされた僕の想像のほうが、非現実だと気づく。

  • 帯であんなに騙されるよ?みたいなことが書いてあったので、ちょっとした文章にも気をつかって読んでたのに完全に騙されてしまいました!読み返してみると、伏線もいっぱいあったのに・・・(笑)でも最後の方は気持ちよく騙されたというか、人の痛みを言わなくても理解してそれを受け入れているローズ・フラットの人たちが大好きになりました。

  • 107:はい、またしてやられた……と心地よい敗北感にorz、なのですが、フェイスカードの謎かけが最後まで引っ張られたのが一番悔しかったです。考えてみれば、ローズフラットという建物そのものが不自然で、何らかの作為があったに違いないのに……! 悔しいなあ(笑)

  • 「どれだけ眉に唾を付けて読んでも100%騙される」みたいな文句が帯に書いてあったので覚悟して読みました。
    一言で言えば、「逆だった」ということでしょうか。

    主人公の探偵・三梨は、千里眼ならぬ千里耳の持ち主として描かれています。大きな耳を帽子やヘッドフォンで隠しているように読んでしまう。
    同じように、三梨のパートナー的立場になる冬絵は千里眼の持ち主で、大きな目をサングラスで隠しているものと思って読む。
    これらが、最後にはすべて逆だったことが判明して、うわーやられた! という感じ。
    最後に種明かしされる前に気付いたのは、三梨の仕事仲間・帆坂が車椅子であることくらいかな。

    三梨の住むアパートにはわけありの住人ばかりが住んでいて、彼らの描写が時折入るんだけど、それぞれ身体の大事な部分が「ない」。
    特に双子の姉妹はわりと露骨に身体的特徴のヒントが書いてあったのに、全く気付かなかった。
    それから、三梨の別れた恋人・秋絵の抱える事実(性別)に関しても、さらっと読み飛ばしていたところにボディーブローを食らう感じ。

    最後まで読んでみると、一ページもうっかりできなかったことに気付かされます。
    あちこちに張り巡らされた伏線も良いのですが、アパートの住民たちの人情にはホッとさせられる。
    足りないものを補い合うように生きる彼らは本当に素敵です。

  • 警【Caution!】告
    まず断言してしまいます。
    どれだけ眉に唾を付けて読んでいただいても、筆者の企みを100パーセント見抜くのは不可能でしょう。(以下省略)

    と帯に書いてあるこの作品
    よ~し!この挑戦うけてたつ!と張り切り、気になる部分はメモをとりながら読み進めました

    結果、そうきたか!の連続で、ちょっとした違和感からのそうだったのかと綺麗に回収するあたりは気持ちよくスッキリしました

    色んな作品を読むときも、なんとなくこうなるよねって結末を予想しながら読んだりするけど、最初から挑戦待ってますみたいな帯、面白かったです

    ただ、冬絵はあまり好きになれないキャラだったな
    そう言えば前に女性を主人公にした作品の時もキャラに違和感があったような

    道尾さん、もしかして女性は苦手ですかね?

  • 読了日2009/12
    軽いミステリー
    アパートの住人がとても魅力的で愉快な人々で思わずプッと笑ってしまう所がたくさん。
    楽しく読めました。
    そして、今回もすっかり騙されました。
    人の思い込みってすごいなぁ。思わず「えっ、そうじゃなかったけ?」って前の方を読み直してみたりしました。

  • 道尾さんの作品は何作か読んでますが、これはちょっと微妙でした。騙しの箇所が事件のト

  • 2016/10/6
    おもしろかったねぇ
    地獄耳や千里眼的な不思議な力が存在する架空の世界かと思いきやそうでなく。
    何かうっすら物悲しいフィルタがかかってるような見え方が新鮮というか独特というか。
    悲しいのに気分悪くはないのが不思議。
    それぞれの登場人物もいいんだな、これが。

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著者プロフィール

1975年東京生まれ。04年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。『月と蟹』で第144回直木賞受賞。

「2019年 『カエルの小指 a murder of crows』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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