秋の大三角

  • 新潮社 (2005年12月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103006312

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

女子高を舞台にしたこの作品は、青春の憧れや恋愛を描きつつ、予想外の展開が待ち受ける学園ファンタジーです。主人公の里沙は、憧れの先輩から頼まれたことをきっかけに、痴漢事件を通じて思わぬ真実に直面します。...

感想・レビュー・書評

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  • 中高一貫の女子校に通う主人公と憧れの先輩の話。途中までは普通の推理物だと思っていたら、ホラー的な要素が加わって一気に非現実的な感じに。
    私も中高一貫の女子校で過ごしたからか、当時を思い返すと、主人公の先輩に憧れる気持ちや先輩の為に何かしてあげたいという気持ちはよく分かったし、友達だと思っていた子が受洗し、置いて行かれたような気持ちになるのも共感できた。大人になった今では何のことはないそんな出来事も多感な中学2年生という年代には大変な事だろう。
    主人公に共感できるからこそ、やっぱり最後は真央先輩に戻ってきて欲しかったな。切ない結末だった。

  • とっても面白かった!
    まだ半分くらいしか読んでないとこから、一気に読みたくなってしまうくらい。
    思ってたのと全然違う展開になって、なのに、え?どうなるの?って気になって、
    読後感も全然悪くなかった。
    こんなことって、あるのかもしれないという気になった。
    とても読みやすい。

  • 過去と未来が交わる街で

    【感想】
    クリスマス前のいまくらいの時期に読むのにいいかもしれない。

    【一行目】(第一章)
     口のわるい人は、この長い階段を「大根坂」と呼ぶ。スーパーなら一本三百円しそうな発育のいいふくらはぎが、せっせと上り下りしているからだ。

    【内容】
    ・憧れの真央先輩とキス魔という新手の痴漢の関係は?
    ・死の国が近い街で死者と生者が交錯する。

    ▼簡単なメモ

    【永遠】真央先輩「私、嫌いなんだ。何かが終わってしまうことって。永遠に続かないなら、最初から始めなければいい。そう思わない?」p.63
    【演劇部】ここ数年、文化祭での演目はマリー・アントワネットがらみ。ナボレオン役は客演で人気のある生徒が演じる。
    【キス魔】最近出没する新手の痴漢。別れ際に「じゃあね」と言って恋人っぽくキスをしていく。なぜか真央先輩が関心を示している。
    【三巨頭】学園で人気のある三人の生徒。エレガントなお姉さまタイプは英語部の河原林祐子。ヒーロータイプの真央先輩。テニス部の強豪選手、進藤文。
    【死者】生きていない人たちがけっこうそこら辺をふらついているかもしれない。
    【受洗】洗礼を受けること。友人の受洗に里沙がカリカリするのがよくわからない。これまで通り友人でいられると思うんやけど。個人的な話やけど父の実家はカトリックなので親戚たちは洗礼受けているようやけどなんらかのイベントのとき讃美歌を歌ったりする以外はそうでない人と同じやし。
    【ツタの学園】舞台。中高一貫女子校。ミッションスクール。横浜にある。セーラー服。創立百三十年近く。
    【名波香司/ななみ・こうじ】真央先輩の恋人(と真央先輩は言っている)。記憶を失っているがなぜかいつも桜木町駅で下りてしまう。キス魔の可能性も?
    【非現実】《非現実な疑わしいことは、現実世界に引き込んでしまえばいいんだ。》p.105
    【ヘチマ】ヘチマがなければ里沙はすでに死んでいたかもしれない。
    【保志川満記子/ほしかわ・まきこ】演劇部顧問。社会科(世界史)教諭。あだ名はホッシー。三十四歳。元劇作家志望。フランクでけっこう話のわかる人。大雑把でもある。里沙はこの先生に対してはタメ口。
    【真央/まお】久世真央。先輩で高校二年。バスケットボール部。宝塚系。里沙を痴漢から助けてくれて以来ファンになった。姉の詩央(しお)はすでに卒業しているが里沙が演劇部に入るきっかけになった。客演で演劇部員ではなかったが。作曲家の久世たつひこは真央の祖父で真央も楽器の演奏は得意。
    【真央の父】日本有数の大企業、高友物産の常務取締役。
    【真央の母】物腰の柔らかい女性。お守りにこっている。
    【谷田】演劇部部長。部をきっちりまとめてあるが「きゃー」と言われるような要素は持ち合わせていない。
    【由希/ゆき】クラスメイト。妬みとか怒りとかの負の感情と無縁なタイプ。里沙にとって数少ないたいせつな人物。
    【里沙/りさ】榊里沙。主人公。中学二年。演劇部。両親の関係はギスギスしているようだ。真央いわく「いつも怖い顔してるよね。何かに怒ってる、みたいな」p.35。ゼムクリップをぐにゃぐにゃして折るのがヒマツブシ。

  • 評価ゼロ

  • 青春ものでもホラーでもサスペンスでも無し。 
    中高一貫の女子校ってのはあんなしゃべりをするのか? 
    なぞです・・・ 

  • 彼女のひとつの方向性(ちょっとした魔法だったり少し不思議なことが起こる身近なファンタジー路線)の原点なんだろうな。ほどよいひろがりぐあいと着地点がうまいなと感じさせる。でも、僕としてはリアル系でかつ少し重めの作品がどうも好きらしい。

  • ツタの学園と呼ばれる中高一貫の女子高に電車で通学する里沙は、中学に入学して1ヶ月の頃
    痴漢から助けてくれた先輩に多大なる憧れを抱いていた。バスケ部所属の高二の真央先輩は
    皆の憧れの的だ。ある日、真央先輩から学校で噂になっている痴漢の件で頼まれごとをされ…

    情報収集が難航するなか、里沙は真央先輩がとった驚くべき行動を目撃してしまった…。
    女子高が舞台の学園ファンタジーです。きゃあきゃあ騒いで、バレンタインチョコをくれて、
    あなた達のゴールはどこなの?という、憧れられる側の意見はごもっともだと思った。
    はじめは学園ミステリー風味でしたが、後半からぐっとファンタジー寄りになりました。

  • 初読み作家さん。
    第1回新潮エンターテインメント新人賞。
    横浜の中高一貫の女子校を舞台に、女子中学生の憧れ・淡い恋を描いた話と思いきや、不可思議な方向に。
    それぞれの選択、ありなんだろうな。
    読みやすく面白かった。
    (図書館)

  • 馴染みの地名や場所や固有名詞が出てきて、もうそれだけで内容はさておいて楽しく読めた。

  • 普通にジュブナイルだった・・・。女子校百合だと思ったでしょ??めちゃめちゃ爽やかでちょいSF・・・まさにジュブナイルだろ・・・??
    ドラマ「仔犬のワルツ」ファンとしてはそろそろ既刊拝読すべきかと思ったけど、むっちゃサクサク読めたな・・・。

  • 謎の多い話。

    由希の受洗に対する里沙の態度とか、由希の性格の変化とか、真央先輩のキャラとか、なんで名波が普通に”存在”しているのか、とか、最期どうなったの、とか・・・

    でも続きが気になって一気に読んでしまった。

  • まさか!まさか!のラスト!いやはやこれはファンタジーだ。そこまで人を愛せるのは逆によいのか。一途な思いが切なくなる。彼女はあれで幸せだったんだろうか。2013/420

  • 年甲斐もなく女子高生モノ。とにかく読みやすい。茶目っ気たっぷりの表現がずばりハマるし、突拍子もない言葉の切り返しや独り言の様な文体が…なんかハラハラさせる、クスクス笑える、次第に釘付け!。最後は少し切ないファンタジー!…著者の目線の良さが際立つ。

  • なんだか無理やり感が否めない…

    全然入り込めへんかったです。

  • SF+推理って感じ。
    ある姉妹の愛し方、生き方、選ぶもの。
    そして、見守り、自分の道を迷いつつ、成長していく。
    不器用で、まっすぐだから見えるもの。
    ある時期にしか見えないものかもしれない。

  • 一気に読ませるのだけれど、読みながら、何だかな~という気分はぬぐえない。
    女子高に通う中2の主人公が、憧れの先輩女子高生のために
    キス魔の痴漢を探し、それが幽霊話に広がって・・・・・・・・荒唐無稽。
    まさにエンタメ。
    良いのか、これに乗っかって!?

    ま、ハマっ子には、横浜博に、東横線桜木町の廃駅二と懐かしい話が付くかと思えば、リアル元町。
    良いのか、こんなに固有名詞!?

    自問自答を繰り返す一冊(笑)
    ちなみに作者は1970年生まれ、
    四十過ぎて、こんなに天真爛漫な書きっぷり……良いのか、これでっ!?

  • 読む人の年代によって感じ方や視点は変わると思います!

    話自体に幸せいっぱいで最高!
    という場面はそんなに多く出てこないのに、軽い文の持って
    いきかたでさくさく読めますよ(*´∀`*)



    高校生の私には主人公の中学生の女の子「理沙」が
    少々幼く幼稚で反抗的だな、と感じました。

  • 2010年10月27日

    装画/ゴトウヒロシ
    装幀/新潮社装幀室

  • 中高一貫のカトリック系女子校が舞台
    憧れの先輩を想う女子中学生の青春ものかと思いきや
    中盤で突然不思議な世界に。
    その切り替えがあまりに唐突で
    心理描写もどうにも理解できず
    一体どこに向かっていくんだ?と不気味な気がしちゃって楽しめなかった。

    【図書館・初読・7/9読了】

  • ほんとは 踏みとどまって 頑張ってほしかった

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著者プロフィール

神奈川県出身。2005年『秋の大三角』で新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』で第29回うつのみやこども賞受賞。作品に、『チームふたり』からはじまる「チーム」シリーズなど多数。

「2014年 『新装版 チームシリーズ 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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