雪えくぼ

  • 新潮社 (2006年6月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103007715

みんなの感想まとめ

人間関係や内面の葛藤を描いたこの作品は、最初は人情話のように思えますが、実際には官能的な要素も含んでいます。主人公たちはそれぞれ独特な背景を持ち、特に女性たちの複雑な心理が魅力的に描かれています。例え...

感想・レビュー・書評

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  • 人情話の時代小説だと思って読み始めてみれば官能小説?のような?表紙のイラストもよく見てみたら怪しいではないか。なんて本を借りてきたのだろうと思いながらもそのまま読み続けてみたら意外と面白かったのである。主人公の女性達が歪なのがいい。きっと、逞しいとか健気とか、イイ主人公にあきていたのだ。3話のすずなんて容姿に恵まれているにも関わらず、実家よりも贅沢できる身内の家の養子になったというのに高校も勉強についてゆけず中退して役者遊びに呆けてしまう有り様。しかし、それぞれの話の終わりは絶望ではなくまだ光が見える。全て読み終わるとまた最初から読み始めたくなる。短編だと思っていたのに3つの物語は繋がっていたから。

  • 表にできないことを抱える女医さんが活躍するお話、かと思ったらそうではなくて。
    時系列を追うなら、第3話→第2話→第1話→第4話ということになるのでしょうか。

  • 面白いし、先が気になる醍醐味を味わえるけど、何だか後味の悪い誤読感。

  • 絶妙な表現力で綴れられていく4つの短編を1冊にまとめた、作者の構成力に騙された。

    解説が本をこよなく愛した児玉清さんだった

  • 人間の怖さ、完乗の表裏に秘めたものの凄み。
    抑圧された時代に生きていなくてよかった。
    主人公に共感はないが、もし自分にもこういう面があったらどうしようと思う。

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著者プロフィール

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。
2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞。
主な著書に『落ちてぞ滾つ』、『いとど遙けし』、『雁にあらねど』(各 柏艪舎)、『雪えくぼ』、『舞灯籠』(各 新潮社)、『夢の浮橋』(文藝春秋)、『蛍火』(講談社)などがある。

「2018年 『曙に咲く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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