- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103016328
作品紹介・あらすじ
米国にはない特有の強みとは?より良くなるための課題とは?メジャーリーガーとしてしっかりと「成功」をおさめたハセガワが言うからこそ説得力がある、祖国球界への提言。
感想・レビュー・書評
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おもしろかったところをピックアップ。
「アメリカでは投げる球種を最終的に決めるのは捕手ではなく、投手だという考え方がリトルリーグのころからあるのだ。日本では捕手に大きな権限があるが、アメリカではあくまでアシスト的な役割である。
またメジャーに上がって来たような投手だと、マイナー時代までに自分の持ち味とする投球パターンをそれなりに身につけている。だから配球には自信を持っていて、捕手がどんなベテランであっても、考えていた球種と違えば平気で首を横に振るのだ。
だからマリナーズで城島健司君はとても苦労したはずだ。自分が考えているリードと、若手投手の配球との心理的距離。二年目以降、いかに信頼を獲得していくのか僕は注目している。」(p.37)
日本とアメリカ双方の野球文化に通じた長谷川氏ならではの指摘が随所にあって、おもしろく読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
6年ほど前に書かれた本。
ちょうど第1回WBCが開催されたり、松坂投手が移籍した時だったので、そのあたりのネタが多い。
また、ビジネスの視点で日本とアメリカの球団経営やアメリカの年棒バブルについても触れており、今読み返すと、その後起きる変化も、ある程度予想しているのではないだろうか?
日本の野球の良さを認めつつ、これからの提案をしている。
まだまだ、この提案は荒唐無稽に感じるが、将来的にもしかしたら近い形になることがあるかもしれない。 -
メジャー第1世代のの日本とアメリカの野球に対しての見方を教えてくれる本。データやセオリーに対する考え方や野球とベースボールの違い、そして第1回WBC直後の感想など、見る人が見ると違うことを感じさせる。
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(単行本 - 2007/4)
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尊敬しているシゲの野球評論。
タイトル通り、プロ野球は伝統があるんだから、独自の路線でやっていこうよというお話し。
WBCでは、日本は第2グループだったのが知らなかった。
後はブログのほうで。