- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103017523
感想・レビュー・書評
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君とよくこの店に来たものさ♪ 学生街の喫茶店、ガロの曲、青春時代でした(^-^) 「コーヒーもう一杯」、平安寿子さんの作品、2011.10発行です。このタイトル、ボブ・ディランの曲なんですね! 山守未紀、32歳の自分の店(カフェ)を持つ夢、そのための努力、そして、その経営の難しさ・・・、喫茶の経営を細かく描きながら、人生とはいかに生きるべきかを提示した作品のように思えます。若い頃、喫茶店の仕事に憧れを持ったこともありましたが~(^-^)
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32歳で彼氏にふられて仕事やめてカフェ始めるなんて。作者が年配の人でびっくり。抵抗なく読めた。挑戦も失敗も出来るうちにしとけってことかな。
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飲食業はやってみたいと思う人が多いようだ。
自分もそう。
だけど、参入の多い業界ほど競争は厳しいはずで、そんなところをクールに描いたお話かな?
だけど夢を少してくれたのはお情けでしょうか? -
この表紙につられ、ゆったりと和むような話かな〜と思って読み始めたけど、良い意味で裏切られて面白かった。^ ^ 最後にこの絵を見たとき最初との印象と違い、怖さを感じてしまったのは僕だけだろうか?
主人公の未紀は店舗内装デザイン会社に勤めている。あるクライアントのせい?でカフェを自分で経営することになる。これだけだとよくある話だが、実際に日本政策金融公庫への創業計画書の書き方から融資の通りやすい方法、親戚が保証人になってくれた経緯や投資までした流れがすごくリアルに描かれていて、お店を営業している時の気持ちや状況もそうだよな〜と共感してしまう臨場感があった。
最終的にカフェは…!となるが、主人公が次のステップに踏み出し自分らしく生きているのを見ているとチャレンジすることは大事だと改めて感じた作品だった。 -
失恋して、勢いでカフェを開くことになった32歳の女主人公。
小説なので、どこまで事実に近いのかはわからない。
が、私の中になんとなくあったカフェ経営という甘い夢をズバッと切り捨ててくれた。
当たり前だが、どんな世界でも基本は大事。 -
終わり間際になって、飲食業の肝は味だと
わかるとは。。
レトルト使ってる時点で気付くように。 -
結婚の夢も、仕事も失った主人公が、勢いでカフェを開く。
正直、主人公の甘さにはあきれるところも。
カフェのオープンは、意外と敷居が低いとか。
店舗の開設から経営の難しさとか。
切り口は新鮮。
読後感は、さわやか。