キケン

著者 :
  • 新潮社
4.12
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本棚登録 : 9091
レビュー : 1486
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103018728

作品紹介・あらすじ

成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルのキケンとは
    機研と書いて
    成南電気工科大学
    機械制御研究部の略称。


    火薬に精通し爆弾マニアの機研の部長、
    上野直也。

    そして泣く子も黙る
    いかつい容姿の
    大魔神こと
    大神宏明。

    そんな二人に誘われ入部した、
    「お店の子」元山高彦と

    多少のことでは動揺しない
    クールな大器
    池谷悟。


    4人が機研で起こす
    数々の事件や冒険を描いた
    ハチャメチャ青春学園ストーリーです(笑)


    いやぁ〜面白かった♪

    自分は大卒ではなく高卒だけど
    工業やったし、
    普通高とは違うマニアックな考え方や
    変な奴らには
    かなり共感できたし(笑)、

    学生時代に
    やんちゃした人であればあるほど
    楽しめる小説じゃないかなって思います。


    個人的には
    ウェイトレスの粗相にも
    心広くフォローするすことで
    少女漫画的展開が訪れることを教えてくれた(笑)
    副部長・大(魔)神の胸キュンな恋を描いた話と、


    不確定にしか出せなかった「奇跡の味」が
    自宅が喫茶店の
    元山が調理を任されたことによって
    全日「奇跡の味」として昇華する、
    学祭でのラーメン対決の話は
    かなり読み応えありでした。



    元山や池谷の一回生たちが
    責任を任されたことによって
    ハラハラさせつつも
    逞しく育っていく様がまた、
    身近な後輩たちの成長を見てるようで
    なんともまぶしいのであります(^_^)


    つか、
    「上野の代筆」ソフト
    欲しいしぃ〜(笑)




    しかしこの怒涛のエネルギーと
    圧倒的リアリティと
    ほとばしる熱量は
    なんなんやろ(笑)


    有川さんは実は昔は男で(笑)
    ラーメン屋を仕切る仕事に以前就いてたんじゃないかと
    マジに勘ぐりたくなるくらい
    真に迫る描写が
    堂に入ってます♪



    男はいつ如何なる時も
    本気でないとアカンのです。


    遊び心を忘れず
    且つ、引き際を理解してること。


    それを誰より解って
    章と章の間での装画でも
    やんちゃ心を爆発させた有川さん。


    やっぱアンタ、
    男の子だよ(笑)




    読後すべての男子は
    自分だけの「機研」話を
    誰かに語りたくなるハズ〜(笑)

    大人な女子は
    あんたバカ〜と内心思いながらも
    どうか耳傾けてあげてくださいね〜(^_^;)

    • まろんさん
      あやこさ~ん、妄想の中で、
      一緒に「奇跡の味」のラーメンの行列に並びましょう(*'-')フフ♪
      あやこさ~ん、妄想の中で、
      一緒に「奇跡の味」のラーメンの行列に並びましょう(*'-')フフ♪
      2012/12/04
    • 円軌道の外さん

      まろんさん、
      沢山コメントありがとうございます!

      あはは(笑)
      お店の子のラーメンは
      確かに一度食べてみたいっスよね〜(>...

      まろんさん、
      沢山コメントありがとうございます!

      あはは(笑)
      お店の子のラーメンは
      確かに一度食べてみたいっスよね〜(>_<)

      典型的な関西人なので
      普段はどんなに人気店でも
      並んでまで
      食べたくないタチなんやけど(笑)、

      ラーメンキケンだけは別。

      何時間並んでも
      充分に元は取れそうですよね(笑)


      楽しく遊ぶことに関しては
      男はエキスパートですから(笑)
      みんなそれなりの武勇伝
      持ってるんちゃうかな(笑)♪


      ラストの黒板の見開きは
      渾身の出来でしたよね(^_^)v

      学生時代モロに思い出しましたもん(泣)


      2012/12/05
    • 円軌道の外さん

      ayakoo80000さん、
      コメントありがとうございます!

      女の子から見て
      お馬鹿で一途な男って存在は
      どうなんですかね...

      ayakoo80000さん、
      コメントありがとうございます!

      女の子から見て
      お馬鹿で一途な男って存在は
      どうなんですかね(笑)

      女の子の方が基本的に大人だから
      大きな子供って感じで
      おおめに見てくれてるんかなぁ(笑)(^_^;)


      はーい
      ラーメンキケン
      出前行ってきまーす(笑)♪


      2012/12/06
  • 成南電気工科大学 機械制御研究部、通称【キケン】。

    全国レベルのロボット選手権でも上位の成績をおさめる【機研】には今日も濃いキャラばかりが集まっている…

    成南のユナ・ボマーこと爆発物マニアの上野、強面大魔神 大神、意外に熱いお店の子 元山、常に動じない池谷、ハード技術に長けた臼井、ソフトに図抜けた入枝…。

    ぶっとんだ新入部員勧誘や、学祭でのらぁめん本気対決、しょぼいロボコンへの強制参加、即席空気銃ブーム…ちらりと恋愛ネタも絡めつつの、理系男子の理系男子による理系男子のための部活の楽しそうなこと!

    元々少々ラノベっぽい書き味の有川氏の作品の中でもこれは特にライト。
    上野さんはハチクロの森田さんにイメージ被るなー。

  •  ああー、まぶしい。大学っていいな。クラブっていいな。男の子っていいなー。
     私は理系でもなかったし、男の子でもない。ゆえに、あんなにまぶしく輝く彼ら男の子たちに首ったけになったー。

     学園祭とか、楽しすぎる。機研のみんなが、心をひとつに必死で働く。働きすぎて、疲れすぎて、植え込みに頭から突っ込んで寝てるって言うのは笑えた。
     大神さんの女の子と付き合う話も笑える。消滅した際にはキケンのみんなが部室に集まって、呑んで呑んで呑みまくるっていう。

     あー、いいな。仲間っていいな、若いっていいな、男の子っていいなー。いいなーって思う要素満載の作品でした。

    • HNGSKさん
      まろんさん>>やはり、有川さんはいいですね!!最後の黒板、よかった!!「お店の子は今年も来ないのか」っていう、上野さんのコメント。最高でした...
      まろんさん>>やはり、有川さんはいいですね!!最後の黒板、よかった!!「お店の子は今年も来ないのか」っていう、上野さんのコメント。最高でした。
      2012/11/07
    • nobo0803さん
      私もこの本大好きです。
      理系男子最高!!
      最後の黒板には私もやられました。
      有川作品は他にもきっとayakooさんの気に入るのがたくさんある...
      私もこの本大好きです。
      理系男子最高!!
      最後の黒板には私もやられました。
      有川作品は他にもきっとayakooさんの気に入るのがたくさんあると思いますよ!!
      2012/11/11
    • HNGSKさん
      noboさん>>ありがとうございます。これからも、有川さんの作品をたくさん読ませてもらいます!!
      noboさん>>ありがとうございます。これからも、有川さんの作品をたくさん読ませてもらいます!!
      2012/11/12
  • ブグログ大賞を取っていたので、図書館で借りたが文句なしに面白い。

    成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。

    って、書いてあるが表紙から凄い(笑)漫画かと・・・。

    でも、内容はすごくいい。最後の黒板のシーンは、ジーンときました。
    男の人っていいなあ・・・、と少し羨ましく感じたかな・・・(笑)


    理系男子かっこいい!!

  • 楽しかった!
    そして、ラストの黒板で、まさかの号泣!!

    もしまた生まれ変わることがあったとしても
    やっぱり女の子として生まれてきたいと思ってるけれど、
    万が一、男の子として生まれてしまったら。。。

    砂場で爆発実験して、
    導火線に火を点けるやいなや猛ダッシュしたり
    学祭のラーメンのためにおか持ち付き自転車を製作したり
    ロボット相撲大会で相討ち用のギミックで観客の度肝をぬいたり
    ボールペンの軸とビスで下級生とエアガンの精度合戦をしたり

    理系男子になって、おばかに暴れまわりたい!!!
    と思ってしまうくらい、全力で楽しめる本でした。

    「一体あんな時代を人生の中でどれほど過ごせるだろう?」
    この言葉を、切なさと懐かしさの両方を抱えながら
    しみじみ実感できる年齢になった読者のほうが
    より深く楽しめる作品かもしれません。

    そしてこの破天荒な仲間たちの破天荒な日々の物語を
    表紙、扉絵、見開きの挿画を通して、
    担当さん、編集さんを含め「関わった人たちみんなで遊ぶ」
    というかたちで完成させた有川浩さんに
    「キケン」の幽霊部員として、全力で拍手!!!

    • まろんさん
      あやこさん☆

      ほんとうに!有川さんの良さがぎゅっと詰まった本ですよね!
      お店の子の背中を押してくれる彼女のさりげなさも、とても素敵でした♪...
      あやこさん☆

      ほんとうに!有川さんの良さがぎゅっと詰まった本ですよね!
      お店の子の背中を押してくれる彼女のさりげなさも、とても素敵でした♪
      あと1週間で、有川さんの新作『旅猫リポート』が出ると思うと
      ワクワクドキドキですね(*'-')フフ♪
      2012/11/08
    • HNGSKさん
      まろんさーん。奇跡の味に一緒に並びましょー!!
      「旅猫リポート」楽しみですねー。図書館予約もばっちりです、私!!
      まろんさーん。奇跡の味に一緒に並びましょー!!
      「旅猫リポート」楽しみですねー。図書館予約もばっちりです、私!!
      2012/12/05
    • まろんさん
      あやこさーん♪
      私も『旅猫リポート』、図書館に予約しました!
      予約数がいきなりすごかったけど、めげずに待ちます(笑)
      あやこさーん♪
      私も『旅猫リポート』、図書館に予約しました!
      予約数がいきなりすごかったけど、めげずに待ちます(笑)
      2012/12/06
  • 有川さんらしい軽妙な1冊。

    『機研』こと成南工科大学機械制御研究部。
    2回生の破天荒な上野クンとど迫力の大神クンによって勧誘された新入生の元山クンと池谷クン。
    他の入部した1年生も加わって、キケンの活動がスタート。

    上野クンからの理不尽あり。乱暴な理屈も、部員一丸となっての学祭も。そして、恋愛も少し。

    確かに理系の男子にはこんな雰囲気を持っていそうだと読んでいて想像する。真面目で、純粋で、嘘が苦手で、少しばかりシャイだけど、実はユーモアが大好き。

    学祭で130万を売り上げるラーメン店の話を読んだときは、あまりの忙しさで疲れを超越してハイになっていく様子に大いに懐かしくなった。

    以前雑誌の記事に女子と男子にありがちな気質の違いが載っていて、確かに!と思ったのは、女子は横並びでいるときは仲良くしているが、誰か1人が得になるのを許せない。男子は仲間内で自分がいかにとんでもなくやらかしているかを自慢するものだというものだった。
    若干お遊びが過ぎるかなとも思うが、本書はその男子の突き抜けた感じがよく表れている。
    読んでいて、時折 ふふっ、と笑っていたようで、周りからの視線を感じた。

    最近の有川さんは、おもしろさと心のゆとりとでもいうべき『あそび』があって、その後にグッと来たり、じーんとしたりするバランスが絶妙な話が多いように思う。
    できれば、まだまだ充分に理解されているとは言い難い理系の人々のおもしろさと悲哀みたいなものを、くすっ、ニヤリもありつつ、もう少し抑え目なトーンで、もちろん後からじんわり来るようなお話、書いてくれないかな。

    有川さんが自衛隊を応援していたように、是非とも理系にもスポットライトをあててもらえたらうれしいなあ・・・。

    なかなか直接見聞きすることのできない世界やその中で誠実に努力する人たちの姿を知ることができるのも、本読みの楽しみです。

  • 読みやすく面白かった。
    男子学生って こんな感じで楽しかったんだろうなあ~と羨ましく思う。
    まさに青春!!
    最後の黒板がよかった。

    • HNGSKさん
      いいな、いいな、の連続ですよね。
      私、読み終わった後、うわあーいいなーって叫びました。
      いいな、いいな、の連続ですよね。
      私、読み終わった後、うわあーいいなーって叫びました。
      2012/11/07
  • なるほど~理系男子ってこうなのかぁ。
    自分達のスキルを最大限活用して無茶をやる。……無茶をやれるってのが素晴らしいと思います。
    きっと、今の日本に必要なのは、若いトキ、無茶をやってた人材なのではないでしょうか。

  • 最後の数ページで、それまでの二百何十ページがこんなに輝くとは!

    やっぱり学生時代っていいな。
    こんなに誰もが過ぎてから気付くことってないと思う。
    毎日毎日友達と会えることが、
    ただそれだけでスゴく楽しいことだったんだ。

    私も部活やってて、
    それなりにみんなで下らないことばーっかりやってて、
    その先に求めるものなんてなんもなくて、
    ただただ、なんでも全力で楽しんでた。
    そのときは全力で楽しんでる自覚なんてなかったんだけど。
    今でも集まると昨日のことのように話してるから、
    「自分たちのものであり、でも違う」
    ってギャップというか切なさも、よくわかる。

    自分の中の、でもどう表現していいのかわからない気持ちを言葉にしてもらったような気分です!

  • うーん、青春ですなー。青春思い出しますなー。
    私の一番の青春は、中学高校時代の学園祭かなぁ。らぁめんキケンの話みてるとほんと思い出す。
    最後のとこはもーウルウルきちゃったわー、不覚にも。
    男のコっていいねぇ…うちの旦那クンもそうだけど、学校卒業しても疎遠にならずに仲良くしてられるのって、男のコ特有のことだと思うなぁ。
    女のコはなかなかそうもいかないっていうか、けっこう薄情なとこある気がする。
    でも、母の話だと、還暦すぎると仲良く集まれたりするらしい!まぁ、仕事忙しかったりするし、結婚すれば家事もあるし、女のコは年中無休だしねぇ。
    はぁ、男のコに生まれたかったかも。
    そんな風に思っちゃいましたー。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「最後のとこはもーウルウルきちゃったわー」
      有川浩は、こう言うの上手いですよね。
      「男のコ特有のことだと思うなぁ。」
      そうなんだ、、、まぁ...
      「最後のとこはもーウルウルきちゃったわー」
      有川浩は、こう言うの上手いですよね。
      「男のコ特有のことだと思うなぁ。」
      そうなんだ、、、まぁ男の方が外に出易いし、ナンダカンダと口実付けて飲むコト考えてるしね。。。
      2012/08/07
    • みゆき2525さん
      >nyancomaruさん
      そうですね、面白く突っ走って、最後グッとくるシーンを描くのうまいですよね。
      いや、女のコも集まったりあるのかもし...
      >nyancomaruさん
      そうですね、面白く突っ走って、最後グッとくるシーンを描くのうまいですよね。
      いや、女のコも集まったりあるのかもしれないけど、男のコの方がなんか、気軽なところが多い気がして。いいなーと思いますね。
      2012/10/09
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プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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