天使は見えないから、描かない

  • 新潮社 (2025年1月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103020332

作品紹介・あらすじ

許されなくてもいい。だから優しく無視して。絶望的な幸福感とモラルの間で揺れる、18歳差の叔父と姪の愛の行方は――。弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

複雑な愛の形を描いた本作は、18歳年上の叔父と姪の関係を通じて、許されざる愛の葛藤とその中で見出す幸福感を探求しています。主人公の永遠子は、結婚生活の中で直面する様々な試練を経て、自らの感情に向き合い...

感想・レビュー・書評

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  • ま、こんな愛もありか

    (いやいや、こんな愛はないだろ)


    けど、こんな愛もいいんじゃない

    (いやいや、こんな愛はよくないでしょ)


    だって、こんな愛をしているじゃない

    (いやいや、こんな愛をしてたらだめなの)


    結婚しているの浮気をしているのがだめなの?

    (浮気はだめだけどこの際それはもういいよ)


    18歳差の愛だからだめなの?

    (愛に年齢差は関係ないからそれはいいよ)


    叔父と姪の愛だからだめなの?

    (人を好きになるのは仕方がないからそれはいいよ…、とは言えないだろ!)


    けど、仕方がないのかな?


    好きになった人が叔父だった…
    好きになった人が姪だった…


    この愛は許されるのかな…?

    • 1Q84O1さん
      ユッキーさん

      オネェになったら考えてあげる♡
      ユッキーさん

      オネェになったら考えてあげる♡
      2025/07/19
    • ultraman719さん
      ユッキーさん

      チョッキンしましょ!✂️
      ユッキーさん

      チョッキンしましょ!✂️
      2025/07/19
    • 1Q84O1さん
      shintakさん

      叔母と甥ですか…
      また濃ゆいのを望んできましたね!w
      もー、普通でいいです
      普通の恋愛でお願いしまーすm(_ _)m
      shintakさん

      叔母と甥ですか…
      また濃ゆいのを望んできましたね!w
      もー、普通でいいです
      普通の恋愛でお願いしまーすm(_ _)m
      2025/07/19
  • タイトルが素敵で気になって本作を手に取りました。島本理生さんの作品を読むのは久しぶりでしたが、やはりこういう作品は本で読んでこそ、その良さが伝わる作品なのかなと思いました。

    以下あらすじです。(特設サイトより引用)
    弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。

    本作は島本理生さんの「ナラタージュ」が好きな人なら、ハマってしまうのではないかと思いました。島本理生さんの丁寧な心理描写と女性的な感性が読んでいてとても心地よく、また身内との恋に葛藤する主人公がまさに、「ナラタージュ」を読んで感じたそれに似ているなと個人的に思いました。そして、葛藤の末に見せた主人公の決意のこもるセリフはすごく印象に残りました。

  • 「天使は見えないから、描かない」は、写実主義の画家ギュスターヴ·クールベの言葉なのだそう。
    心の中にしまいこんでいる感情に抗うことなく、ありのままでいいというメッセージが込められているように感じた。
    18歳差の叔父と姪の恋愛は、正直言うと嫌悪感しかないけれど、二人にとってそれが自分の素直な感情なのだとすれば、他人には何も口出しできない。
    帯の「許されなくてもいい。だから優しく無視して。」が、当事者の気持ちを代弁しているようで、すっと入ってきた。
    幸せの形はつくづく人それぞれだなと思う。

  • 新刊情報で見掛けて、気になっていた作品。
    タイトル、あらすじ、帯、推薦文、島本理生さんのコメント…全てが気になりすぎて、書店で見掛けて迷わず手に取った。
    岩倉しおりさんによる装画も素敵。

    結婚して3年経つ永遠子は夫との関係を保ちながらも、年の離れた叔父との逢瀬をやめられない。あることがきっかけで彼女は幼い頃から抱いている歪な欲望と向き合うことを決意する。

    島本理生さんの作品はすごく読んでいるわけではないけれど(全作品の半分も読んでなかった… )私にとって、好みの振り幅が結構大きい作家さん。
    本書の題材は嫌悪感を覚える方や生理的に受け付けない方もいると思うけれど、私はとても好きだった。

    叔父が好きだということに後ろ暗い気持ちを抱きながらも、自分の気持ちに抗えない永遠子の心情がすごく伝わってきた。
    本気の恋愛感情って、こんなにもコントロールができないものなんだと改めて気付かされた。
    叔父への気持ちを加速させるごとに、永遠子自身が変わっていく姿も印象的だった。

    道ならぬ恋をしたことで失ったものも多いけれど、得たものもあって、それは2人にとってはきっと救いだったのだろうなと思う。
    ラストの展開が胸にグッときた。

    ✎︎____________

    わがままとは、相手に受け入れられるという安心がなかったら、果たして言えるものだろうか。(pp.30~31)

    自分のための場所なんてそんなに簡単に見つからないから、作るんじゃないの(p.43)

    暴力は弱さの上にこそ纏う武器だから。(p.44)

    やっぱり、ぐっとくるしね。大事なものの順番や基準がゆるぎない人って(p.47)

    むしろ最高の好きだけで生きなくていいことが、大人になって楽なことの一つだと思うけど。その分の時間を、皆、家族とか仕事に使ってるんだよ(p.49)

    血のつながりだけじゃなく、年齢差が隔てるものもある。それに対する達観や諦めはきっと年下の私からは見えない景色だった。(p.62)

    健康で働けるってさ、ありがたいことだよね(p.75)

    女の人は努力して優秀だと認められて、やっと、そうじゃない男性と同じ立場になれるんだよ。性差を感じさせないんじゃなくて、性差に疑問を持たない人たちがいるからじゃない?(p.91)

    誰のことも好きになれないし子供も作らない人間は、当然のように一生一人で生きるしかないのだろうか。(p.98)

    強いふりならできる。それは真に強くなどないからだ。(p.117)

    あなたの物語は受け取らないし、私の物語は差し出さない。(p.158)

    気持ちは言葉にしないと分からないというけれど、本当は大抵のものは目に見えているのに、それぞれの都合で目を逸らしているだけなのかもしれない。(p.169)

    神妙な顔をして深刻に受け止めているような態度を取って「社会問題」とひとくくりにするとき、たしかに私たちは安全圏で思考停止しているのかもしれない。(p.178)

    べつにみんなが幸せになるために恋愛するわけじゃないしね(p.210)

    • bmakiさん
      この本全然知りませんでしたが、読んでみたい!って思っちゃいました。
      ちょっと惹かれます(*´꒳`*)

      mariさんと好み合うかもです...
      この本全然知りませんでしたが、読んでみたい!って思っちゃいました。
      ちょっと惹かれます(*´꒳`*)

      mariさんと好み合うかもです!
      これからもレビュー注目させて頂きますm(_ _)m
      2025/02/12
    • mariさん
      makiさん

      こんばんは♪
      恋愛小説の感想って難しくて…でもそう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます( .ˬ.)"
      私はフィクショ...
      makiさん

      こんばんは♪
      恋愛小説の感想って難しくて…でもそう言って頂けて嬉しいです!ありがとうございます( .ˬ.)"
      私はフィクションでなら、こういう恋のカタチもありなのかな?と思いました!
      書店で実際に見て頂いて、好みに合いそうでしたら手に取って頂けると嬉しいです( *˙˙*)

      makiさんのレビュー、これからも楽しみにしています(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
      2025/02/12
  • 人それぞれ立場も背負っているものも違うから、全部理解する、されるって無理だよねーって思って読んでいたけど、それは割り切りじゃなくて1番簡単な諦めなんだなと思った。理解されるために言葉を尽くすことって大変なことだし、勇気いるからいつも頑張る必要はないけど、大切な人には理解されるために頑張らないとな。
    最後の1ページが、すごくジーンとして思わず涙。

  • 登場人物の設定を現実に置き換えると、あり得ないと思ってしまうけれど、なぜかスラスラ読めるしむしろ二人を応援したくなる。そこまで相手を想えることがもはや羨ましくなる。
    恋愛に正解も不正解もないはずなのに、倫理観みたいなものが人の気持ちを邪魔しているのか。でも何でも容認すると無法地帯になってしまうし……考えても仕方ないけど考えてしまう。

  • 島本さんの新作、楽しみにしていた。
    重たい。読みながら心が重たい。
    でも、ハッピーエンドだった。
    せつない気持ちものこるハッピーエンドのように感じた(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    このタイトルは、どういう意味なんだろう。⁠◕⁠‿⁠◕⁠。
    このタイトルにあるのは諦めなのかな、
    希望なのかな。
    島本さんにたずねてみたい気持ち。

  • 島本理生さんの本は、これが初めての読了。

    叔父と姪との恋愛小説。読んだ感想は、昼ドラに近い感じがしました。
    個人的な感想は、物語の展開が今ひとつのように感じました。同じところをぐるぐる回っている感じですかねぇ、、、ラストも今ひとつ、、、
    設定がちょっと難しい内容だったのかなと思います。

  • 島本理生さんの初期の作品がとても好き。きゅんきゅんするのとは違い、物語の完成度より、あまりにもストレート過ぎる文章が素直に届く気がして。

    作品を重ねるごとに、だんだんと、回りくどいのか、抽象的なのか、で、結局何が言いたいの?って作品に変わってきてしまった。大人になるってこゆことか、と。

    そして、久し振りの島本理生さん。期待半分、不安半分。
    全然魅力的な男に思えない遼一さん。
    「小学生で遼一さんに恋したときから、私の中の、男、や、性、を象徴するものはすべて彼になってしまって、それが未だに呪いのように残っている」
    まさにそれ。永遠子のこの想いだけで物語が成立している。

    介護殺人の弁護の話もただのページ稼ぎとしか思えず、虎太郎さんや門柳真紀さんとの絡みもいまいち。

    最終章「ハッピーエンド」淡い期待を抱きつつ、読了、、なにがどこがどうハッピーエンドだったのか、、どこに着地したのか、置いてきぼり感がハンパない。。

    これからも島本理生さんの作品は読み続けたいので、贔屓目で星3。

  • 絶望的に気持ちが悪い。
    そして相変わらずこの人の描く主人公はどの作品も似た感じで、男が途切れない。
    と、この感想だけならば本当に微妙な作品なんだけど、不思議だけど島本理生の描く本って引き込まれるんだよなぁ。
    読んでいて、毎回気持ち悪いなと思うだけどなんか不思議と引き込まれて世界に入ってしまう。
    ある意味、小説としてものすごく成功してるんだろうなぁ。
    でもやっぱり冷静に考えて気持ちの悪い設定だ。

  • 物語としては内容の割には綺麗で淡白で嫌な気持ちには一切ならなかった。

    叔父と姪の関係はどの関係性よりも理解を求めることは難しいと思う。実際身近にいたら、どう反応していいのか私もわからない。
    不健全だと思いながら、気持ち悪さを理解しながら幸福を感じる永遠子が切なかった。

    子供のとき自分を救ってくれた相手を好きになる永遠子の気持ちはわかる。やっぱり遼一さんが理性と強い気持ちで拒否してくれたらよかったのにと思わずにはいられない。

    ただ、晴彦をはじめとした周りの男性陣が子供すぎて遼一さんがよりよく見えてしまう。

  • 18歳差の叔父と姪の愛の行方を描いた作品。
    叔父と姪。
    どう考えても自分には受け止められない。
    気持ち悪いと思う反面、文章を読んでいくと純愛にも見えてくる‥。
    なんとも言えない複雑な気持ちに‥。
    でもさすが島本理生さん。
    もっと読みたいと思わせるなにかがあって、あっというまに読み終えてしまった。

    頑固な永遠子が遼一さんにどんどん自分の気持ちを伝えたり相手を知ろうとしていっていた姿を成長だと感じられたが、対して遼一さんはどこか逃げているように見えた。
    しかし、話し合えなかったりするのはこの2人の関係性が邪魔しているんだなと思う。
    きっと色々葛藤していたんだろう。
    けれど、好きな気持ちを抑えられなかった。
    捨てられなかった。

    「奪われたくないなんて、私、言ってない」

    この言葉が全てだ。

    親友の萌とのぶつかり合いもとっても良かった。
    永遠子は強くいないといけないという気持ちを小さい頃から持って生きてきて、そのせいで不器用なところもあったが、最後はちゃんと殻を破ることができて安心した。


    2025.9.9(火)

  • 幸福ではない幸福を描く名手だと改めて思う。
    読んだ島本理生さんの作品は10冊を超えた。
    ストレートでハッピーエンドの恋愛ものではなく、情熱的であり、けれど歪で不安定な感情が散りばめられた言葉たち。


    実の叔父と姪が惹かれ合う物語は、きっと、というかほぼ共感されないものだろう。
    それでも相手に焦がれてしまうのは、脳の誤作動なのだろうか。
    姪である永遠子から叔父遼一に向けられた恋愛感情は、間違えることを厭わない。
    周りから見たら幸福と呼べるはずもない幸福を強すぎるほど胸に抱えながら、その「不健全さ」という入れ物が満たされていくようだった。


    「奪われたくないなんて、私、言ってない」
    「あなたという初恋から解放されて自分の人生を取り戻したいとは、やっぱり微塵も思わない」
    この言葉が全てだと思った。
    10年後20年後、自分の人生を振り返った時に、その人との歩みを幸せに感じることにこそ自分の生きてきた意味がある。
    自分で自分を肯定できる。
    間違えることを選び取ってきた永遠子の姿を美しく、そして羨ましく思ってしまう。
    永遠子の恋は、遼一の形をしている。
    遼一の恋もまた、永遠子の形をしている。
    それはきっと、脳の誤作動なんかではない。
    あなただからこそ手に入れたかった、あなただからこそ幸福だった。
    その想いは情熱と慈しみをもって、私たちの心に乱反射する。

  • 18歳差の叔父と姪の愛の行方を描いた作品です。
    主人公の永遠子は弁護士で、家事を手伝ってくれる良き夫がいる。そんな中で、叔父の遼一と逢瀬を重ねていたが、夫が浮気をして離婚。離婚後に付き合った年下の彼ともすぐに関係がだめになってしまう。ここから、小さな頃から恋心を抱いていた遼一への思いと真剣に向き合っていく過程が描かれていますが、この2人の関係性を知ると近親相姦だとか気持ちが悪いという嫌な印象がまるでなくなっていました。それはきっと、この2人がちゃんと良識ある人間であり、とても葛藤したうえで結ばれた関係だからこそだと思います。永遠子の『強くみせたい』という信念がとても痛々しく描かれていますが、遼一さんの優しさや温かさで凝り固まった心がほぐれ、最後には自分の本当の気持ちをぶつけるシーンがとても良かったです。

  • 冒頭から主人公の不倫相手が実の叔父で、近親相姦関係という嫌悪感を抱かずにいられない設定だけど、読み進めるうち不思議とこの二人の関係を肯定してしまいたくなります。
    主人公、永遠子の心理描写や内省がとても切ないし、「なんかわかる気もする」とどんどんひきこまれました。

    許されない関係だからこそ見えてくる
    「人を好きになることは到底理屈なんかじゃないんだよね」
    と、とことん深く考えてしまいました。

    でも本を閉じ冷静になってくると、この関係はやっぱりダメなんじゃないかと我に帰ります。

  • ある1人の女性と、それぞれ関係性も価値観もの異なる3人の男性との関係を軸に話が進んでいく。
    誰にも頼らない強さを持ちたいと願う弁護士の女性。
    幼少期から彼女を知り、彼女が唯一といっていいほど弱みを見せられる叔父。
    お互いの好きなことを無理強いせずに、自立した関係性でいたいと願う旦那。
    彼女の強さを全面的に尊敬する年下の知人男性。

    旦那との関係性については、お互いの好きなことを強要せず、好きなように過ごすのも1つの考え方で、それができるなら良いことだと読了前は私自身も思っていた。
    しかし、本作の女友達の発言にあるようにそれでは結婚した意味あるのか、と問われると疑問に思ってしまう。
    暴論かもしれないが、それにより何か不足した気持ちが出てくることもあり、それが本作のような他の異性への目移りに繋がってしまうこともあり得る。

  • 作者の作品の中で一番好き。
    読後色んな感情が湧いて咀嚼できないけど、主人公が「分かってほしい」と思う他者(恋愛の当事者以外の第三者)がいることに安心し、感動した。

  • 一行目から島本理生さんを感じた。

    18歳年上の叔父、遼一の部屋へ向かう姪の永遠子。
    婚姻が叶わないインモラルな関係。

    傍から見れば遼一は至極真っ当な人間で弁護士の永遠子も常識的な女性だ。

    なのに何故?という疑問を抱きつつ、この究極の恋愛小説にのめり込んだ。

    世間から認められない歪な関係である事を理解しながらも互いを求め合う愛の深さに感動すら覚える。

    人生は短い。

    責任を持たない誰かの罵りがあろうとも自分達の人生を貫いて欲しい、ソウルメイトのような二人を否定したくないと思えた。

    永遠子の本心が溢れるラスト二頁がとてもいい。

  • 18歳差の叔父と姪の愛を描く作品。変に美化したり感傷的に描くのではなく、あくまで読者と等身大の立場で、二人や家族などの周囲との関係を描いているところに好感が持てる。

  • 久しぶりの島本理生さん。
    18歳年上の叔父の遼一と姪の永遠子の葛藤がとても丁寧に描かれていて。
    最初は戸惑いがあって、理解が到底及ばない範疇だったけれど、ページを繰る手が止められなかったのも事実。夫との関係や親友の萌さんとのやりとりから新しい人間関係まで深くえぐっていく様にひきこまれるようにして読んだ。根底にある遼一さんの覚悟も、弁護士の仕事を通して強い女性である永遠子の弱さも親との関係も読み進めるうちにどんどんのめり込んでいったように思う。
    ハッピーエンドという章題は個人的にはいただけなかったなぁ。ふたりの行方を最後までドキドキしながら見守りたかった。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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