- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103022510
感想・レビュー・書評
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夕子ちゃん、朝子さん、瑞枝さん、店長、八木さん、フランソワーヌ、バイク屋の店員、みんな愛想がいいわけじゃなくて、だけど離れてなくて、やっぱりこの距離感好きだなあ。ずっとこういう感じに書いててください。
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何作か長嶋氏の小説を読んでいるけれど、どれも、語り手は作者本人に見えてしまう(だから『祝福』でいきなりひっかけられたりする)。
p.41「買わないファンなんて」…すみません。
p.44「なんと呼ぶかわからないが、靴下やパンツを干せるプラスチック製のもの」…陣野さんが授業で言っていたから、おぉこれか、と注目したが、大江賞の選評で言ってたんだね。
p.46「物は古びることで価値をまとうけど、ヒトはナマモノなんだから」実はこの本はひとから譲ってもらったんだけど、ここに鉛筆で傍線引っぱってあった。紛うことなく名言だが、チョイスとしてはベタ!
p.108「ガラスクリーナー」のくだり。「シュッて霧吹きになっているのと、シューてスプレーになっているの」あるよねあるよね。よく伸ばす、など、一番身を以てうんうん頷き読んだシーン。
p.118~119「正しい鑑賞」「そうじゃなくて、作業の連続を見続けた君と店長が、朝子さんの作品なんじゃないかな」…なんでしょアーにはうれしい表現でもある。
p.139「部室だと気付く。…だべっている空気」『僕は落ち着きがない』再読したくなる!そうそう、彼女らもコース―、飲んでた! -
古道具店のフラココ屋の2階に住む主人公と、近所の人たちの日常。
期待せずに手にした本でしたが、思いの外好みでした。
世界観がとても好きでした。
実際に身近にいたらどうかなとは思いますが、物語の主人公としては好きなタイプ。
彼の名前や、何故そこで暮らしているのか、どこに帰るのかなど、主人公については何もわからないまま。
でも、彼のことはとても良くわかった気がしています。
周りの人たちもとても魅力的。いい出逢いでした。 -
2017/02/17
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なかなか読み進められないし、続きが気になって夢中で読むという事もないのだけれど、なんだかとても好き。
長嶋さんの小説はいつも、いつまでもこの人達の会話を聞いていたいな、と思う。
みんなそれぞれに生きていて、でも確かに繋がっている。それが心地よくて、羨ましい。 -
こういう空気の本、好きだなぁ。
結局、主人公の名前もどこに帰ったのかもわからないけど、なんか、いいなーって思う。
フラココ屋、近くにあるといいのに。
みんなの仲間に入りたいなぁ。
一緒にぐだぐだしたい。 -
仕事に疲れた主人公の小休止。骨董品屋の近所で起こる日常茶飯事。
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エッセイが面白かったので。
ゆったりとした気分にさせてくれますが(エッセイじゃあんなに爆笑させられたのに)、続きが気になるっていう展開がなかったので読むのに2週間もかかってしまった。
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