泣き虫なまいき石川啄木

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103023203

作品紹介・あらすじ

借金と病気に苛まれつつも近代日本の絶唱・名歌をのこした天才詩人!短い生涯の中で、友人、妻、両親との間にくりひろげる壮絶な情炎の絵巻。民衆は目ざめることができるか、人は他者を愛することができるか。愛とエゴの深淵を鋭く剔抉しつつ、物語は爆笑のうちに展開し感動とともに幕を閉じる。啄木がわれらと同時代人であることを笑いで証明してみせた戯曲。

感想・レビュー・書評

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  • 本よみうり堂(07年 リンク先閉館)紹介著書の中の1冊

  • 初版

  • 石川啄木の半生を描いた劇台本。貧しさに打ちひしがれながら、『実人生の白兵戦』を生きる啄木の姿は、悲愴感が漂っています。

  • こまつ座第七回公演 Blog<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1473741.html " target="_blank">"蚕の桑"2005-10-05</a>(蚕)
     石川 一はズーズー弁であったのだ、と再認識させられた。20年前の私である。
    津島修治=太宰の津軽弁しかり。たとえ、なまりなつかし、と文字で読んではいても、本人の日常会話まで想像がいかなかった。<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1473741.html " target="_blank">...続きを読む</a>

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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