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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784103023357
作品紹介・あらすじ
泣くのはいやだ、笑っちゃおう! 懐かしい心のうたがよみがえる。「ひょっこりひょうたん島」「ひみつのアッコちゃん」「ムーミン」などのアニメソングから2000年代の劇中歌まで、井上ひさしが書き続けた600を超える歌から63曲を厳選。江戸期、明治、大正、昭和、平成と泣き笑いしながら逞しく生きた日本人の声を甦らせる、初の歌詞集。編者・町田康の出色のエッセイ6本を付す。
感想・レビュー・書評
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やはり、井上ひさしさんは言葉あそびの達人ですな。
歌の世界、和歌に短歌に演歌に童謡とそれぞれに歌詞があるが、普段使っている言葉でありながら、それがつながると快楽的なこころの揺らぎが表れる。井上ひさしさんの「ひょっこりひょうたん島」「忍者ハットリくん」「ひみつのアッコちゃん」の歌であったり、読んだことのある「日本人のへそ」「それからのブンとフン」が思い出させる。
ことばは、哀しみになったりもするが井上ひさしさんの場合はすべて笑いに変えてくれるので安心。買って五年も積んである本「吉里吉里人」があるので、この夏には読んでみようと思うのでありました。
・ひょっこりひょうたん島のテーマソング・
なみをジャブジャブ ジャブジャブかきわけて
(ジャーブ、ジャーブ、ジャーブ)
くもをスイスイ おいぬいて
(スーイ、スーイ、スーイ)
ひょうたん島はどこへ行く
ぼくらを乗せてどこへ行く
丸い地球の水平線に なにかがきっと待っている
苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ
だけどぼくらはくじけない 泣くのはいやだ笑っちゃおう
進め、ひょこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 -
編者が町田康氏という理由だけで図書館で借りてみたんだけど、本を開いて笑ったぶっとんだ。井上ひさし氏、すげいおひとだ。歌として知らないものがほとんどなのにもかかわらず動き出すことばがことばの羅列が。この羅列を見るだけでも心踊る。ラッパーなんじゃないかって思うぐらいのライミング。歌詞なんだよね、これ全部。聴いてれば消えてゆくことばがこうして目を楽しませる。ストーリーとして脳を弾ませる。ことばの力はすごいけど、こうも残らなきゃ気がつかないで心も自分もあなからこぼれてきえてゆく。手元に置いておきたい一冊かも。
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「ひょっこりひょうたん島」のテーマ曲は、私の少ないカラオケレパートリーのひとつである。この曲だけは、なぜか胸を張って歌えるのだ。そしてウケも悪くない。
町田康氏のエッセイが気になり手に取ったが、あちこちページをめくるうちに手元に置いて時々パラパラめくるのが良さそうに感じた。鼻歌が口をついて出てくる時、そんな時は心身に負荷がかかっている時だときいたことがある。労働歌の類はその最たるものかもしれない。これからも労働歌として井上ひさしの歌は歌い継がれていくのだろうか。
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