美しいもの

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 173
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103025719

作品紹介・あらすじ

塗師・赤木明登の14人の暮らしと美学を訪ねる旅。思索に満ちた初エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 今、己の世界観が揺れている。

    芸術、モノづくり、生活、命とは、世界観が変わった一冊。

    こう生きてみたいものです。

  • 塗師、赤木明登が友人やリスペクトする職人たちと「美しいもの」について語る。
    切り口は人それぞれだけど、みなそれぞれに真剣にものを作っているし、自分の専門以外の持ち物にしても本気で考えながら使っている。
    村上龍の「一流のクリエイトをしたければ一流の消費者になれ」という言葉を思い出した。

  • 赤木さんの文章もさることながら、小泉さんの写真から静かに伝わってくるものがある。

  • 美しさとは を問う。
    各分野において活躍する著者の友人や先輩から、美しさに関する答えのヒントを導きだそうとするも、答えはたった一つではなく、各々の中にあることに気付く。

  • 題名には引っかかったものの表紙に呼び込まれて借りてはみたものの
    後回しになってサイドテーブルにあったのを
    今日やっとそれもいやいや読みだしてみた

    それがいきなり人の出会いの妙と言うか
    鉄平さんとゆみさんの暮らす面白い風景が活字のバックとなって浮かび出してきた
    おしゃれ過ぎるぐらいに反射の少ない
    気取りのない詩といった軽い雰囲気で
    中身の理屈っぽさを拭い取っている

    これは企画が先にあって出会いをつくりだしたプロの本ではなく
    かつてあった出会いから拾い出して取材した記録なのだろう
    ここに何かを想定した企画と言う媚がなかったら
    もっと素朴な心が滲むミニマルな表現を楽しめたのかもしれない

    社会と個性がつながりにくい現在そんな贅沢も言えない中で
    ちょっとシャクであるけれど気持のいい本だった
    図書館に「美しいこと」と言うのがなかったので注文した

  • あとがきが最も鮮烈

  • 塗師の筆者が14人の工芸家を訪ね、美しさとは何かを考える一冊。
    筆者が前面に出すぎていて、肝心の対象者の言葉が見えづらく感じた。
    もう少し枯れた後に出版されたらまた読んでみたいと思う。
    と、書いてみる20代の自分。

    陶芸家の言葉が良かったので引用。

  • 塗師から見た、芸術の世界で生きる人たち。思索に満ちていて、このような見方を知ることができるのは貴重な体験だなぁと。

  • 冒頭の、著者の初めての個展に寄せた文に心揺さぶられました。

    美しいもの、について、そのまわりにいる人と言葉を交わし、「もの」自体を観察し、またそれを言葉にする。

    珍しく繰り返し読む一冊として、手元にあります。

  • 「美しいものってなんだろう?」
    塗師の赤木明登氏がものをつくる友人を訪ねながら、
    答えを探して問いかけてきた記録。
    もちろん正確な答えはないのだけれど、ものを通して、人を通して
    伝わってくるかけがえのないものに心を打たれてしまいます。

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プロフィール

塗師(ぬし)。1962年岡山県生まれ。中央大学文学部哲学科卒業後、編集者を経て1988年に輪島へ。輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行後、1994年に独立。現代の暮らしに息づく 生活漆器「ぬりもの」の世界を切り拓く。1997年にドイツ国立美術館「日本の現代塗り物 十二人」展、2000年に東京国立近代美術館「うつわをみる暮らしに息づく工芸」展、2010年に岡山県立美術館「岡山 美の回廊」展、2012年にオーストリア国立応用美術 博物館「もの−質実と簡素」展に出品。著書に『美しいもの』『美しいこと』『名前のない道』 (ともに新潮社)、『漆 塗師物語』(文藝春秋)、共著に『毎日つかう漆のうつわ』(新潮社)、 『形の素』(美術出版社)、『うつわを巡る旅』(講談社)など。

「2018年 『二十一世紀民藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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