- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103025726
感想・レビュー・書評
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中身はともかく写真は良い。
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美しいことを考える。
2016/1/29 -
赤木さんの思考があるレベルを超えれてないせいで、文章のリズムがあまり重要でないところで止められている感じで面白く読めなかった。
取材相手はよいと思うのでもったいない。 -
赤木明登さんの手仕事にまつわる人々との
交流記、エッセイの第2弾。
赤木さんの姿勢にも、
でてくる人たちの姿勢にも、その仕事にも、感銘を受けます。
表したいことに添って、自由に形を変える、文章も、
人やものに対する真摯な姿勢も、
小さなことから真実をすくえる感性も、すてきです。
素晴らしい、しまっておきたくなる、
言葉も、たくさん。
一方で、
伝えたいことや、つきとめたいことに、
向かいあいすぎるのは、
わたしの性には、合いません。
ものや、ことに、個人的な想いをこえて、
意味を求めすぎることも、見つけてしまうことも。
繊細でありつつ、
これはやっぱり、男の人の文章だな、と、思うのです。
米沢亜衣さんのところが、いちばん好き。 -
美しい形を切り出す、その裏付けのなさ
ぼろから見いだすもの。ごみに対する視点 -
塗師の赤木さん。
赤木さんのエッセーは「美」に対して鋭すぎて、雑な生活を過ごしている私にはやや辛くもなります。
赤木さんのおめがねにかなった、おなじみのトレンドアーティストたちが登場。
これらの方々も赤木さんにも、目の前にいらしたら、私は自分の至らなさ、神経の杜撰さをひしひしと感じるでしょう。
「刃物を当ててスウーッと皮膚を傷つけてみる。やがて内部から体液が滲み出て、滴り落ちる。その液体に、そっと開いた口唇を近づけて、舌で一舐めする。料理をすること、そしてそれを味わうことは、そういうことだ。料理は殺すという言葉と同義の言葉。味覚は、殺されたものの内部に触れるということなのだ。その厳粛な事実を、覆い隠し洗練させると食文化が生まれる」
おーお。そうなんだけどさ。
この本は美しいことを切り取りすぎ。
写真は恣意的でカメラマンの眼しか感じさせてくれない。もっとおおらかにアーティストの作品やその環境を、見せて欲しいと思いました。