侍

著者 : 遠藤周作

• 新潮社 (1987年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nbsm22さんの感想 · 2013年7月19日]

魂の世界/政治の世界
神の企てられた歴史
歴史に翻弄される人

[Mochidukiさんの感想 · 2004年11月2日]

慶長遣欧使節…懐かしくなって受験以来久々に歴史の教科書を読み返してしまいました。
物語は「侍」長谷倉と、「宣教師」ベラスコの二人の視点から構成されていく。キリスト教と日本人の関係て面白い。

著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50～53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」