夫婦の一日

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 21
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103035220

作品紹介・あらすじ

よくないことが家の中で次々に起こる。インチキな占い師の言葉を信じた妻の懸願をしぶしぶ受け入れ、作家は鳥取の砂丘へ出かけた。雨の中、妻が両手が支える杭の頭を木槌で砂に打ち込みながら彼は思う。「これが人生だ。これで良いのだ」。表題作「夫婦の一日」のほか「六十歳の男」「日本の聖女」など計五篇を収録。老いとは、死とは、そして信仰とは…。生涯をかけて日本人にとってのキリスト教を追究し、昨年9月逝去した遠藤周作の最後の純文学短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 淡々と、一見散乱していて
    でもキリスト教の本質を抉り出すような文章。
    遠藤周作という人間の複雑性、多様性に思いをはせてしまう。

  • 何処が面白いのか分からないけれど、面白い。
    何年かしてもう一度読み返してみたい。

  • 「夫婦の一日・授賞式の夜・ある通夜・六十歳の男・日本の聖女」の5つの短篇集からなっています。
    老いや迫り来る死を見つめた「夫婦の一日」は、病気を気遣う順子夫人そしてお二人の夫婦関係を思わせます。遠藤順子の「夫の宿題」や「千の風にいやされて(新井満・佐保美恵子)」での対談を読んでいた私は、とても胸が熱くなりました。

    「授賞式の夜・ある通夜・六十歳の男」も老いと死を見つめた作品です。

    「日本の聖女」はキリスト教が日本に入ってきた時代の切支丹たちの話です。短いお話でしたが、私はこの時代に興味を覚えました。非常に考えさせられる話です。

    簡単に読んでしまえる短篇集・・だけれど奥が深いです。

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