- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103037514
作品紹介・あらすじ
味にうるさい夫妻が惚れた、愛娘の手料理100品。和洋中から韓国料理、エスニック、デザートまで四季折々のメニューと、豪快、絶妙な器づかい、貴重なエピソード、レシピを紹介。さあ、白洲家のテーブルへ、ようこそ。
感想・レビュー・書評
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モダンライフ家庭のおしゃれ食卓。
食卓までカッコいい白洲家。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世間が憧れるような家庭でも、家族一人ひとりの喜怒哀楽が日々繰り広げられる。長女の文章には思い通りにいかぬ親の言動にユーモアを交える洒脱な気風が備わっている。登場する料理にも彼女の気だてが垣間見えて、白州家の団欒風景に思いを巡らせてしまう。書物として切り取られた瞬間を頁をめくる度に読者が紐解く時間の嗜みとなって配膳されていく。言葉と写真のご馳走、もとい宝石箱や〜。
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白洲一家の食卓を垣間見る一冊。フランスで生牡蠣をオーダーしたところグラタンにされて激怒する次郎さんと「英語が通じなかったのでは」と火に油を注ぐ娘の桂子さんが素敵すぎる。
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武相荘訪問の際に購入・その日のうちに熟読。
器のプロの正子さんが料理をしなかったというのは納得のような意外なような・・・
土間を改築したあの応接室や、和室でこんな料理を囲んでいたのかな、と想像するだけで楽しい。
器と料理・そしてファブリックの組み合わせが参考になる。
お料理レシピはほとんどメモ書き程度。
白州家の人々の食卓シーンを想像して楽しむための本 -
昭和のセレブリティシリーズ。白洲夫妻の食事は(料理自体はお手伝いさんでしょうが)ほとんど長女が仕切っていたらしく、そのメニューを伝えるビジュアルブック。当然ながら使ってる器すごすぎw ともかく何を作っても、ふたりが文句つけまくってたことがわかるw 気取らずけちらず、刹那的でありながらも思いあって暮らしていた夫婦の姿がおかしくあたたかい。白洲正子の自伝など読むと破天荒すぎて無頓着すぎて、その一方で激しく繊細で、何か荒んだものを感じさせるが、こんな日常があったんだと思うとすこし嬉しい。
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白洲家の食卓がカラーで紹介。
器や盛り付けが素敵です。 -
美しい写真集のような本。大好き。
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白洲次郎の妻正子による白洲家の食卓紹介。
様々な料理の写真には生活が垣間見えるエピソードが添えられており、非常に興味深い。
食に対するこだわりを感じる。 -
白洲家の食卓なのだが、ほとんどは
料理を一切しない正子を反面教師として育った
娘の桂子による、手料理である。
器は、桂子の夫の作品も多数。
詳しいレシピなないけど
毎日のお料理の参考になるものもけっこうあります。
写真が豊富で本当に素敵。
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白洲正子さんは、いっさい料理を作ることなく、お気に召した器にふさわしい料理を作ってよ・・と娘の桂子さんにお願いしていたとか。おふくろの味を知らない桂子さんは、両親がおいしいところにたくさん連れて行ってくれたことが、味の基本になっていると記している。桂子さんお手製の料理は、すばらしい白洲コレクションの器に盛り付けられていて本当においしそう。調味料の配合はご家庭にあわせて・・とアバウトなところも家庭料理の真髄と感心する。次郎さん作の押し寿司用の木箱や竹製のサーバーも登場して、名家の食卓を覗く好奇心を満たしてくれる。
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意外〜。白洲正子って料理はまったくしなかったのね。美食家=料理上手とは限らない時代だったのか。