ぶれない男 熊井啓

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103039334

作品紹介・あらすじ

こんな映画監督は、もうあらわれない。こんな日本人も、もういない。抗う人間の姿をひたすら追った最後の映画人。その全生涯と全作品を、親交厚かった評論家が、愛情込めて綴った決定版評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で読む。読みやすい本です。スポンサーを見つける能力があった。これが、生涯現役の秘密だそうです。意外でした。

  • 熊井啓監督の作品をリアルタイムで見たことがあるのは「天平の甍」だけでした。「黒部の太陽」の制作エピソードをまとめた「黒部の太陽・ミフネと裕次郎」は面白く読んだ記憶があります。若い頃に「姿三四郎」を見て以来、黒澤明監督を敬愛し続けてきた熊井監督。偶然なのか、三船敏郎の遺作も、志村喬の遺作も熊井作品。そして自身の遺作も黒澤脚本「海は見ていた」の映画化でした。この評伝を読んでいると熊井監督の向こうに黒澤明の大きな存在を感じてしまいます。

  • 2010.03.07 日本経済新聞で紹介されました。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家、映画評論家、音楽評論家。1951年佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオ作品を演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により「佐賀新聞文化奨励賞」を受賞。現在佐賀大学で教鞭をとる。佐賀新聞のコラム「シネマトーク」は45年目を超え、新聞単独連載の記録を更新中。2010年、モスクワ国際映画祭の「黒澤明シンポジウム」に招待され、日本代表として講演を行った。著作は『黒澤明 音と映像』(立風書房)、『シネマ・ミーツ・クラシック』(音楽之友社)、『映画でクラシック!』『殉愛 原節子と小津安二郎』(共に新潮社)、『巨匠たちの映画術』(キネマ旬報社)、『輝け!キネマ 巨匠と名優はかくして燃えた』(ちくま文庫)、『君は「七人の侍」を見たか?』(ヒカルランド)他多数。

「2023年 『北の前奏曲 早坂文雄と伊福部昭の青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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