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- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103041351
感想・レビュー・書評
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『自分が生きていることが自分自身の負担になっている』
主人公は、その負担感ゆえに自殺を試みたが、自分が生きていることが自分自身の負担になっているこの感覚は誰もが持っていることではないか。明確に意識をしてなくても。若さや老いは関係ないだろう。若い時の、これから人生をどう生きていけばいいのか分からないその不安は、結構な負担感でしんどい。老うと、当然負担感ばかりだ。そう考えれば誰でも死ぬ理由を持っている。 -
朝井リョウを思わせる文章を感じた。朝井リョウが陽で、田中慎弥は陰という感じ。ネガティブをぐるぐる回って、抜け出せない風。
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ギリギリ生活ができる程度の
売れない小説家の不安定な心情を描く。
いずれはヒット作を出して欲しいと願う。 -
死に依存し、妄想にとりつかれ、何の為に生きているのか自問しつつ、それでも生きる作家。不条理だ。不条理極まりない。登場人物の誰しもが、どこかしらだらしなく、どこかしら弱い。もやもやしながら読む作品。ひよこ太陽は、みつからない。
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