- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103049517
感想・レビュー・書評
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この世界観とか言葉選びとか好きなんだけど、文学って感じはしない。かと言って大衆小説って感じでもないし、ラノベって感じもしない。たとえて言うならAR 的な文学で、物質感がない。でも、逆にそこがいい…。
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短編小説。はじめの「鳥丸紅子恋愛事件」はまぁまぁおもしろかったけど、他はおもしろくなかった。凝った表現方法が多くて逆に読みにくかった。
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今まで読んだ桜庭さんの作品の中で一番好きなのがこれ。美しくも醜い女子校の世界がいい!読書クラブの面々も面白いしちょっと百合なところもたまらない。もう一回読もうかな。
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最初は物語に入っていけず中々進まなかったが、ゆっくり一編づつふあふあ読む、集中してなかった割にはラストの後味が良くて楽しめた。
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心情描写が少々緻密さに欠く印象で、登場人物にいまひとつリアリティが出ないような...
「砂糖菓子」の方がベター。 -
ブックオフで衝動買い、積み。
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装丁が好き。表紙を外すと学園の年表が出てくる。(http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/304951/pamphlet.html と同じ)こうして見ると、途中に実在する学校名出てくるのもあって『聖マリアナ学園』という学校が本当にあるように思えてくる。それぐらい、魅力的な舞台だった。
未来の描写が少し違和感があったけれど、全体的に登場人物それぞれの魅力を感じる作品。
学園の生徒はもちろん、マリアナという人物にも迫っているのが面白い。 -
装丁が好き。表紙を外すと学園の年表が出てくる。(http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/304951/pamphlet.html と同じ)こうして見ると、途中に実在する学校名出てくるのもあって『聖マリアナ学園』という学校が本当にあるように思えてくる。それぐらい、魅力的な舞台だった。
未来の描写が少し違和感があったけれど、全体的に登場人物それぞれの魅力を感じる作品。
学園の生徒はもちろん、マリアナという人物にも迫っているのが面白い。 -
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の〈クラブ誌〉があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が、名もない女生徒たちによって脈々と記録され続けていた――。今もっとも注目の奇才が放つ、史上最強にアヴァンギャルドな“桜の園”の100年間。
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読み終わった後、「ああ、面白かった!」と感嘆を漏らしてしまった。
流れる時代の中で、変わることなく本を愛する少女たち。それはひっそりとした集まりだったのに、様々な古典小説に感化されるようにして不思議なそれぞれ物語を紡いでいく。
まるで、私自身もその中のひっそりと本を愛する少女のように本を読み終えてしまった。