青年のための読書クラブ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2226
レビュー : 410
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103049517

感想・レビュー・書評

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  • 女子校小説。感情移入しつつ、憧れつつ読みました。みんな男の子の話し方をするのが不思議。お嬢様なのに相当乱暴な言葉遣いをしてるのも不思議。女子校の鳥籠感が出ていて楽しいお話でした。好きです。

  • 乙女よ(そして青年よ!)、永遠であれ。

    未来を若者に託し、砂塵となり、
    風とともに消えることになんの不満があるものか。

    (烏丸紅子恋愛事件/聖女マリアナ消失事件/奇妙な旅人/一番星/ハビトゥス&プラティーク)

  • 1つの女子校での、少女たちの物語。
    身に覚えのあるような行動もちらほら…。

  • 請求記号:913.6/Sak 資料ID:50047792

    【感想文 by K.O】
    物語という物は普通は、一人の人間を追う話が多い。しかし、この本は一つの読書クラブという存在を追う稀有な物語である。桜庭一樹が描く少女性とその年代特有の青臭さ、汚さ、そして華やかさがこの本の中にはある。読書クラブという存在が様々な事件を巻き起こし、その奔流に飲まれながらもなんとかしようとする少女達の若い姿がまぶしいと私は思う。

  • 時を経ても戻って来たくなるような、そんな居場所があることの安心感と、伝統の重さを感じた。
    部屋の中の埃っぽさまでリアルでした・・・
    童話を読んでるみたいだった!

  • 自分もカトリックの女子校出身です。
    そこにいても、過ぎてみても思うのは、同級生の彼女たちは
    「彼女」でありながら無性別であり、どこか少年めいた涼やかさや
    中性的な雰囲気を持っていたように思います。

    高校で共学の人が入ってきた時、中学から女子校の自分達とは
    あきらかに何かが違う別の生き物のように感じたのを思い出しました。

    この作品は、女子校の100年を書いていますが、登場する学生皆
    一人称は「僕」であり、口調も独特。非現実なようでいて、ある意味とても
    リアルな女子校世界です。そういった作品を色々よみましたが
    今の所この作品はかなり私の知るあの世界に近いと思いました。

    内容もなかなかで、それなりに楽しみながら読み進めていけましたよ!
    何かがちょっと不満足で足りない気がしたので、もう少し濃厚な味が
    したらなあと★4つ。

  • 聖マリアナ学園 読書クラブに所属する読書クラブ員が書き綴った学園の裏の歴史。学園の創設秘話、各時代を人知れず駆け抜けた乙女の物語が語られている。

    学園の片隅に存在を消し、密やかに生きる読書クラブは、いわば乙女の精神の自由の守り神であり、観察者である。
    乙女の精神が自由に羽ばたくのを眺め、時に羽ばたくのを助け、傷ついた翼を休ませてくれる。

    テーマ的には重くなっても不思議でない出来事を、心地よい軽い感覚で描き切っている。
    砂糖菓子のように甘く溶けてしまう感傷かもしれないが、感傷が力を持ち、力を与えるさまを軽やかに描くのは新鮮。
    真実はそうでなくとも、あくまでも軽やかに美しく、演じて見せるその心意気。不思議な物語である。

    青年などほとんど出てこないこの物語を青年のための読書クラブと語る作者は、このような乙女の自由な想像力が、世の中の青年を救っていると暗示しているのだろうか?
    たしかに、乙女の気まぐれのない世界はつまらないわな。

  • この本は行きつけの図書館にいつもあり、桜庭一樹さんということで
    気になっていたのですが、タイトルだけで「書評だな」と
    思っていたので借りませんでした。

    今回、ふと思い立って手にとって開いてみたら、
    どうやら書評ではない。
    みるみる興味がわいて、読んでみました。

    最初は「昔の話か~。とっつきにくいかな」と思っていたら、
    それがどんどん遡り(時には逆行も)、2019年という未来にまで。

    なかなかおもしろく読めました。

    それにしても読書クラブかぁ。
    そういうの、入ってみてもおもしろかったな。

  • 女子高@東京・山の手、フランス・パリが舞台になっています。
    100年前、50年前、20年前、そして2019年の未来と、横軸に年代別の学園背景があり、
    アングラな存在である『読書倶楽部』にまつわる話が
    縦に深く広がり、そしてそれぞれの話が気付くとお互いリンクしていて、とても楽しく読み切りました。

    美少女とか、おっぱいが大きな女の子が登場するのも
    桜庭さんの本らしかったです。

  • 少女でありながら少年でもある
    表現一つ一つが綺麗だった

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著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば かずき)
1971年、島根県生まれの小説家。
1999年「夜空に、満点の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。
『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編部門)、『私の男』で直木賞を受賞。他の代表作に『GOSICK -ゴシック-』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』などがある。
ゲームのノベライズやライトノベル作品や、山田桜丸名義でゲームシナリオを手がけるなど幅広く活躍している。

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