エデン

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103052524

作品紹介・あらすじ

あれから三年-。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。そしてまた惨劇が…。ここは本当に「楽園」なのだろうか?過酷なレースを走り抜けた白石誓が見出した結論とは。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ2作目。
    今度の舞台はツール·ド·フランス。
    海外チームで活躍するチカが、頼もしく成長していて嬉しい。
    単なる選手というより、仕事人というのが相応しい走りっぷり。
    チームの中での役割を果たす姿が、すごく日本人らしい。外国人選手に囲まれている環境なので、それをより強く感じた。

  • 『サクリファイス』の続編。ヨーロッパに拠点を移し活躍する日本人サイクルロードレース選手チカ。アシストに徹する姿勢、フェアに闘う姿勢がすがすがしい。このシリーズ好き。

    • hibuさん
      ひとみんさん、こんにちは!
      私もこのシリーズ大好きです。チカの日本人らしい献身性とサイクルロードレースの知らなかった部分が知れるのが楽しいで...
      ひとみんさん、こんにちは!
      私もこのシリーズ大好きです。チカの日本人らしい献身性とサイクルロードレースの知らなかった部分が知れるのが楽しいです♪
      2024/01/29
    • ひとみんさん
      hibuさん、コメントありがとうございます!
      面白いですよね!!
      サイクルロードレースの知識が全くなかったので、競技しながらお話できるんだー...
      hibuさん、コメントありがとうございます!
      面白いですよね!!
      サイクルロードレースの知識が全くなかったので、競技しながらお話できるんだーとか基本的なところから驚きでした。続編も楽しみです!
      2024/01/29
  • あれから3年、白石誓はスペインのサントス・カンタンを経て、フランスのチーム、パート・ピカルデイに在籍している

    昨年のプエルタ・ア・エスパーニャ、今年はツール・ド・フランスと日本人が今まで数人しか走っていないグラン・ツールに二つも出場することになる

    ツール・ド・フランスは三週間かけて3000キロメートル以上を走る過酷なレースだ
    その間にはピレネーとアルプスの山越えもある

    大会の数日前にスポンサーが撤退、パート・ピカルデイは解散することが決まっていた 次の移籍先を見つけるためにはこの大会でのアピールが重要な鍵となる

    そんな時、監督からレース展開に関して思いもかけない戦略を提案される
    それは、同じチームのエースをアシストしてきた白石にとっては耳を疑いたくなる提案だった

    レース中の駆け引き、探り合いは、胃が痛くなりそうだが、その緊張感が読んでいておもしろい

    ロードバイクレースというのは、違うチームであっても利害が一致すれば、共同戦線を張り、一緒に戦う。敵であっても騙し討ちのような卑怯な勝ち方をする者はいない紳士のスポーツのようだ

    そしてレースが終われば、敵同士ではあっても同じ道程を行く仲間であるという

    TVでいいから、実際のレースの様子を見てみたくなった





  • 前作に感激し、シリーズ第2弾のコチラも!
    前作同様、ページ数少なく、サラッと読んでしまうことが出来ます。
    しかも、決して薄味ではなく、内容も充実!
    自転車に乗りたくなります!

  • 4.8
    とても面白かった。
    まだ、サクリファイスを読んでいないので、順番から言ってそっちを先に読んだ方がさらに楽しめたのではないかと思う。
    ツールの話を中心として、バランス良く、話がまとめられてます。
    読みやすく、集中して読みきれました。

  • 自転車ロードレースを舞台にしたサクリファイスの続編。前作でスペインのチームに移籍する話で終わったが、そこから2年が経過し、チカはスイスのチームの一員としてツール・ド・フランスに挑む。本格的なレースの話の中に、人間関係も交えて、今作もうまくまとめている感じがした。

  • サクリファイスに続く2作目。
    今度の舞台は、あのツールドフランス!
    そして、今まさにツールドフランス期間中です。
    プロスポーツは、時々選手の思惑とは別の力が働くこともありますが、まさに、チカはそれで悩みます。
    ツールドフランス期間中に読むことをお勧めします!

  • またやってしまった。前作との間に3ヶ月しか挟んでいないのだが30冊挟んでしまったがために、すっかりサクリファイスの内容を忘れている。
    本作はカタカナのチーム名と選手名が多く、そのことにも悩まされた。(私がアホすぎるのだろう…)
    もうこのシリーズを読むのをやめようかと思ったが、サヴァイブとキアズマの他の方のレビューを拝見し、興味は持った。
    しかしサクリファイスを読み直したり、続けざまに読む必要がありそうだ。
    あ〜、他の作家さんの続けて読まなければ忘れそうな本もあるし、大変だあ。

    あ、本作の感想を。
    自転車競技が団体プレイであり、心理戦であり、紳士協定のような暗黙のルールがあることなどが前作以上に理解できた気がする。

  • 今作の舞台はスペインかと思いきや、フランス。しかも、自転車競技の最高峰ツール・ド・フランス。アジア人の出場者はほとんどいない中、日本人として出場。
    チームの解体に揺れながらそれでもサポートとして一生懸命戦う姿に心が動かされた。
    最後は悲しい内容もあったけど次回作が楽しみになった。

  • 前作ほど「アシスト」の魅力は前面に出ていないけど、今作は「仲間」というものが描かれていたように思う。
    チーム内の仲間、チームを超えた仲間。敵同士がひしめき合うプロトンでも、仲間となって協力して走ったりする。
    休養日よりもレース中の方がおしゃべりする時間がある、というのはおもしろい。やっぱり独特な競技だなー

    ニコラが戻ってくることを期待しつつ、続きを読みたいと思います。伊庭がここに参戦したらなお面白いのに。

    ちなみに裏表紙の黄色と白は、ニコラとドニ?

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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