変見自在 サンデルよ、「正義」を教えよう

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 95
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103058762

感想・レビュー・書評

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  • 勢いで続けて読んでいます。
    時事評論ですから氏の著作で古いものは「ん?」そうだった
    かしらん。「ああ…」あったっけなあ。
    人間の記憶力とは一体?
    古い著作程ため息が出てきますよねー。もう忘れておったと

    サンデル教授のTVを欠かさず見ていらっしゃる御仁が
    おりました。高山氏言うように「日本的な常識」感覚あれば
    何やら禅問答言うか。抽象論理に聞こえるのですよね。
    常識を疑え的な正義話は、事をなしたのちに
    後付けで考えてしまってもしようがないだろうなあと思い
    ます。視聴者に対してあえて申し上げたいです。
    そりゃーね…
    都心に住まい、生活安定して居て、何不自由に困らんとは
    言い切れませんが、それなりに落ち着いた都市生活送って
    いれば、なにやらそれが遠いお話として番組として視聴
    できるのでしょうが…。
    オタクらは幸せ何だろうねとしか思えなかったですよ。
    実際の生活とは即断即決せにゃあイカんがね。

  • 一部の真理があっても、思想的に相容れないことが多い。偏狭な勉強だけでは害毒にしかならない。そもそも国粋主義なのでは。攻撃だけしておいて、何も生み出せない。

  • 週刊新潮のコラムを纏めたものなんだけれど、さすがに題名が最低すぎる。

    なんというか、サンデルのことを「1人犠牲にするか、5人死ぬか……」のところだけ、被災地で便乗値上げすることの是非を問うというところだけ、又聞きしたところで人間性を判断して、そこからDISっているというのがありありと感じられるだけに、この作品はサンデル批判としては突出したダメさになっていると思う。しかも、サンデルについて語っているコラムは1つだけだし。

    それ以外はそこまで変なものはなかったものの、サンデル批判の底の浅さを観ると床屋政談以上のものはないよね。NHKの番組を観るか、本を熟読した上で、的確な批判がなされているようであれば価値もあるかなとは思うけれど、さすがにこれはない。羊頭狗肉とはまさにこの本のことを言うのだと思う。

  •  おもしろい。
     短い一文に、大いなる教養を含ませている。
     高山氏はすごい!

  • 著者は元産経新聞記者。保守の立場から見た史観。
    日本文化礼賛、嫌米(というか白人文化)、嫌中、嫌韓の
    典型的な保守思想だが歴史を振り返ると確かにうなずける部分は多い。
    白人がいかに残酷に植民地支配を行ってきたか。
    そして遅れてその流れに乗ろうとした日本に対して何を行ったか。
    また敗戦後の日本で朝日新聞に代表される左翼勢力が
    いかに国益を損なってきたのか。

    国を憂うのは良いのだが、全体に暗く、呪詛に満ちている。
    敵を攻撃するばかりではうまくいかないのではないだろうか。
    どういう国にしていくか、建設的な話が聞きたいと思う。

  • サンデル、意味分からん、、という内容かとおもったら、さまざまな時事ネタにたいする著者の思いを語る内容。まぁ面白いけど、半分くらいか。

  • もともとが雑誌のコラムのため、一節一節の分量が手頃で、通勤時間にどんどん読めます。

    相変わらずの高山節。ついついニヤリとしてしまうブラックジョーク。
    一見まともそうな奴ら、主張、ニュース、そういったものの裏や真実の姿を見抜くヒント・力が身につくと思います。
    とにかく世界は腹黒い。

  • 本物のジャーナリズムを教えてくれる書。世界がいかに邪悪で欺瞞に満ち得ているかを教えてくれる。朝日新聞や岩波書店がいかに日本を中国に売り渡しているかを教えてくれる書。アメリカを含めた白人種がいかに卑劣かを教えてくれる。

  • 先日高山氏の本を読み、日本の歴史について今まで言われているものとは異なった解釈で解説されていて、とても興味を持ちました。
    その本が最新作(7冊目)のようですが、この本はその前の6冊目のものです。

    最近になって、このような動きが出てきたのは、何かが関係しているのでしょうか。いずれにしても歴史の真実を知るためには、歴史を多くの視点で見ておく必要があると思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・百姓はこっそり田を広げて、藍や煙草等をつくって儲けて十分に金持ちだった、代官が検地をし直すというと、一揆を起こすと百姓が逆に脅したので、江戸時代には検地はほとんどなかった(p23)

    ・町人も江戸は原則無税、大店は多少の運上金で済んだ、他所の街では間口で税金が決められたので、間口に比べて奥行きの深いうなぎの寝床みたいな街並みができた(p23)

    ・米国にとって沖縄は「西太平洋の戦略要衝」である、日米戦争の沖縄攻略戦は、「本土の捨て石」ではなく、100年かけた米国の太平洋戦略の最後の仕上げ(p31)

    ・震災という略奪の好機を暴力団や一般市民が見逃すこと自体、米国人には信じられなかった(p34)

    ・調査の結果、フォード車の重心が高く、そのため最初からタイヤの空気圧を約3分の1も抜いていたことが判明したが、だれもブリジストン(事故車両はブリジストン傘下のファイアストン社のタイヤを装着)を擁護しなかった(p55)

    ・日航国際線独占体制には、重要な取り決めがあり、国内線は国際線運営のための涵養路線とする(国内線の収益を国際線に充てる)である(p61)

    ・米国のクジラ狩りは、石油から灯油がとれるようになって大きく減ったが、それでも極寒でも凍らない潤滑油として1960年までは捕鯨は続いた、それも合成油に代われてからなくなった(p67)

    ・ルーズベルトの予想外だったのは日本軍の強さであった、米太平洋艦隊が全滅、3か月もつはずの英領香港の九龍防衛線は1日で落ちた、英戦艦プリンス・オブ・ウェールズはあっさり沈められた(p71)

    ・日本軍がフィリピンに上陸すると、開戦のはじめに30万人の捕虜を抱え、彼らのために収容所をたててただ飯を食わせた、一方で日本軍兵士は、捕虜扱いされずに、降伏日本軍兵士の扱いをうけた(p73)

    ・米国が最も衝撃を受けたのは、ボーイング社製のB17がフィリピン上空でゼロ戦に撃墜されたこと、B29は紫電改や屠竜、地上砲火により400機近くがやられた(p76、81)

    ・米国の戦法はインディアン討伐が原型、まず滅ぼす相手の糧道を断つ、そのためバイソンを皆殺しにした、戦士が決起するとそれを避けて銃後の家族を殺した(p81)

    ・たたら吹きで鋼をつくる場合、1トンの玉鋼をつくるのに13トンの木炭が必要、それをつくるには130トンの木材が必要(p92)

    ・高峰譲吉がアドレナリンの抽出方法に成功したが、米国医学界は今でもそれを「エピネフリン」と呼ぶ、北里柴三郎の血清療法は部下がノーベル医学賞を横取り、高柳健次郎のテレビ受像機、八木秀次のレーダー波受信システムも同様(p96)

    ・ノモンハン惨敗は、実は日本の勝利であったことは、1993年にグラスノスチで史料が公開されるまで日本人は知らなかった(p126)

    ・911テロのとき、田中真紀子は大統領の居場所を記者会見で話してしまい、更迭された(p131)

    ・米国人が米大陸にきたとき、数千万頭の野牛と、2億3000万羽の旅行鳩、1000万人のインディアンが平和に暮らしていたが、それを200年で完全に壊した(p148)

    ・原爆投下の第一候補地は京都、人口86万人、盆地状、梅小路操車場上空500メートルで爆発させれば50万人は死ぬと予想し、その威力を正確に測るためにに通常爆弾による空襲を禁じた(p149)

    ・食品衛生法の施行により、アイスキャンディー屋は壊滅した、彼らは自分の家でアイスキャンディーを作っていて、食品を扱う現場とトイレの距離の規定を満足できなかった(p157)

    ・広島では空襲警報が解除されて市民が防空壕から出るのを待ってUターンして落としている、正確な破壊力を測るため(p183)

    ・初めはアフリカから黒人を運んで農園で働かせていたが、現地で働かせた方が合理的である(帝国主義植民地の発生)と考えた(p189)

    ・東北大の西澤教授は東京五輪のときに光ファイバの特許を申請したが、特許庁は意味が分からず、不受理とした(p195)

    ・占守島の戦いでは、日本側は700人が戦死、ソ連側は数千人の死傷者が出たため、北海道進攻は不能になったので、モスクワは日本政府に文句を言って占守島の将兵に銃を置かせた(p208)

    2011年9月25日作成

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著者プロフィール

1942年、東京生まれ。1965年、東京都立大学法経学部法学科卒業後、産経新聞社入社。社会部次長、テヘラン支局長、ロサンゼルス支局長を経て、産経新聞夕刊にて時事コラム「高山正之の異見自在」を執筆。『週刊新潮』の「変見自在」など名コラムニストとして知られる。著書に、『日本人よ強かになれ』(ワック)、『変見自在中国は2020年で終わる』『韓国への絶縁状』(新潮社)、『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』『韓国とメディアは恥ずかしげもなく嘘をつく』(徳間書店)、共著に『世界を震撼させた歴史の国日本』(徳間書店)など。

「2020年 『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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