マドンナ・ヴェルデ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2320
レビュー : 356
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065722

感想・レビュー・書評

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  • ジーン・ワルツからの流れで。
    NHKでやっていたドラマを放映当時みていたけれど、原作よりもミステリ色を強く出してたのね。原作たる今作、表面的には非常に穏やかで、ゆるゆると進んでいく。
    相変わらずの水面下での腹の探り合い、論理戦は繰り広げられるわけだけど、母娘という間柄ゆえか、バチスタとかよりも深く、ある意味で冷たい。

    ドラマでは社会にバレるかバレないか、というところに主眼が置かれていたが、こちらは徹底的に倫理観の話に終始。
    その点ジーン・ワルツと根底で同じかんじかと思うけども、ジーン・ワルツが医師としての倫理観の言及だったのに対し、今作は一人の人間としての、母親としての倫理観への言及だった。
    この二作は二本で一つ。表と裏という関係ではない。どちらも表であり、どちらも裏。
    双子のようなもの。
    二重螺旋、アンチパラレルなDNA鎖。
    全部見立てになってるのかぁ。

    しかし、疲れたぜ。

  • ジーンワルツのサイドストーリー。
    理恵先生の母、みどりの視点で物語。
    ジーンワルツを読んでいたことが物語の奥行きに功を奏したかな。
    ただ、なんか物足りなさを読後に感じているのはなぜだろう?ジーンワルツは何度も読みたいと思える本だったのに…。

    代理母であり年代の違うみどりの感じ方、暮らし方が私とも違うからなのかなぁ?丁寧な暮らし方は素敵だなと思った。

    医学のたまご、に登場する薫くんがこうして産まれてきたんだー、そっかー、シッターであり生物学的には祖母のみどりさんに育てられたんだね。医学のたまごにはみどりさんはまったく出てきてないよね?

  • 2012/10/24
    自宅

  • 前作「ジーン・ワルツ」を読みながら感じていた、違和感をすっかり払拭された本作。同じ事象を、別の面から見たら・・・という以上に、母としての感情を見せ付けられました。

  • ジーンワルツのサイドストーリー。
    理恵先生のママ、みどり目線の話だったので、ジーンワルツとは雰囲気が全然違ったけど、いろいろ考えさせられました。
    双子ちゃんのその後が知りたいですね。特にしのぶちゃんの。
    結局どちらの子供なのかも、、気になるところです。

  • この作品では内容はもとより、主人公が料理をするシーンの表現が個人的に好きでした。
    なんだか、とても丁寧に料理をしているみたいで、想像するとちょっとお腹が空いてきてしまいました。

  • ジーンワルツのサイドストーリー。代理母側の物語。これまでの嵐のような作品群とは全く違った落ち着いたテンポなので物足りないというか、ジーンワルツの補足を薄く伸ばして一冊にしちゃった感じ。テーマは重たいけど。

  • 「ジーン・ワルツ」の続編。
    代理母出産を依頼された母の目線でストーリーが展開される。

    前作では分からなかった「経緯」が語られていたり、母親の色々な想いなど、読みやすいヒューマンドラマといった感じである。

    物事というのは何を一番大切にするのかということが最も大切なことであって、その方法や過程というのは取るに足らないことなのかもしれない。
    また、慣習や過程に囚われるあまり、本質を見誤ってしまうこともあるんだと改めて考えさせられた。

    代理母出産については、倫理的に違和感を感じるが、ひょっとしたらそれは単なる刷り込みに過ぎないのかも知れない。
    もう少し、視野を広げて物事を考える必要があると気付かされたように思う。

  • ☆☆☆$$文句なしの面白さ。$$以前読んだジーンワルツの平行線、医学のたまごの前日談として$$非常に優れた話し。$$平和に優菜の親となれたことのありがたさを実感

  • 医学のたまごを読んだ後に読みました。
    面白かった。見てないけどサロゲートマザーという映画を思い出した。別視点で、たとえば、あの決定にはそういう裏があったんだというような舞台裏をのぞいている感覚があった。
    手法としても面白いし。
    最後はもっとドラマティックになるかと期待してたけど、そっちの方はそうたいしたことはなかった感じでした。

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著者プロフィール

海堂 尊(かいどう たける)
1961年、千葉県生まれの作家、医師。医師としての所属は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務(2018年3月時)。
2005年に『チーム・バチスタの崩壊』で、第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同作はのちに『チーム・バチスタの栄光』と改題して出版される。映画・テレビドラマ化もされた代表作となった。

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