スカラムーシュ・ムーン

著者 : 海堂尊
  • 新潮社 (2015年7月31日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103065753

作品紹介

僕は、日本という国家を治療したい――海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「ワクチン戦争」が勃発する!? 新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲った。霞が関の陰謀を察知した医療界の大ぼら吹き・彦根新吾は壮大な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。浪速を、そしてこの国を救うことはできるのか。医療の未来を切り拓く海堂エンタメ最大のドラマが幕を開ける!

スカラムーシュ・ムーンの感想・レビュー・書評

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    僕は、日本という国家を治療したい――海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「ワクチン戦争」が勃発する!? 新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲った。霞が関の陰謀を察知した医療界の大ぼら吹き・彦根新吾は壮大な勝負を挑むべく、欧州へ旅立っていく。浪速を、そしてこの国を救うことはできるのか。医療の未来を切り拓く海堂エンタメ最大のドラマが幕を開ける!
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    「たまごのお城」でバイトするナナミエッグの娘・まどかの話しから始まったので、医療問題と何がどうつながるのか、と興味津々で読み進んだ。浪速府、日本三分の計、インフルエンザワクチン騒動、警察との駆け引きと、さまざまな問題を含み、彦根が日本全国から海外にまで飛び回って策略を巡らす。今回の彦根は、片時もじっとしていない。浪速府と警察と厚労省の利権がらみの駆け引きにはいささかうんざりしつつも、まどかたちの有精卵作りを手に汗握りながら応援することで、物語にメリハリができて愉しめた。彦ねの次の登場が愉しみになる一冊でもある。

  • 「ナニワ・モンスター」続編。でもそれだけじゃなく、これまでのいろいろなシリーズが関わっています。モンテカルロだとか極北だとか、馴染みのある地名もいっぱい。そして今まで登場しながらもいまいちキャラの良くわからなかったスカラムーシュ・彦根が大活躍。
    医療よりも政治的な色合いの強い物語なのだけれど。ワクチン戦争って……医療関係者としては「なんてことするんだ!」って印象です。そんなの政治の駆け引きに使うなよ!
    駆け引きの部分は面白くは読めるものの、登場人物がどれもこれも腹黒いやつばっかりで(苦笑)。そんな中で奮闘するナナミエッグのパートにはなんだかほっこりさせられました。

  • ラストが~~~!!!
    いっつも、最後にああゆう場面を持ってきて、妄想させてくれますね。(笑)
    シオンが離れた理由が、イマイチぴんときてなかったから、ともかく良かった。
    一気に、ナナミエッグのみんなのこと、飛んでしまいました。
    ベネチアでの、巡礼者のような旅。たどり着いたのは、信念という根っこの部分。
    彦根は強いなぁ。その信念があるから、いくら策で負けても、その信念が根付いていくんだよ。
    雨竜、マサチューセッツには、曽根崎さんが待ってるよ!こてんぱんにヤラレテ下さい!
    あと、一人は、田口先生を戦車に乗せた?東堂さんかしら?

  • 『ナニワ・モンスター』の続きであり、『ケルベロスの肖像』の裏の話といった感じ。
    タマゴの話から始まり、彦根が浪速と桜宮を行き来し、あのモナコに行って亡き天城の資金を譲り受け、ジュネーブのWHOに赤十字、ベネチアと幅広く移動。
    天城の話が出てくると、スリジエ以降今でもちょっと切ない。
    浪速の村雨を中心に西日本構想を立ち上げるつもりが霞が関の反撃に遭い、季節が一巡りする間に桜宮のAiセンターは『ケルベロス…』の話の通りに崩壊したりと目まぐるしく終わり、彦根は浪速を去ることに。
    その政治的な話の間にあるキャメルインフルのワクチン準備の話は面白く、有精卵事業を立ち上げた三人の話はまた読みたいです。クロスオーバーの好きな作家さんなのでまたどこか出てくるかもしれませんが。
    そして、彦根の傍にはやはりあの人がいないとね。

  • 表題の如く、“スカラムーシュ”・彦根先生がメイン。
    浪速の医療国家としての独立のため、日本国内だけでなく、モナコ・ベネツィア・ジュネーヴまで、移動距離ハンパなく飛び回っております。
    相変わらず頭がキレて、弁の立つ彦根先生ですが、いかんせん“孤軍奮闘感”が否めなく、敵も多いので、読んでいてハラハラさせられます。
    併せて、彦根構想に巻き込まれたかたちの、有精卵プロジェクトに取り込む若者達も危なっかしくてハラハラしつつ、そして応援しておりました。
    ラストは・・・まあ、亜麻色の髪の彼女が戻ってきてくれた。という事で良しとしますか。
    そして二人はどこへゆくのでしょう・・。

  • ナニワモンスターを読んでないので、早速読まねば!
    他の作品ともリンクしているので、読んでるはずなのに自分の記憶があやふやなのが悔しい!
    ナナミエッグの話が医療や政治の話とは異なったトーンで微笑ましく読ませてもらったが、この後彼等がどうなるのか・・・。
    そしてシオン・・・良かったあ。

  • ナニワを襲ったキャメルウィルス騒動の後、彦根は加賀市にいた。ワクチン供給を可能にする有精卵を求めて。

    う・・うぅぅうん。
    官僚批判と、時事ネタ(維新の会モチーフ)と、青年起業を柱に、気障で古めかしい比喩や思わせぶりな仄めかしを散りばめたお話。
    故事成語やたとえ話やらなんやらはそこそこ知っているのだけど、「レミングの群れ」(聞いたことはあるけどウロ)「累卵の危機(正確には危うき)」はググりました。おかげさまで一つ賢くなれましたけれども。
    三本柱の中では「起業」の部分が一番身近だったためかおもしろかったです。鳥インフルエンザ禍に見舞われた養鶏農家の方々は、どんな思いで鶏たちを処分したのか、改めて考えさせられました。それに対する「鳥類」に鳥インフルエンザワクチンを打たせない理由も「なるほど」と、良策下策は別として現在のところ他に選択肢がないことを呑み込んだ。
    なんでかな、海堂センセの描く女の子はなぜか魅力的でない。ルックスは美人ばかり出てくるのだけど、「いやいや、もっと賢いだろ」と思ってしまうなぁ。
    それにひきかえ徳衛センセとか宇賀神総長とかじいさんは魅力的なんですよねぇ。
    思うに海堂センセは魅力的な先達には恵まれたが、女の子からはもてなかった・・というところだろうか。(失礼)
    そして天城センセイの幻影や世良センセが登場したのはうれしかったですが、彦根センセがヴェネツィアに行くとこ、いる?????
    気障ったらしさ満載で、それが天城センセテイストなのだけれども、それ、いる?????
    検察内部の権謀術数はもう退屈の極みで、その部分はイノセント・ゲリラ(ひいてはナニワ・モンスター)とリンクしてんだろうけど、もうイノセントゲリラ読んでから何年たってると思ってんの?!?!覚えてないわぁああああ!刊行間隔すら利用して幻惑してくんのヤメテ!
    わからせたいの、ケムにまきたいの、どっちや!
    と、主張しておきます。
    まどかちゃん、がんばってね!

  • 「スカラムーシュ・ムーン」読み終わってちょっと経ってから、秀逸な題だなと気付いた。

    他の本の内容は後ろにまとめて注釈つけて欲しいと思ってしまった。

  • おお、読みづらい

  • 他の作品を読んでから時間が経ってるため、登場人物の関係性とか出来事とかが曖昧なまま読み進めてたらこんがらがったけど、読み終わったらストンと落ち着いた。
    人物相関図と小説の時系列が冒頭にあるといろんな話が複合的に絡むのが分かって面白いのになーと思ったり。

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