- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103068112
感想・レビュー・書評
-
表紙が素敵!初期と比べてとても読みやすかった。
丁度何処かへ旅に出たい、異国のものに触れたい、そういった気分だったのでどんぴしゃでした。想像力をフル稼働させて物語にのめり込む快感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉や表現が綺麗。世界観や登場人物が独特。淡々と話が進む感じが好き。
-
とりたててストーリーもないので、重い作品の合間の休息用や、何冊か並行して読む場合の箸やすめ的に読める作品。
良い意味でも悪い意味でも、初期作品ほど表現がくどくない。
久しぶりの長野作品でBLだったらどうしようかと思ったが、そんな感じもほとんどなく安心した。
毒にも薬にもならない・・・と言ったら言い過ぎか。
この人の作品ならではの「世界観」を味わうための作品。ただ、あまりにも乾燥した感じだったので、もう少ししっとり系でもイイかも。 -
■きび色の沙漠、“船”での暮らし、謎の航海日誌カルトローレ。長野まゆみの新境地が白い世界にきらめく。作家生活20周年記念作品。
■■独特の世界観。今回は異世界ファンタジー。文章びっしりで読み応えがありました(っていうか会話文が地の文と一緒になっているせいでそう感じるんだと思う)。淡々しているのに、微妙な起伏があってそれが面白い。ラピュタを思い出した。長野テイストの人間模様に少々混乱しかけるが、それもまたこの物語のスパイスだと思う。謎めく登場人物が魅力的。あと出てくる食事がいちいち美味しそうでいい。しっかりと作りこまれた世界観は映像が目に浮かぶようでした。 -
どこまでも続くきび色の砂原、静かに過ぎ行く日々。
静かな気持ちになりたい時に手に取る本です。
謎は謎のまま物語は終わりますが、私たちは彼らの生活をほんのいっとき垣間見ただけ。
真実に向かって手に汗を握る展開になるわけでもない、ただ謎が増えていく物語ですが、何がこんなに気持ちを穏やかにしてくれるのか、何度読んでも解らない不思議な作品です。 -
結論は結局よくわからなかったけど、雰囲気を楽しむのにはとても良い。
出てくる食べ物がおいしそうだな・・・。
レモンパイに、レモネードに、感想トマトのソースをかけたオムレツに・・・。
「船」から下りた主人公が、のりづけされた日誌の調査をしながら生活する様子。
水を読むワタ、役人のコリドー、謎のエルジンなどキャラクタがたっている。
刺青、クロシェ、日誌からのびるつる草、砂漠。 -
途中まで読んで、何故か放棄してしまった作品。
肌に合わなかったのか、それとも今になれば読めるのか。
表紙はとってもわたし好みです! -
出てくる食べ物がおいしそう…